フランス人交友記録

フランス人との交流を通して感じたことを書いています。

小雨(涙雨?)のなか、とりあえずマドリッド市内観光へ。

2021-08-31 08:36:28 | 2015年スペイン旅行(マドリッド~アンダルシア)

アトーチャ駅の次は、まず有名なミゲル市場へ行ってお昼を食べることにする。

初めてのメトロでドキドキする。この数年前息子の友人がマドリッドだったかバルセロナだったかのメトロで、4人組に囲まれたと聞いていたからだ。

しかし、パリのメトロに比べると少し明るい気もするし、そこまで心配な感じもしなかった。

マヨール広場に着いた。

広場に面した回廊は、大きさは違うが、少しパリのヴォージュ広場にも似ている。

そして、市場へ。

市場に行くのは楽しい。その土地ならではの食べ物など見られ、人々の生活を感じることができる。ここは有名で、チャールズ皇太子も来られたようだ。少しお澄まし系の市場と言えるだろう。

物価が安いと言われるスペインだが、この市場はものすごく安いという感じでもなかった。

 

スペインの食で、出発前に食べたいと思っていたものは、もちろんパエリア、そしてガスパチョ、あとは飲み物でサングリアだった。

 

まず白ワインのサングリアに驚いた。おしゃれなガスパチョを選んでみた。ピンチョスとかタパスというものだろう。小さなグラスに入っていた。同じく小さなパエリアも注文した。

生ハムのサンドイッチも食べてみる。

お腹が膨れたところで散策スタート。

あいにくの空模様で、雨が降り出してきた。

今日は市民マラソンの様なものが行われていたが、日本なら通行できない規制があるが、まったくなかった。

走っている人の間をぬって反対側に渡れるのだ。

いかにも自由だ。日本ではなぜできないのだろうといつも感じる。

 

街を歩いてみた。

 

なかなかいい感じ。好きな街並み↓

王宮の方へ向かって歩いていく。

 

 


到着翌日、早速大失敗に気が付くもどうしようもできなかった話

2021-08-30 08:21:32 | 2015年スペイン旅行(マドリッド~アンダルシア)

友人泊と比べてのメリットで一番なのは、やはり日本からの到着日そのまま眠れることだろう。ぐっすり眠り、朝早く目が覚めた。

友人宅だと必ず気を使ってくれて軽い夕食が待っているから、すぐには寝られない。

 

今日は1日ゆっくりマドリッド観光の予定だ。

部屋からの眺め↓

ベッドの上で、明日セビリアへ向かうため、チケットをチェックして、呆然とした。

なんと!!!!!

コルドバを日帰りにしたため、列車のチケットを変更したはずだった。

確かにキャンセル料を払ってキャンセルをした。しかし、よりによって、あろうことか、同じ日の同じ時間のチケットを再予約してしまっていたのだ。

白い村に行きたくなり、変更キャンセルが効かないチケットを一回無駄にして、取り直したのに。

2回も無駄にしてしまう。何か方法はないものか。

チケット予約代理店に連絡を取ろうと思った。が、着いたばかりで携帯はネットさえまだつなぐことができていなかった。

 

たまたま向かいの部屋に泊まっていたのは、日本人だった。

そこで、恐る恐るノックをした。

若い子だったがとても親切で予約代理店の電話番号を調べてくれた。

電話がわかれば、高額ではあるが電話ができる。

でも、案の定「変更キャンセルが効かないチケットだから無理です」というではないか。まあ当たり前だろう。

「無理だと思うが、駅の売り場で聞いてみればいい」とも言われたので、今日はまず駅へ行かなくてはならなくなった。

 

その前に朝食をと、外に出るとそのホテルのビルの1階にパン屋があった。

 

モーニングセットのようなものがあったので、頼んでみた。パンと飲み物はオレンジジュースにしてみた。

そこで私は、スペインのオレンジのおいしさに感激した。世界のオレンジを食べたわけではないが、世界一美味しいと思った。少なくとも人生の中で一番おいしいオレンジジュースだった。しかもびっくりするほど安かった。

 

アトーチャ駅に行ってみた。チケット見せたが、「そのチケットはキャンセルも変更も不可」と冷たく言われた。

予想通りとはいえ、幸先が悪く、「あーフランスへ行かなかったから、こんな目に遭うのか」と、ちょっと恨めしく思った。

 

本当は少しでもフランスに寄りたかったし、最悪でもトランジットをアムステルダムでなく、パリで出来る便を選びたかった。でも値段も違い、到着時刻も遅くなることもあり、アムステルダム経由便にしたが、今回のスペイン旅行は、行きたかった気持ちはもちろんあったが、フランス好きの私としては、恋人を裏切るような思いが少しあるのだ。




マリーアンジュ夫妻と偶然同じ飛行機でアムステルダムまで一緒に。

2021-08-29 10:57:00 | 2015年スペイン旅行(マドリッド~アンダルシア)

初スペインへ出発。

 

関空ではちょっとした楽しみが待っていた。

 

というのもこの4月にフランソワ夫妻の娘のマリーアンジュ夫妻が来日していた。もちろん我が家にも2泊だったと思うが滞在し、彼らが借りていたレンタカーで明日香村など一緒に訪ねたのだった。

それが出発のわずか2日くらい前だった。

 

そして、彼女らの帰国日はわかっていたが、もしかして、と尋ねたら、なんと同じ日の同じ便で関空からアムステルダムまで一緒だということが分かったのだ。

こんな偶然はなかなかない。

 

ちなみに空の上ですれ違うねとメールが来たのは、通称「やじさん、きたさん」で、彼らはパリから入れ違いに来日するとのことだった。

 

関空で予定通りマリーアンジュ夫妻に会えて、一緒にチェックを受け免税店でお土産を買うという彼らに付き合った。

帰国後まもなく父親のフランソワの誕生日だということで、抹茶のバウムクーヘンをケーキ代わりに買っていた。

機内の座席は離れていたが、休憩のため歩いたり後部の方に行ったりしていると、彼女たちもやってきて話をしたり、機内の映画で面白そうな「舞妓はレディ」などを勧めたりもした。

 

旅は道連れというけれど、長いフライト中、隣とかではなくても同じ飛行機にいると思うだけで、退屈がいつもよりましなのはありがたかった。

 

アムステルダムに到着。

アムステルダムは、はるか昔パッケージツアーで最後の訪問地だったが、その時以来で実に35年ぶりになる。

 

旅慣れた彼らと一緒で、とても心強かった。

というのもトランジットも久しぶりだったし、スキポール空港はとても大きな空港だったので、少し心配していた。

 

ここでお別れだ。

二人はここからパリへ。

彼らはその時はリヨン在住で、ご主人のマニュエルはパリからTGVでリヨンへ直接戻り、マリーアンジュは一旦パリ郊外に住む両親宅へ子供たちを引き取りに行き、お父さんの誕生祝をしてからリヨンへ戻るとのことだった。

ここからは緊張。初めてのスペイン、そしてマドリッド。

空港からはタクシーか空港バスでと考えていたが、まだ明るいこともあって、バスにすることにした。

こんな景色をバスの中から見ながら↓

駅のそばの宿なので、アトーチャ駅のバス停からは徒歩で。

すぐにわかった。

アトーチャ駅↓

 

そして、宿の人が降りてきて、荷物を運んでくれた。

部屋は狭いが、清潔だ。何より宿の人は英語も話さないが、優しそうな人だった。

とりあえず、寝て明日に備えよう。






かくしてスペイン旅行の計画は出来上がった。

2021-08-28 09:13:09 | 2015年スペイン旅行(マドリッド~アンダルシア)

 

2015年 スペイン旅程

 

①大阪関空 → アムステルダム経由 → マドリッド着

②マドリッド観光

③マドリッド → セビリア

④セビリア観光

⑤セビリア → グラナダ

⑥グラナダ観光

⑦グラナダ → ネルハ → フリヒリアナ → ネルハ

⑧ネルハ → マラガ → マドリッド

➈マドリッド → トレド

⑩トレド

⑪トレド → マドリッド

⑫マドリッド

⑬マドリッド → アムステルダム経由 → 関空



この年は,仕事を始めて一年目で旅行は出来ないと思っていたのだが、出発の2週間前に偶然見つけた航空券が、税込み八万円を切る安さだったので、決行することにした。

エールフランスの共同運航便のKLMを使って、アムステルダム経由マドリッドへの便であった。

 

旅程は上記の通りだ。

12泊の旅程で、バルセロナが入っていないことが不思議に思う人もいるかもしれない。

私は近代的な建築物には興味がないこともあり、あえて外したのだった。

もし今後行きたくなった時は、フランスから入ることもできるので、今回はバルセロナ抜きで、マドリッド発着便を選んだ。

アンダルシアはどうしても訪問したかった。グラナダ、セビリアだ。

そして、私の住んでいる都市と姉妹都市のトレドも出来れば入れたい。



スペインは、フランスと違って友人宅に泊まる旅ではないので、まず宿の予約から始めることにした。

私の旅は少予算の旅行なので、宿は寝るだけだし、基本的にB&Bのようなところで十分だと思っている。

 

首都マドリッドの宿は総じて高めだ。

到着日は夜着なので、駅に近いところで探した。まず2泊する。

 

ザクッと最初に考えたプランには、コルドバ泊が入っていた。

そして、グラナダ、セビリア、この3か所をどういう順番で回るか。

コルドバの宿はこの中で、私の予算( 70ユーロ以下、できれば50ユーロくらい)に合うものが見つからず、列車の時間や予約状況から見て、1泊にとどめようと考えた。

 

そして、セビリア → グラナダ → コルドバの順で回るつもりで、列車も予約した。

なぜかスペイン国鉄RenfeのHPの予約でクレジットカードを使うことができなくて、仕方なく、日本の代行予約サイトから予約を入れた。



しかし参考のためスペイン旅行のブログなどを見ていて、「白い村」フリヒニアナに行きたくなってきた。

安い列車だったので、キャンセル変更きかないものだったので、諦めかけた。

その時、思った!!

そうだ、コルドバは宿が高いので、日帰りにしよう。朝早くネルハを発ってマラガまで行き、そこからコルドバへ行けば、お昼くらいには到着できるだろう。何とか、ぎりぎりで日帰りも可能だ。夕刻にコルドバを発てば十分マドリッドに戻れる。

白い村、フリヒリアナに行くための宿はネルハで安い宿が見つかったので、鉄道のキャンセル料を払ってもほぼ同じ額になる。

 

グラナダ → ネルハ、ネルハ → マラガもバスを使えば、節約になる。

結果的に私は「白い村・フリヒリアナ」観光も旅程に入れられたことで、大変満足だった。

 

トレドの宿は少しいいホテルが安くなっていたので、ちょっと奮発。でももちろん予算内である。他は小さい部屋だからまあ最後の方でこのようなホテルもいいだろう。

 

旅程は決まった。宿も鉄道もバスも予約ができた。

 

もう少し詳しく旅の内容を煮詰めていこう。

 

スペインにも知り合いはいることはいる。

アルハンブラ宮殿で仕事をしている夫妻だった。連絡を入れてみたところ、彼らは今はマドリッド郊外に住んでいるという。

「夕食に招待したい」とありがたい申し出があった。

 

そして、日本人の友人の紹介で、グラナダに住む青年が、案内役を買って出てくれた。

 

あとは、アルハンブラ宮殿の予約だ。

しかし、これが残念なことに予約枠はいっぱいだった。

残るは当日券しかない。それに賭けるのは、ある意味ギャンブルだ。

 

フランス人の友人に相談もした。「アルハンブラ宮殿に行けないグラナダは魅力がないから別のところにすればいい」と言ったのは、クリスチャンだった。

フランソワーズ夫妻は「アルハンブラ宮殿が見られなくても、小規模だけどセビリアのアルカサルも少し似ているからそれを見ればいい」と。

 

私がまだ迷っていた時、案内役の青年を紹介してくれた日本人の友人の言葉が私を救った。「美術や、歴史や建築などに興味がなくても、街を歩くだけで私は幸せ。アルハンブラ宮殿に行けなくてもきっと満足できると思う」

 

そうだ、私もそうだ。万一アルハンブラ宮殿に行けなかったとしても、グラナダの町を歩くだけでいいではないか。と思えたのである。

 

このようにして、二週間足らずにしてはまずまずの、私のプランは出来上がった。

 


最も親しい人たち三組の家にばかり泊まり歩いた旅だった。

2021-08-26 09:39:29 | 2016年秋の旅行(パリ・コートダジュール)

2016年の旅行を振り返って

 

この旅行は、コートダジュールでアンリ夫妻、そしてパリでミッシェル夫妻と、一泊だけパリ郊外のフランソワ夫妻と旧知のカップル宅での滞在だけだったので、本当に気を遣うこともなく、親戚の家を訪問するような滞在だった。

 

一緒に毎日行動を共にするので、朝も帰宅後も簡単なものを用意してくれたアンリ夫妻。外食や御馳走も嬉しいが、こういう日々の食卓を垣間見ることができ、一緒に味わえるのも親戚関係レベルならではだった。

それはミッシェル夫妻宅でも同じで、朝はミッシェルさんは不眠症なので早く目が覚めコーヒー一杯だけだそう。ジャンヌクロードはそれより遅く1人でパンも食べているようだが、朝が遅い私より二人とも早いので、私は1人で朝ごはんを食べる。

それも彼らのキッチンの小さなテーブルで。勝手知ったる家なので、勝手にパンや飲み物やジャムなども用意する。

何日かの朝ごはん↓

まるでアパートに泊まっているような感じだ。

こんなことができるのも、ここにはパリで一番回数(述べ泊数も)も多く泊まっているからだ。

時々、私はフランス人友人を思い浮かべ、誰が一番濃い関係か(親戚)とか、いい人(心が温かい)かとか、紳士(マダム)かとか、冗談が好きかとか、料理上手かとか、気を遣わないか(無理を言えるか)とかなど順番を考える。

 

その中で、やっぱり、ミッシェル夫妻は総合的に私の中のフランス人友人の中で、かなり深く濃い関係で、信頼できる友人だと言えることが、今回でも改めて感じる旅だった。



アンリ夫妻は言わずもがな、一番古い友人なので、気を遣わない友人ではトップだろう。

 

さて、私のブログは「フランス人との交友記録」ではあるが、次回からは気分を変えてスペインを旅した話を記したい。

 

フランスのように友人宅で滞在する旅ではなく、すべて宿に泊まる旅である。それもまたそれで新鮮な旅だった。




フランス人交流


フランスランキング

ブログランキング


フランスランキング