ローランスはわが家に到着した後、私たちの仕事の都合もあり、京都でジョエルとジェシカと観光をすることになり、そのあとの2日間は奈良で、うち1日は、奈良を観光することになった。
奈良観光は、京都から来るジョエルとジェシカと合流することにした。
ローランスの後半の滞在で、ローランスっはローランスの友人と一緒の時に東大寺を案内することにしておき、この日京都からJRで来るジョエルとジェシカの2人は、2人だけで、先に東大寺を見学してもらい、そのあと合流した。
東大寺のあとは、二月堂、春日大社から、飛火野、浮御堂、そして五重塔と回った。
三人ともよく歩き、鹿にエサをあげたりしながら、秋日和の奈良を満喫していたようだ。
ローランスは好奇心旺盛なので、昼食の時、かき氷も注文して、初めての味を楽しんだ。
またこの日も一緒に我が家での夕食に来てもらい、若い二人は京都へ、戻って行った。
ローランスは翌日、陶芸をしてみたいということで、午後から夫の陶芸クラブに参加することになった。
その午前中、彼女が得意のケーキ?を作ってくれると言っていたのだが、そんな時間があるのかと思っていたら、取り掛かるまでは時間がかかったのに、いざやり始めるとあっという間に出来上がったのにはびっくりした。
このお菓子を作るために、材料のいくつかはフランスから持参してくれていたのだった。
我が家でフランス人にフランスのお菓子を作ってもらったのは、これまでたくさんのフランス人が我が家にやって来たが、初めての事だった。
料理では、コロナ時にきていたアンジェルが、スペイン風のオムレツ(トルティージャ)を作ってくれたくらいだ。
こんな短い滞在で、お菓子を作ってくれるなど、思ってもみなかったことで、とても嬉しいサプライズだった。
たしか、ブラジル由来の名前のお菓子だったが、「なぜそう呼ばれるのかわからない」ということだった。