フランス人交友記録

フランス人との交流を通して感じたことを書いています。

航空券は予約できたけれど。

2022-08-03 11:51:24 | 2021年の事

結局、その後、やっとのことでANAに電話がつながったのだが、彼らとしては6月のパリ便は欠航になったが、その他の手段(つまり別のフライトによる乗り継ぎ)で行くことができるので振替えという提案であった。

ただでさえ、今は迂回により直行便でも3時間は余計に時間がかかるし、乗り継ぎとなればもっと時間がかかる。それは避けたかった。

本来はマイレージ利用なので、最長、来春まで延期するのも致し方かないと思っていた。

しかしあくまでも直近での延期が彼らの提案だった。

しかも7月・8月はキャンセル待ちになり、そこで更なる変更になると、燃油サーチャージの変更なども出てくるので、いつなら確実に(あくまでも今のところ)予約ができるのかと聞いたら、「10月なら」ということで、結局10月出発で予約することになったのだった。

 

かなりの落胆ではあった。日照時間の短い秋、そして何となくもの悲しく感じる秋より、春から初夏が好きだったからだ。

しかし、「また人参がぶら下げられ、走らされる馬の気分だ」と友人たちにメールを送ったら、「秋のニンジンも美味しいよ」とは、クリスチャンの返事。単純な私はその言葉に少し励まされ、走ることにしたのだった。

 

そして、7月に又ANAからメールが来た。

フライト時間の変更だった。

大阪ー羽田―パリの便なので、大阪を9時に出発するはずが

なんと、羽田発8時50分とあった。

これではとても当日の大阪発のフライトには間に合わない。

結局、前泊することになり、ようやく出発に向けて、そろそろ計画をという気持ちになっていた今日この頃である。

 

それにしても、大阪―パリ(羽田経由)で予約しているにもかかわらず、なぜ変更のお知らせメールが、機械的に「羽田発のフライトが変更なりました」なのか、これはANAに改善を切に願いたい。

 

さあ、本当に10月の渡仏はかなうのだろうか。


三度目の正直はなるか

2022-08-02 13:43:33 | 2021年の事

 

すっかりまたご無沙汰してしまっているので、少し時間ができた今、続きを書いていこうと思います。

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前回の記事に記したように、ロンドン便は6月から復活、しかしパリ便は無情にもキャンセルになってしまった。

さて、どうしたものか。欠航は6月出発の往路便のみである。

復路は7月の予定なので、欠航はまだ決まっていない。というか、私の予想では、7月からパリ便も復活するのではないかと思われる。現地10日発の予定だったので、往路を7月1日にすれば、短期の滞在は出来るかもしれない。

しかし、今回は3ヵ月の夢の滞在は無理としても1ヶ月弱を予定していたし、南仏に行こうと思っていたこともあり、やはりそこは変更したくなかった。

さらに、ANAに電話が全く通じなかった。

そこで、私が考えたのは、このANAのチケットは来年に延期して、エールフランスで取り直すということだった。若干日程は前後するが、なんとか航空券も取れそうだった。ちょうどフランソワーズ夫妻から連絡があったこともあり、急遽その旨を伝えた。

コロナ以降も旅行好きの夫妻は、ポルトガル旅行をはじめ、国内旅行はしょっちゅうしている。昨年に続きちょうど6月は恒例のコルシカ島への長期バカンスを計画していて、私の日程上、到着日翌日から数日彼らの家に滞在できることになっていた。

また南仏へはオルリー空港に近いところに住む彼らの家から空路での移動が便利だったことで、話はトントン進んだ。

この2週間ほど前に、エールフランス国内線もチェックしていた。TGVで行くより料金も安かったのも確認済みだった。

もう予約ボタンを押す手前であった。キャンセルメールが届いた日から3日間ANAに全く通じなかったが、電話で確認しておきたい事があったので、もう少しトライしてみることにした。

そして国内線のフライトをチェックすると、1日の違いで料金が大きく変わっていた。つまりフランソワーズ宅4泊の予定が2泊になるかもしれなかった。

それでも仕方ないと思っていたが、フランソワーズ夫妻は「タイミングが悪い。フランスはバカンスシーズンに入るので何もかもが高くなる。秋にすればいい」と不吉?な助言をしたのだ。

 


二度目のキャンセル・・

2022-05-15 21:58:20 | 2021年の事
旅行記事が終わり、フランス人について書くつもりだったが、所用でなかなか落ち着いて考える時間がないままだが、近況を記しておきたい。

フランスへの3ヵ月滞在の夢があった。
2021年3月からのはずだった。すべての用意は整っていた。
そのフライトのキャンセル通知が届いたのは、出発の約2週間前だった。

その後、コロナの状況はよくはなっているものの、まだ様々な規制が残っている。

それでもマイレージの期限延長が再度延長になるかどうかの知らせを待たずして、2022年の渡仏のチケットを予約した。
2022年1月31日の夜だった。
日付が変わる直前の予約だった。
2月から燃料サーチャージが上がる前のまさに駆け込み予約だ。
2022年6月12日出発で約1ヶ月弱の予定にした。
バカンス後に感染線者数が増え、規制が厳しくなるという波が、フランスと日本では少し違いがあって、大きなバカンスが始まる7月にかけては、規制が緩むだろうと期待もあった。

そして、3月中旬からいよいよフランスも規制緩和、いよいよ実現できるかと思ったところに、ウクライナ問題で、相次ぐフライトキャンセル。ANAでの予約だったので、日本とのパリ便は欠航のまま、5月を迎えた。

それでもかすかな望みをつないでいた。6月も欠航の続行が決まっていたウイーン便と違い、ロンドン、パリ便は、「調整中」になっていたからだ。

しかし、5月10日、欠航のお知らせメールが届いたのだった。
同じく調整中だったロンドン便は復活になっていた。





断腸の思いであきらめた。そして再び火を灯してくれた・・・

2021-03-16 21:42:43 | 2021年の事

今日は、特別な思いがある日なので、旅行記をいったんお休みし、2021年の夢について、書きたいと思います。

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本来ならば、今頃は機上、そろそろパリ到着の時間かというところであった。

 

しかし残念ながら、1月末に日本は入国拒否リストの国になってしまい、フランスはもちろんEUには入国できなくなってしまい、断腸の思いで、9月末に予約した3月16日出発の航空券をキャンセルした。

 

1月末にはもう無理かもしれないと覚悟はしていたが、一縷の望み、手放すとすべてが消えてしまう、そんな気持ちから、ぎりぎりまでキャンセルはしないでいた。

 

でも、だめだった。

 

エスカレーター夫妻からは、今年に入ってから「無理だろう」という厳しいメールが届いていた。彼らはワクチンは信用できないといっており、今のところ接種するつもりもないみたいだ。彼らは慎重すぎるのだと自分に説明し、まだあきらめていなかった。

 

しかし、「来れるなら歓迎する」というメールをくれる他の友人達も、心の底では無理だろうと思っていたと思う。エスカレーター夫妻のようにズバリと言って私を傷つけてしまわないように優しく言っているようだった。

 

そして数日前に、キャンセルした旨を告げた。「私の夢は泡のように消えてしまった」と。もし状態が変わり、行ける状況になれば、もう3ヵ月は無理だが、6月末までに少しでも行きたいことも書いた。

「レストランもカフェも美術館もデパートも閉まったままだ。18時以降は外出もできない。トンネルの中で光はまだ見えない。でも春を告げる日本の燕が来てくれるなら、大歓迎だ」と嬉しい返事をくれる友人がいる。



コロナの最中に膵臓ガンがわかって、判ってからたった3週間でご主人をなくした南仏の友人からも「部屋はずっとあなたが来るのを待っている」と言って来た。ご主人と一緒に来た楽しい日本旅行と私とが結びついているのだろう。

 

そして、パリの街があなたが来るのを待っていると、パリの街並みの写真を送ってくれる友人もいる。

 

アンジェに住む夫婦からは、「ブルターニュの海が見える家に引っ越しを考えている。あなたが来春に延期できるなら、私たちの新しい家の部屋はいつでも開けておくから、あなたにとっても私にとっても最高の解決で幸せになるだろう。」

そして「また年齢ではなく、病気にならないことが大切。素敵な計画は若さを取り戻すから」と。

 

泣いてばかりはいられない。

こんな友人たちの温かい言葉は、いったん消えた火を再びともしてくれた。

友人の励ましに、希望をつなぎ、もう一度新たな目標、夢を見つけたいと思う。

 


かすかな望み

2021-01-19 00:04:16 | 2021年の事

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2020年の5-6月のロックダウン時に書きためていた2019年の12月の12泊のフランス旅行をブログに掲載していたが、昨日で完結した。

次はその前の2019年3-4月の旅行を思い出しながら、書いていけたらと考えている。毎日とはいかないかもしれないが、少しずつ書いていきたい。

 

本来なら今頃3月中旬出発の3ヵ月滞在の準備で大忙しのところだ。

限りなく実現の可能性は低いかもしれないが、まだかすかな望みを持っている。

9月に予約した航空券もそのままである。2月の末くらいには決断する予定だ。

秋くらいから、その滞在で会う可能性がある友人と連絡を取っている。ざっと20人以上になる。

それから今まで、彼らからの返事もその時の感染状況にもより、温度差がある。

しかし、「歓迎だ」と好意的な言葉も多くみられる。彼らもまた楽しみが軽減されているので、可能なら、という希望を持ってくれているのかもしれない。

もちろん、「延期したほうがいいのではないか」という返事も少数ながらある。

 

今は神のみぞ知るだが、あと1カ月余りの間に、決まるであろう。

一昨日、エスカレーターとハングアウトで話していたとき、「3ヵ月は夢だったし、年齢的にも家族の状況も含めて最後のチャンスだし、何より三ヵ月滞在は私の長年の夢だから」と言ったら、「目を覚ましなさい」と言われ、二人で大笑いをした。

エスカレーターは、エールフランスに搭乗の際「サージカルマスクが義務付けられている」という話をしたら、クリスマスプレゼントにフランスから ブルーのサージカルマスクを送ってくれた。

その時は、奥さんに基礎疾患があり、厳重に感染防止に注意を払っているにもかかわらず、「私が行ったら、会える?」と聞いたら、「もちろんだ」。そして、「夏に延期をしたほうがいいか」との問いには、「夏は多くの人が動き出し、予約も大変だから、春がいい」と言ってくれていた。きっと会いたい気持ちは持ってくれているのだろう。彼はワクチン接種に消極的なのだ。

それに比べて、旅行好きなフランソワーズ夫妻(昨夏も例年通り、コルシカ島でキャンプのバカンスを過ごしていたが、ご主人に基礎疾患がある)は今週ワクチンを接種し、春には「レ・ユニオン」へ行くと言っている。ついこの間まで、私に「慎重に行動し決断するように」と言っていたのに。(笑)


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