結局、その後、やっとのことでANAに電話がつながったのだが、彼らとしては6月のパリ便は欠航になったが、その他の手段(つまり別のフライトによる乗り継ぎ)で行くことができるので振替えという提案であった。
ただでさえ、今は迂回により直行便でも3時間は余計に時間がかかるし、乗り継ぎとなればもっと時間がかかる。それは避けたかった。
本来はマイレージ利用なので、最長、来春まで延期するのも致し方かないと思っていた。
しかしあくまでも直近での延期が彼らの提案だった。
しかも7月・8月はキャンセル待ちになり、そこで更なる変更になると、燃油サーチャージの変更なども出てくるので、いつなら確実に(あくまでも今のところ)予約ができるのかと聞いたら、「10月なら」ということで、結局10月出発で予約することになったのだった。
かなりの落胆ではあった。日照時間の短い秋、そして何となくもの悲しく感じる秋より、春から初夏が好きだったからだ。
しかし、「また人参がぶら下げられ、走らされる馬の気分だ」と友人たちにメールを送ったら、「秋のニンジンも美味しいよ」とは、クリスチャンの返事。単純な私はその言葉に少し励まされ、走ることにしたのだった。
そして、7月に又ANAからメールが来た。
フライト時間の変更だった。
大阪ー羽田―パリの便なので、大阪を9時に出発するはずが
なんと、羽田発8時50分とあった。
これではとても当日の大阪発のフライトには間に合わない。
結局、前泊することになり、ようやく出発に向けて、そろそろ計画をという気持ちになっていた今日この頃である。
それにしても、大阪―パリ(羽田経由)で予約しているにもかかわらず、なぜ変更のお知らせメールが、機械的に「羽田発のフライトが変更なりました」なのか、これはANAに改善を切に願いたい。
さあ、本当に10月の渡仏はかなうのだろうか。