ささやかな、でも難しい願い

対岸のカワちゃんを追っかけながら撮っていたら
「いるんだね～ 見たいなぁ　でも、もう目が・・」
振り向くと杖を片手に銀髪のおばあさん

その日から散歩バッグには１冊の写真帳
「これが昨日の ほら、あそこにいたカワセミ」
なんて説明しながら見ていただいてる

今朝「アンタの写真は愛情がこもってて良いねぇ
でもいつもおんなじに感じるのは気のせい？」

するどい指摘の矢がぐさり、と胸に刺さった

そうなんだよねぇ
くつろぐのは大体お気に入りの場所や枝
スクランブルに飛び回るときは一瞬で飛び立つ
おばあさんに私が撮った「ホバリング」を見てもらいたい～
それが今の私のささやかな願い

今日はじゃれあって突きあって魚の取り合いに
疲れてひと休み中の兄弟カワちゃん