朝食後エリックにお礼を言って別れ、イザベルと一緒に向かったのは、まず「パリに一軒家がある地区があるのよ」ということで、ビュットショーモン公園の近くだった。
そこはミッシェルさんの家のすぐ近くで、実はミッシェルさんの奥さんのJクロードの案内で一緒に行った事があったのだが、何回行ってもいいので、それは伏せて楽しむことにしたのだった。
Jクロードと行ったところより少し外側の大きなビルが立ち並ぶようなところの近くまでも行ってみた。
そして、ビュットショーモン公園を散歩。
お昼は「サンドイッチを買って公園で食べる?」と言ったら、「いい考えね」とイザベルが言った。
お昼を食べた後は、トイレ休憩もかねて近くのカフェに入った。
その後2019年のクリスマスにサプライズでミッシェルさん夫妻とランチをすることになるカフェなのだが、彼らもお気に入りの店だった。この時、この辺りでふらっと入ったにしてはいい選択だったのかもしれない。
次に向かったのはモンマルトル。
久しぶりだ。モンマルトルは最初のころはプチホテルに宿泊したり必ず訪れる場所だったが、ここ数回は訪れる機会はなかったので、嬉しかった。
ケーブルで上り、丘に着いたとたん物売りがやってきたが、イザベルが追い返してくれた。切符売りだったと思う。
何度も行ったテルトル広場、ラパンアジルもあるが、壁抜け男の場所、ピカソの住んでいたところなどまだまだ知らなかった初めてのところもあった。
ここで昔ランチを取ったことがある小さな店↓
壁抜け男↓
そんな時目に飛び込んできたのは、家具の搬出場面だった。大きな家具を窓から下ろしていたのだった。
フランスのアパートは古いところや小さな入り口や階段、またエレベータなしのところが多いので、気になっていた。
そうか、このようにして出し入れするのか、とその様子を興味深く見た。
またモンマルトルの下で少し休憩をするためカフェに入った。
イザベルはアメリカ系の会社で働いていて、日本の富士通でも一時その会社の関係で働いていたことがあるのだが、結局解雇され、この時は数学の教師を目指して大学へ通い、勉強中だった。今は高校の数学の教師として働いているそうだがが、コロナ禍でオンラインが続き苦労していると聞いている。
その後は、モンマルトルからムーランルージュを通り、パリの中心部、証券取引所のあたりまで歩いた。下りだったので、疲れもなく、きっとあまり治安がいいところではないのかもしれないが、初めて歩くなかなか面白いコースだった。
トリニテ教会という初めてみる教会の近くのメトロ駅でお別れをした。
ギャラリーラファイエットに横付けされる大型バスを降りて並ぶ中国からの観光客に驚く↓
トリニテ教会↓
証券取引所↓
地下鉄一本でアパートまで帰れる。
今日の夜もディナーの約束が待っていた。
リヨン駅近くのブルトン家族である。こちらもパリでは珍しく、一軒家ということで楽しみだ。借りているマリーアンジュのアパートからはバスで一本で、とても便利だ。