最後の恋 MEN’S―つまり、自分史上最高の恋。 (新潮文庫) | |
朝井 リョウ,石田 衣良,荻原 浩,越谷 オサム,伊坂 幸太郎 | |
新潮社 |
最後の恋に引き続き読んでみた。
今回は7名の男性作家が書いている。
僕の舟 伊坂幸太郎
3コデ5ドル 越谷オサム
水曜日の南階段はきれい 朝井リョウ
イルカの恋 石田衣良
桜に小禽 橋本紡
エンドロールは最後まで 萩原浩
七月の真っ青な空に 白石一文
一番衝撃だったのは「イルカに恋」だった。
石田さんは「池袋ウエストゲートパーク」の著者。
この作品も好きだった。
作者が男性だから、女性だからということはないが、こちらの本の方があっさりしている。
女性が主人公の作品ばかりであるが、本当の女性はこんなにあっさりしていないかなという感じ。
「エンドロールは最後まで」の主人公の上から目線や自分の本心を心の底に押し込もうとしているところは、自分を見ているようで痛かった。
「七月の真っ青な空に」の出来事も自分の開けたくない心を開けていくようで痛かった。
ただ「恋愛したいな」とは思わない本だった。
男性目線から見たらどうなのか。
まだ、姉妹本に「最後の恋 プレミアム」があるが、もう最後の恋は沢山かも。
なんとなく、この本「最後の恋 MEN'S」がそう思わせてくれた。
最後の恋 プレミアム―つまり、自分史上最高の恋。 (新潮文庫) | |
阿川 佐和子,大島 真寿美,島本 理生,森 絵都,乃南 アサ,井上 荒野,村山 由佳 | |
新潮社 |
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