フランス人交友記録

フランス人との交流を通して感じたことを書いています。

アンジェルと別れ、エリック宅に帰り、明日はいよいよニースへ。

2022-12-31 10:20:49 | 2022年秋:3年ぶりのパリ、そして南仏

彼女が次に案内してくれたのはピガールから下った通りで、ここもYouTubeで見て未訪の通りだった。

小さな骨董店と言ってもリーズナブルなものが置いてある店に行きたかった。しかし、下りていけばあるだろうし、アンジェルが頼みだったので、ちゃんとメモもしないで来たら、アンジェルはどうやら自分の勤めているところを見せたかったようで、そこを目指して歩いたのだった。

 

どこに勤めているのかそれまで知らなかったのだが、彼女は、パリで人気のお茶のお店、「パレ・ド・テ」で働いていたのだった。

ここの紅茶は、2019年にリヨンでフランソワーズたちのおすすめで買ってみたが、なかなか美味しかった。

彼女の顔も立てて、いくつか買って、またアンジェルに預かってもらうことにしよう。本来はティーバッグよりリーフなのだが、ディアンヌがコロナ禍に送ってくれたここのティーバッグは布製なところがよかったので、あえてティーバッグも買ってみる。

 

この通り沿いにあったパン屋さんもアンジェルのお気に入りで、そこで甘いパンを買ってくれた。どうやらおやつになりそう。

そしてまたメトロに乗って、アンジェルのパートナーが勤めている小学校へ向かった。

会議中ということだったので、待ちながらパンをほおばった。

そして、近くのカフェで待つことにした。

会議を抜け出してきたティボーとは、「初めまして」だった。本来なら彼女が1年滞在していた期間(2020年2月から)の9月に来日するはずだったが、コロナであえなく消えてしまった。

彼らによると、2023年の9月に、3年越しの夢を実現するそうだ。 

 

アンジェルはまだほとんど日本語は話せないが、「ほんとー?」とか「だいじょうぶ?」とかごくわずか日本語なら話すので、なんとなくほっとする。

 

そして帰り際に、メトロの新しいチャージ制のカード購入のお手伝いもしてくれた。

日本でお世話になったと思っている彼女は、なんとかそのお礼に一生懸命パリでお返しをしようとする気持ちが伝わってきて、嬉しくなった。

 

そして、またメトロで、サンラザール駅での乗換が工事中でややこしいからと、そこまで送ってもらい、月末に会う約束をして別れた。



またRue St Maurの駅まで戻り、今日2回目になる6階までの階段を上る。朝からずっと歩き疲れている足を引きずるようにのぼった。ステラが帰宅していた。ただアントワンヌはいったん帰宅した後、歯医者に行き、留守だった。

マリーアンジュとステラに挨拶をした後、荷物を受け取って、エリック夫妻の待つ家へとメトロで帰った。

 

この時点では、10月の後半からのマリーアンジュの家族のバカンスに出かけた後も、このアパルトマンを貸してもらうことは多分ないと思っていたが、ご主人のマニュエルが27日のお昼まではいるから鍵も渡せるし、それまでに考えておいたらいいと言ってくれた。

 

エリック宅では、簡単な夕食を用意して待っていてくれた。

エリックとイザベルも「(今回の旅行の)後半も、もしよかったらまた来て」と言ってくれているが、たぶん明日の朝でお別れすることになるだろう。

いよいよ明日はミッシェル夫妻の待つニースへ向かう。この旅の一番の目的である。


アンジェルは「ピチピチギャル姿」で現れた。

2022-12-30 12:10:05 | 2022年秋:3年ぶりのパリ、そして南仏

遅れてきたアンジェルは、20代前半で日本で見た時とは違い、いかにもといういでたちで現れた。日本でもメイクはしっかりしていたが、気のせいか今日は濃いような気もする。

また今日は歩くのにこんなにハイヒールで大丈夫なの?と思ってしまったほどだ。

 

しかし、「遅れてごめんなさーい!!」と現れた彼女、ハグとビズで再会を喜ぶ。

彼女は日本で買ったという布製のマスクを愛用しているそうでこの日もそれをしていた。

 

まず、彼女が小さいころからなじみのバティニョール地区を案内してくれるということで、ここも未訪で楽しみだ。

 

メトロで一駅乗り、Rome(ローマ)駅で降りて歩き始める。

初めて降りる駅だった。5分くらい歩くと広場に着き、彼女の行きつけのお店でランチとなった。

 

彼女のおすすめのものをいくつか選んでもらった。定番中の定番、「オニオングラタンスープ」も注文。実は後半、寒くなった時、ここで食べていたことを忘れ、「オニオングラタンスープを食べ損ねた!」と残念に思っていたら、帰国後、写真を見てびっくり。この時食べていたのだ。

彼女はオマールのパスタを食べていたが、分けてもらうととてもおいしかったが、もちろんお値段もいいお値段である。

他のものもトリュフが入っていたり、その割にはリーズナブルなのかもしれないが、アンジェルはここによく来るそうで、そのことにまず驚いた。フランス人はあまり外食はしないからだ。特に若い人は。

しかもここは彼女の御馳走だったのである。若い彼女にごちそうになるのは気がひけるので、お店に人にカードを渡そうとしたが、何といっても顔なじみのお店である。「日本のカードは受け付けない」と笑った。

 

お腹が膨れた後は、また来た道を戻る。その間に雑貨などの店が並んでおり、パリ中心部で買うよりは安いというアンジェルのすすめもあってのぞいてみた。ここで重い荷物になるのは避けたいというと、「10月末にもう一度会う時まで預かる」というではないか。

実は彼女が私たちにともってきてくれたお土産も重いのが玉に瑕だったので、それも含めて預かってもらうことにした。と言ってもまだ着いたばかりなので、ほんの少しだけにしておいた。

 


あのメトロの固い紙の切符は間もなく無くなる

2022-12-29 10:28:28 | 2022年秋:3年ぶりのパリ、そして南仏

 

マリーアンジュ宅で一泊した翌朝は、子どもたちの方が早く起きて食事も済んでいた。

 

朝のうちに子供たちとはお別れになるので、私も起きることにした。

下に起きていくとキッチンにご主人のマニュエル、そしてアントワンがいて、私に気づいたアントワンが「パパ」と私が起きたことを知らせた。

7時半くらい、まだ暗いうちに登校する。だいたいマニュエルも一緒に出勤するようで、3人とはここでお別れ。

私の予定は、アンジェルとランチだ。ただ、小さなキャリーとは言え、荷物を持ったまま、うろうろするのは大変なので、夕方まで置かせてもらえるかと聞いたら、「もちろん」という返事だったので、助かった。

「もしかしたら、夕方なら、また子どもたちに会える可能性もある」とのことだった。

 

アンジェルとの約束の時間まで近隣を散歩することにした。

この辺りは以前マリーアンジュのアパートを貸してもらったところに近く、メトロ駅はよくわかっていたが、散策はあまりしなかったので(散策どころか、その2014年の滞在時、寝るのも夕食招待に友人宅だったり、昼間も約束等で超過密スケジュールだった)、公園を中心に歩いた。

すぐ近くには栗の粉を売っているビオの店もあり、マリーアンジュが勧めてくれたので、帰りに買ってみた。小さなお店でお店の人とまずコミュニケーションができることも嬉しいことである。

 

モノプリもあって、かさばらず重くないお土産であるエコバッグをいくつか買っておくことにした。

 

さすがに住宅地なので、観光客より、住民にとって重宝なスーパーなどは、大小多くある。

 

アトリエ・ルミエールという以前見た映像美術館もすぐ近くだ。今回はセザンヌのようだ。

そして、また一旦アパートに戻り、アンジェルとの待ち合わせであるヨーロップまでメトロで行くことにした。

 

私はいつも多めにメトロのチケットを買っておき次の旅行に備えるのだが、3年も空いたせいか、磁気不良が見られるチケットもあった。マニュエルの話では改札でチェックしてもらい、新しいものに変えてもらえるということだったので、Rue St Maurの駅でチェックしてもらってからメトロに乗った。

 

またまもなくこの紙のチケットは使用できなくなるらしく、チャージ制のカードに代わるようである。環境への配慮である。

気になるのはSIMカードが買えていないことだ。未だ連絡がWIFI環境のところしか使えない。

今日は若いアンジェルと一緒なので、頼みやすいし、聞いてみよう。

 

待ち合わせの時間より早く着いたため、駅周辺を歩いてみた。すぐ近くにサンラザール駅の線路が見える。これも印象派の画家が描いた場所である。

また駅周辺には音楽関係の店が多いことも発見だった。楽器や楽譜の店が多くあった。

 

アンジェルは少し遅れてきた。そのメッセージもWIFIがないので、見られなかったのだが。

 

遅れること15分、やってきた!!

 


トラムとバスは急ぐときにはあてにならない。

2022-12-26 09:09:44 | 2022年秋:3年ぶりのパリ、そして南仏
 
中型のスーツケース+小型キャリーを持っているので、トラムがいいだろうと思った。(階段の昇降がないから)
しかし、トラムが来ない。どうやら、間引き運転?またはトラムは路面を走るので、デモなどの影響もうけることがあるらしい.。そのせいか、待っていた人たちが三々五々離れて行ってしまった。
 
私も心配になり、エリック宅へ戻り、電話をすると(日本経由の緊急対応)、イザベルが下りて来て、一緒にトラムのホームで列車が来るのを待ってくれた。
そうこうしているうちにほどなくトラムがやってきた。
 
トラムからバスに乗り換えると図書館夫妻の家のすぐ近くのバス停まで行けるのだが、デモの影響があり来ないかもしれないと思い、歩いてもそう遠くないだろうと、トラムの駅から歩き始めた。
 
並木道のような散歩道を通り、メトロ Bel Air を横切り、たどり着いた。
ブザーを押すと、ご主人のドゥニが下りて来てくれた。
シノンではあっているが、パリの家を訪問するのは2014年以来である。
 
そして、まずスーツケースを保管場所に置かせてもらい、彼らの部屋へと階段を上った。
そう、ここもエレベーターなしの4階なのだった。
「6階よりはましかもしれないけど、エレベーター有りよりは不便だよ」というメールの返事だったのである。
 
上では奥さんが待ってくれていて、「お茶でも」ということになり、一時間ほどお茶を飲みながら、話をした。美味しいケーキとともに。
 
私たちの到着を心待ちにしていたようである。「トラムで来たの?それは時間がかかるよ」と言った。
 
マリーアンジュは最初6時以降でないと帰宅していないとのことだったが、急遽4時以降何時でもいいからということになっていた。
しかし、ここを出た時、すでに5時半をも回っていたのではないか?
 
またそこから歩いていくつもりだったのだが、ドゥニが一緒に行こうと、同行を申し出てくれた。
しかし、親切すぎるこのムッシュは、あちこちの古い建物について説明をしながら歩くので、本来なら30分くらいで行けるところを倍はかかっただろう。
簡単にまとめると、この界隈は高級なアパートと庶民的なアパートが混在しているエリアだという説明だった。
 
マリーアンジュ宅に到着したときは、すでに7時を回っていたのだろうと思う。
 
 
そう、この日まで、まだSIMを購入できておらず、結局緊急時の電話をこちらからしかできないようにしてあったので、彼らからのSNSは全く見られない状態であった。
 
エレベーターなしの6階まで上り終え、待ちくたびれていた子供たちは先に食事も終えていて、
部屋をざっと見せてもらい、私たちは着いてすぐ、夕食となった。
 
 
双子の子供たちは、3年の間に中学生になっている。しかもアントワンは学校以外でも日本語を習っているそうだ。
 
今夜はステラの部屋で寝かせてもらえるそうだ。ステラはアントワンヌの部屋で寝ることになっていた。
ここも一階はリビングとキッチン、トイレ、主寝室、二階はメザニンの造りで、階段を上るとそこに子供たちの部屋とバストイレがある。
 
長く、忙しい一日がやっと終わった。
 
 

ビュットカイユ

2022-12-25 09:35:48 | 2022年秋:3年ぶりのパリ、そして南仏

朝目が覚める時間が少し遅くなった。

朝食はショコラティエで買ったプラリネルージュのブリオッシュだった。すでにエリックとイザベルは朝食済みで、美味しすぎて半分近く食べたという。よかった!気に入ってもらえて。


今日は、忙しい一日になる。

午前中はまずトラムでビュットカイユ(うずら丘)という地区へ向かった。

これは私の希望にも合い、未訪の場所である。

トラムでは途中、YouTubeでパリガイドの方が紹介していた大学(シテ・ユニベルティテ)の建物も見えてきた。今回はおりることはできないが、外観を見るだけでも「ああ、これだ」と渡仏が叶わなかった時、このような動画にどれほど慰められていたか思い出される。


ビュットカイユもそうだ。

落書きもアートのような物がたくさんあるということも紹介されていて、それをなぞるような散策になった。

戸建ての家が珍しいパリだが、このビュットカイユもそういう家が並んでいる。



日中はかなり気温が上がるが、午前中はとても寒く感じられる。

エリックとイザベルは本当に仲良し↓

 

そのまま彼らの案内に従い、散策を続けていると、ムフタールの市場の入口?出口?に差し掛かった。ここも動画でも紹介されていたし、2019年の春には小児科医の夫妻の若かりし頃の思い出の場所として案内してもらったので、見覚えがあるところが多い。

いたるところにいる熊のぬいぐるみもYouTubeで紹介されていた↓


この日は日曜日だったこともあり、オープンしているパン屋さんもいつもより少ないのか午前中だけオープンしているからか、行列になっているパン屋さんを何軒か目にした。

そんなことも久しぶりのパリ訪問は新鮮に感じられる。


クーポールの改修も終わり、久しぶりにその姿を見たパンテオン↑

残念ながら、午後は予定が立て込んでいるので、ここで家に帰ることになった。

お昼はお礼をこめて、簡単な日本食を準備する約束である。


今日もまたバスが来ないので、メトロで帰ることになった。


イザベルは公共交通機関ではマスク着用だが喫煙家なので、コロナ以前からよく咳をしていて、心配していたが、やっぱり時々咳をしている。

が、彼らは二人ともまだコロナに罹患していないということだった。

かかったことがある人が多い友人の中でも、少数派?ともいえる。



ランチのあとは、茶箱を使って茶道を体験してもらった。と言っても彼らは抹茶を飲むというだけであるが、彼らはたいそう興味深く、じっと見ていた。

以前ごく簡単なものは確か紹介したと思うが、お点前の流れを見るのは初めてだったからだ。


今日は、マリーアンジュ宅で泊まる予定になっているのだが、その前に荷物を預けるため、図書館夫妻のところへ寄らなければならない。

3時を過ぎていて、急いで支度をして出た。



















 

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