オバサンはタジタジです

久しぶりに職場の飲み会です。
私の専属ホスト君も一緒。

２次会のカラオケでは、お約束のように私の隣に座ります。

トイレに行こうと、部屋を出ると、トイレから戻ってきたホスト君。
満面の笑みで、両手を広げ、
「ニャンコさん、チョコありがとうございました。嬉しかったです」
と言いながら、私のほうにやってくる。

え、えぇぇ・・・。
抱きしめられただけですが、予想外のことだったので、オバサンはオロオロ・・・
予想外のことは苦手です。

オンチの私、普段カラオケを歌わないのですが、今日は特別。
倖田來未の「Ｓｅｌｆｉｓｈ」を歌いだすと、反対側の隣に座っていた後輩が、
「ねえさん（彼は、私のことをこうよびます）、昔かっこよかったのはわかっています。若ぶらなくてもいいですよ」
彼は、入社したとき、茶髪・ロン毛の私を見て、「この会社にも、こんな人がいるんだ」と驚いたそうです。

「昨日の飲み会でも、昔の髪型がいいって、言われたけど・・・」
と気を落としていると、すかさず隣のホスト君、
「ニャンコさんは、かわいいですよ」とフォローする。
今日の、君は１００点です。

「ねえさん。『天城越え』にしましょうよ」
「うるさいわね。『Butterfly』入れて」