昨夜遅く、マリーアンジュから、鍵の返却について、帰国前日は、マリーエメの家から荷物を預けている(予定で、この時点では、確認待ちだった)マルチーヌの家を経由して、小児科医のところに行くと、場所もそれぞれ知らせたら、「それならマルチーヌの家が、すごく近いから、取りに行くわ」と言ってくれ、これですべて宿泊が決まった。
と、安堵したのもつかの間、今朝起きると、マルチーヌから、「すべて可能よ。(つまり、スーツケースの保管と移動に関する①南仏へ行く時に預ける②南仏から帰ってきて立ち寄る③帰国する前に立ち寄るの3期間)」
あー、やったー!!!これで決まった。
と思いきや、続きがあった。
「今日隣人から聞いたばかりだけど、エレベーターの修理があるらしいのよ。10月末から11月初めの三週間、エレベーターが動かないらしい」!!!!!!
えー!!!!!!!
「セ・パ・ヴレ!!!」(まさか!!!)
あー、また頭を抱えることになった。
「もちろん、今は何も確定してないんだけど(修理の日程)」
とは書いてあったが、ここも確か5階だったので、エレベーターが動いていなければ、大きなスーツケースを持っていけない。
南仏から戻るその日の移動が大きなスーツケースを持ってになるので、タクシーで行けたとしても部屋までたどり着けないのではかなり難しい。
宿泊は出来るとして、スーツケースをどこかに置きたい。
絵描きのフランソワも、「ずっとパリにいるので、置きに来たらいいよ」と言ってくれているが、仕事から帰る18時半以降ということなので、南仏から戻ってすぐには無理ということだ。
マリーエメに聞いてみようか。
あれから返事がない図書館夫妻も、ちらっと頭をよぎる。
一度に二人に聞いてはいけないことはすでに学んでいる。
すぐに返事が来るだろうか・・・・
古い映画に出てくるようなエレベーターが好きな私だが、はっきり言ってフランスはエレベーター後進国であることが否めない。
フランスのマダムたちは1人暮らしでエレベーターなしのアパートに住んでいる人もいる。
たとえば、クリスチーヌのお母さん、80代後半である。以前お邪魔したとき、「スーツケースを持っても上り下りする」と、驚いたことを思い出す。
あのジャンルイさんのお母さんも90代で一人暮らし、エレベーターなしだ。
最近は買い物はジャンルイさんがまとめて届けるそうだが、毎日一回は郵便ポストを見に上り下りしていると言っていた。こちらも確か6階以上だった気がする。
しかし、もしかしたら、それがいつまでも一人で暮らせる体力の源なのかもしれない。
出発まで時間のない今、そんな悠長なことを言っていられない。
ただ、便利さになれている私にとって、重いスーツケースの移動は平坦な道でも辛いものがあるので、階段の上下は不可能なのだ。
果たして、解決策が見つかるだろうか・・・・