フランス人交友記録

フランス人との交流を通して感じたことを書いています。

多くの友人に救われて・・・

2022-10-02 10:35:39 | 2022年の旅行はいかに?

宿泊先のエレベーターの件は、まずエリックから「南仏から帰った後、帰国前日まではパリにいるよ」とOKの返事がすぐに届いた。

 

マリーエメは、最初到着日ならOKと来たのだが、到着日は無理だというと、南仏へ行く前、帰った後、そして滞在するときについて荷物移動OKの返事が来て、とりあえずほっとした。

 

正直に言うと、どちらもベストではないが、そんな贅沢なことを言っている余裕はない。

まずは、それで何とかなる目途がついた。

 

ところが、別の難題が持ち上がった。

先日TGVの3区分を予約した際、①ニース―マルセイユ、②マルセイユーアヴィニョン は同じ買い物籠に入れて予約し、決済し、③アヴィニョン―パリは後日別に予約決済していた。

 

マルセイユのヴィルジニから(Lilleから数年前にマルセイユに転居)、②の区間を車で送迎するよ、と提案があり、この区間をキャンセルし、キャンセルの確認メールと返金のメールがすぐに届いた。

 

しかし、スマホを何度見ても、SNCFのチケットでは①の区間が確認できず、一抹の不安がでてきた。何度確認してもキャンセルは②しかしていないのに・・・。

 

HPから入っても、予約チケットは③しか出てこない。

 

決済したカードの請求まで待ち、昨日確認すると、やっぱり返金は②のみである。

やはり①は残っているのだろう。

でもやっぱり心配になり、予約ナンバーを入れる場所をHPで探し出し、いれたところ、

①についても「キャンセル」と出るではないか。

しかし、請求はそのままされている。

 

困ったことになった。最悪フランスについてから 窓口で確認することはできるだろうが、出発前に何とか解決したかった。

 

さあ、どうすればいいか。

こんな時は誰を頼ればいいかを長年の友人関係の感触で大体の見当をつける。

時々外れてしまうこともあるが、まず考えたのが、マルセイユのヴィルジニだ。

彼女は金融機関に勤めていた。今はわからないが、以前もチケットのことで問題があった時、「私が交渉するから遠慮なく言って」と言ってくれたのだ。

その時は、確かフランスレイルパスで日本で発行されたものだったので、結局ダメだったのだが、今回はSNCF、フランス国鉄のサイトで購入したものだ。

 

彼女は、すぐに返事をくれて、SNCFに電話で聞いてくれた。

どうやら「システムのエラーが出ているので、もう一度予約をやり直してほしい。」ということだった。

請求が重なるのではないかと、不安があったので、何度もSNSで「本当に大丈夫か?」と確認した。「このシステムについてはよくわかっているので、大丈夫」という。

結局①は予約できてないのだし、予約するしかないので、不安ながら、予約決済へ進んだ。

「本当に返金されるのか?」とまた尋ねたら、「苦情係がそう言っている、心配ならメールを送ったらいい。文章を送ろうか」とも言ってくれた。

 

最悪VISAにもこのことを連絡しておくことも考えられるし、とりあえずこの通りして結果を待とうと決めた。

すると、フランスにしては早く?お詫びメールが時間を置かずに届いた。

「エラーのメールの写真を送ってほしい」というので、転送した。

すると、またこれも数時間後に返事が届いた。

「たくさんの人が同じエラーにあったので、時間はかかると思うが、対応したい。」という内容であった。

 

そして、今日、返金について、「精査したのち、戻します。20日くらい遅れるかもしれないけれど、お待ちください。」という旨のメールが来た。 3通ともとても丁寧な文章だった。

 

これはひとえにヴィルジニが、迅速で的確なクレームを入れてくれたおかげである。

 

こういうことは若い人(と言ってもこの場合は40歳前後)、そしてすぐに行動できる状況にある人だ。その点で他にはもっと若いアンジェルも思いついた。

しかし結果的に、しっかり交渉(フランスでは交渉とは言わないらしい、当然の権利要求なので)できるという点で、私の周囲ではヴィルジニが一番頼りになる。

こんなに早く解決できたのは、ヴィルジニに頼んだからだ。我ながら、いい選択だったとつくづく思う。

 

いろいろなことで様々な友人が助けてくれる。

正直、ホテルに泊まる方が料金が高くなっても、スムーズでストレスも少ないだろう。

しかし、こうやって助けてもらったりすると、友人との絆を改めて感じ、少々?いやそれ以上に大変なことも多々あるが、やっぱり人との交流が一番だと感じる。

 

荷物の移動について、リヨンの日仏のフランス人の奥さんから、「パリに娘がいるから、荷物の上げ下ろしを手伝いに行かせる」とまで、さっき電話があったのには驚いた。

彼女には、ただ愚痴のように?「大変なのよ。次々に困難が起きて」とこぼしただけである。

アンジェルからもその後、同様に、スーツケースの上げ下ろしを手伝うという申し出があった。

こういう温かい心が、フランス人に惹かれる大きな理由である。

 


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