マルセイユの朝食は、エンマが搾りたてのオレンジジュースを上手に運ぶところからスタート。
Lilleのおばあちゃん御用達の特別なバターとお手製のジャム↓
彼女は明るいだけでなく、とても利発なお嬢さんだ。どことなくエンマからするとひいおばあちゃん(フランス語では、マミー・グラニットというようだ)にあたるエブリンに似ている。
ヴィルジニも「性格が似ているのよ」と笑う。
今日もお任せだが、朝から近くを散歩して、そのあとは、カシーという海辺の町へ行くことになった。
エンマと一緒に近くの公園まで散歩したが、途中、花を摘んでは「プレゼント」と私にくれた。本当に愛らしい。
公園に行くと今度は遊具に次々とチャレンジ。どうやら簡単ですぐできるものは物足りないらしく、難しいものにチャレンジしたい性格だとわかった。
散歩から戻って、車でカシ―に向かった。
車の中でも、元気いっぱいで、保育園ではお昼寝もするはずだが、この日は全くお昼寝もしなかった。
カシ―について、まずランチ。
ブイヤベースではなく、彼らのおすすめの「アイオリ」という温野菜をソースで食べる南仏?マルセイユ?の名物をいただくことにした。
夫はやはり魚をということで、最初サーモンを選ぼうとしたら、すかさずミッシェルが、「ここではサーモンは選ばない方がいい」ということで、ここの海であがったであろうイワシを選んだ。
海辺の魚屋のおじさんは、「日本人?」と何やら嬉しそうな顔をしていた。まだまだ日本人観光客は少ないのだろう。
ランチをいただいたテーブルの隣にエンマと同じくらいの男の子を連れた若い夫婦(確か奥さんがフランス人でご主人はイタリア人)が座った。
エンマはしっかり自分の分を食べて、食べた後は1人でよく遊んでいたのだが、この男の子はあまり食べず、1人で遊ぶこともできなくて、お父さんに叱られて泣きべそをかいていた。
するとエンマが誘いに行き、二人は仲よく遊びだした。
後でヴィルジニ夫妻が話をすると、何と同じマルセイユの住宅街の中に住んでいるということだった、マルセイユに来るまではスペインに住んでいたらしい。
日本にもご主人は仕事できたことがあると言い、またいつか行きたいと言ってくれた。
こんな出会いもまた貴重なことで、アドレスを交換してみたが、まだ連絡はしないままだ。