ひとり気ままに

バツイチ女のひとりごと。離婚した人も、離婚を考えている人も、そしてこれから結婚する人も、「気ままな話」を聞いてください。

高校受験

2006-02-22 16:22:26 | つぶやき
姪っ子が高校受験だった。
勉強が嫌いな子で、私が勉強を教えに行っても
公式や、図形を解きながら、
「この問題、大きくなって必要?」
と聞いてくる。

「そうね、私はたまたま仕事の関係で使うこともあるけど、知らなくても生活に困らないと思うわ」
「そうでしょ。足し算、引き算ができて、お金の計算ができれば大丈夫でしょ。私、大きくなったらレジ打つ人になりたい。高校も、勉強嫌いだから、行かなくてもいい」
さすが、私の血を引く姪っ子である。

本当に勉強が嫌いで、できなくて、周りの大人たちはどうしたものかと困っていた。
「学習塾」にも通わせなかった。本人が行く気がないのだから仕方がない。
それでも、少しでも勉強が理解できるようにと、3年生の夏休み過ぎから、「家庭教師」を付けた。
優しい女性の先生で、「良くわかる」と少しはテストで点数を取れるようにはなった。

大人たちは、
「やっぱり、お高い私立の高校しかダメかしら・・・」
とすでに、お金の計算をしていた。

ところが、本人の口から出た言葉は、
「私、勉強できないから、スポーツの推薦を受ける」

静岡県の高校受験制度は随分変わって、公立の1次、2次。私立の1次、2次があるらしい。
彼女は、公立高校の1次試験の、スポーツ推薦で合格してしまった。

「合格」を聞いた私は
「人生ってわからないわね」
と笑ってしまった。

姪っ子は2月生まれなので、小さいときから他の子に比べて運動神経は劣っていた。
小学校に入ると、ぐんぐんと大きくなり、「肥満児」になってしまった。
もちろん、逆上がりもできず、マラソン大会ではビリ。
運動大嫌いだった。

中学に入り「卓球部」に入部した。
ここが彼女の人生の分かれ道。
運動は辛かったようだが、見る見る間に身体が締まり、背がぐんぐん伸びていった。
「肥満児」だったことがウソのようになる。
「卓球」も面白かったようで、暇があると、市民体育館に練習に行った。
我が家は、お嫁さんも、母も、私も卓球経験者で、初心者の姪っ子を相手にするくらいはどうにかなった。
試合も勝つのが楽しかったようで、少しは成績を残したようだった。
3年生は引退なのに、彼女は部活に残り卓球を続けた。

私が卒業した高校は、卓球が昔から強かった。
彼女は、この公立高校に推薦で入ろうと、そのころから考えていたようだった。

運動嫌いの子がねぇ。スポーツ推薦ねぇ。
人生わからないわ・・・


ちなみに、私も高校で卓球部に入部しようと、見学に行き、隣で細々と活動をしていた体操部に入部してしまった。
3年間、ハードな卓球部を横目で見ながら、「入部しなくて良かった」と新体操のリボンを振っていた。
新体操部の別名は「美容体操部」だった。
おかげさまで、楽で、楽しい3年間を送りました。

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