フランス人交友記録

フランス人との交流を通して感じたことを書いています。

幼馴染だが性格は大いに違う二人、でもとても仲良しというこの不思議

2024-10-03 10:28:19 | 来日の友人たち

 

 ローランスの前半の日程が、終了し、大阪に向かった。そこで、用を済ませた後は彼女の幼馴染のヴェロニックと合流する予定だった。

 彼女たちは、その後、広島や瀬戸内海の小さな島々を訪れるため、特にヴェロニックの大きな荷物をいったんわが家に置きに戻った。

 

 その日は私も夫も仕事で、荷物を預かることになったのは、英語もフランス語もわからない。80代後半の母だった。

 しかし、あとで聞いた話によると、二人は翻訳サイトを見せながら、コミュニケーションを取ったということだ。

 初めての体験に、母も内心は心配だったと思うが、明るい二人の対応に、まんざらでもなかったようだ。

 

 ローランスはフランスのノルマンディーに住んでいる。いわば地方である。

 しかし、このヴェロニックは、今もパリ郊外、ヴェルサイユや、サンジェルマンアンレーと言った、いわゆる高級住宅街に近いところに住んでいるからか?少しお土産のセレクトも洗練されている感がしないでもない。

 

 たとえば、同じモノプリのエコバッグでも、まったく柄のデザインのチョイスが違ったのだ。

 

 また、ヴェロニックが持ってきたラデュレのマカロンは有名だが、今までそういうお土産はいただいたことがない。要冷蔵でそんなに日持ちがしないこともあり、マカロン(パリのマカロン)というお土産自体、ほとんどもらったことがない。

 

 でもこの二人は、フランスらしい馬を通しての幼馴染みだそうだ。ローランスは障害のような馬とかかわり、ヴェロニックは、馬場競技、つまり馬のダンス(私も初めて動画で知った)の馬ということだ。全然タイプが違う二人だが、初めての日本旅行を共にするのである。

 

瀬戸内海の島を訪れるにあたり、ローランスは、水着持参であった。10月後半と言えど、彼女は、泳ぐつもりなのだ。もちろんヴェロニックはそんな無謀?なことはせず、島を散策する。

 またローランスは自転車で海にかかった橋を渡る計画なのだが、やはりヴェロニックはそれはしないでゆっくりと時間を過ごすようだった。

 

 そんな彼女たちがどんな話を聞かせてくれるのか、わが家に戻ってくるのを楽しみにしたい。

 

 そして実はその間に別の二人のフランス女性を迎えることになっている


ローランスの好奇心は旺盛で、陶芸体験。 

2024-10-01 09:01:47 | 来日の友人たち

     

 ローランスは夫の陶芸教室に行きたいといったので夫と一緒に出掛けて行った。

 

   

 クラブのメンバーには予告していなかったので、いきなりの参加だったが、過去にも何人かのフランス人を飛び込みで参加させてもらっていたので「ああまたか」程度の反応だった。

 

 彼女は初めての経験だったので、「紐づくり」という初歩の技法で手ロクロの上で作ることを教えた。手先は器用なようで大きな問題はなく、小さなカップ2つを作った。

 

 カップの側面には串で模様を描いていた。コップの底に大きなローマ字でサインも入れていた。

 

 休憩時間になるとみんなと一緒に珈琲やお茶を飲んだのであるが、言葉など皆目通じないのに、メンバーと一定のコミュニケーションはできるのだった。(夫が通訳しようにも夫はフランス語ができないので、つたない英語とあとはジェスチャーでなんとか出来たようだ)

 

 ローランスの明るい性格は、態度や表情にも出ているので陶芸仲間からも、受け入れやすかったに違いない。

 その日作ったものはその後、素焼きをし、釉薬を付けて本焼きし、出来上がったのは翌年になった。

 釉薬の選択が良くなく、あまり綺麗に出来なかったので、今度渡仏した時に渡すかどうか決めかねている。その後帰国した彼女から時々電話がかかったりするが、そのことには触れてこない。忘れていてくれたらラッキーなのだが・・・。


ローランスの手作りケーキ!!

2024-09-26 09:08:08 | 来日の友人たち

ローランスはわが家に到着した後、私たちの仕事の都合もあり、京都でジョエルとジェシカと観光をすることになり、そのあとの2日間は奈良で、うち1日は、奈良を観光することになった。

 

 奈良観光は、京都から来るジョエルとジェシカと合流することにした。

 ローランスの後半の滞在で、ローランスっはローランスの友人と一緒の時に東大寺を案内することにしておき、この日京都からJRで来るジョエルとジェシカの2人は、2人だけで、先に東大寺を見学してもらい、そのあと合流した。

 東大寺のあとは、二月堂、春日大社から、飛火野、浮御堂、そして五重塔と回った。

 三人ともよく歩き、鹿にエサをあげたりしながら、秋日和の奈良を満喫していたようだ。

ローランスは好奇心旺盛なので、昼食の時、かき氷も注文して、初めての味を楽しんだ。

 

 またこの日も一緒に我が家での夕食に来てもらい、若い二人は京都へ、戻って行った。

 ローランスは翌日、陶芸をしてみたいということで、午後から夫の陶芸クラブに参加することになった。

 その午前中、彼女が得意のケーキ?を作ってくれると言っていたのだが、そんな時間があるのかと思っていたら、取り掛かるまでは時間がかかったのに、いざやり始めるとあっという間に出来上がったのにはびっくりした。

 このお菓子を作るために、材料のいくつかはフランスから持参してくれていたのだった。

 我が家でフランス人にフランスのお菓子を作ってもらったのは、これまでたくさんのフランス人が我が家にやって来たが、初めての事だった。

 

 料理では、コロナ時にきていたアンジェルが、スペイン風のオムレツ(トルティージャ)を作ってくれたくらいだ。

 

 こんな短い滞在で、お菓子を作ってくれるなど、思ってもみなかったことで、とても嬉しいサプライズだった。

 たしか、ブラジル由来の名前のお菓子だったが、「なぜそう呼ばれるのかわからない」ということだった。


これも博愛の精神、アフリカの子供を養子に。

2024-09-21 09:31:42 | 来日の友人たち

ローランスは、実子のほかに養子縁組しているアフリカ系の兄妹がいる。今回は東京に住んでいるその兄を頼りに、アイルランドに住んでいる養女と一緒の初来日である。

 

 ジョエル(兄)ジェシカ(妹)も共に宿泊できたらということだったが、狭い我が家では、三人は無理かと、近くで探すことになった。コロナ後奈良の宿泊施設も様変わりし、適当な宿がなく、結局彼らは自分たちで京都の宿を探した。

 しかしそれではあんまりなので、夕食はうちで一緒にすることにした。

 

 奈良滞在の初日は東京からの移動日だったが、何しろ日本に住んでいるジョエルがいるので、問題なくわが家へ到着した。しかし、京都の宿に寄って来てからだったのですでに日が暮れかけていた。

 最寄り駅まで迎えに行き、そのまま夕食となった。

 

 この兄妹は大人しいが聡明であることはすぐにわかった。ジョエルはIT系の会社で働いているそうだ。

 確かジェシカもそうだったように記憶している。

 幼い時にアフリカからフランス(おそらく、ルアーブルであろう)に到着したときは、心細かっただろう。いろいろな困難もこの明るくて太っ腹なローランスの元なら大丈夫だったろうとだんだんわかってくるのだった。



 そう言えば、あのマルゴ(ブルターニュ在住)の娘さんの一人も、アフリカの男の子を養子にしたと聞いたことが思い出される。写真も送られてきて、マルゴの娘さんの家なら、幸せな人生が待っているだろうと思ったのだが、いまはどうしているだろうか。



 翌日は、京都を観光し、翌々日、奈良を案内する約束をして、ジョエルとジェシカは京都へ戻って行き、ローランスのわが家での初滞在が始まった。




ハードスケジュールを承知の上で、全部引き受けるしかない!!10月

2024-09-18 09:03:03 | 来日の友人たち

2023年の10月は、大忙しだった。

 

まずアヴィニョンのイザベルから、友人が来日するにあたり、奈良での滞在をお願いしたいということだった。

2009年、彼女夫妻が来宅し、その結果友人を次々に紹介してくれたのがイザベルである。

コロナ後初めての紹介は、奈良に10日間滞在するということだった。友人の女性と二人で来るとのこと。

もちろん、イザベル夫妻からの紹介の人は、いい人に決まっているので、二つ返事でOKした。

ニコルとクリスチーヌ。

 

その次に、イザベルの友人でもあるノルマンディーはエトルタのヴィルジニからの紹介が来た。ローランスという女性が来日するにあたり、滞在したいという話だった。

 

彼女は、本当にスーパーウーマンだった。ある意味、初めて出会うタイプのフランス人だと言えるかもしれない。

 

来る前から連絡のため、スマホの電話がかかってきた。映像付きでだった。

まだ実際に会ったことがない人と、顔を見ながら話すのは初めての事だった。

 

そんな彼女は5週間の来日のうち、上記のニコルの予定が先に決まっていたため、その前後に分けて、来てもらうことになった。

 

そして、ローランスには10月初旬の数泊、その次にニコルとクリスチーヌ、そして、10月下旬に再び、ローランスが今度はあとからやってくる幼なじみと共に2人で滞在するということになった。

 

そんななか、6月初旬に来たフェリックスのおじいさんもやってくると言ってきた。

このジャックは、すでに滞在ホテルなども予約済みではあったが、強行スケジュール中、

やっと見つけた隙間の1日を、彼との約束にあてることになった。

(結果的には、彼は翌月11月に、もう一度また我が家に来ることになるのだが)

 

コロナ前にもここまでのハードスケジュールは体験していないので、どうなるかわからないまま、とりあえず、やることにきめた。





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