今回の旅で、失敗と言えば、帰国後1ヶ月くらい経ってから気づいたFreeのSIMの件だ。
マントンで偶然見つけたFreeのショップで、SIMを購入し、1ヶ月の期間を指定したにもかかわらず、解約するまで継続の契約になっていたらしく、2ヶ月目の請求が来たのだ。
これにはどう対応すればいいか、マルセイユのヴィルジニ、パリのソフィーにも最後には助けを求めたが、結局私が送った「1ヶ月で解約のはずが、そうなっていない」というメールで、ようやく解約への手続きになったようだ。
Free は便利だったが、店の電話番号も記載がなく、ヴィルジニも連絡のすべがなく、どうしようもなかった。
ただこの二人から、私がFreeとやり取りしたメールから、「おそらく解約にはなっており、3ヵ月目の料金は請求されない。しかしこの2ヶ月目に関しては、書類上解約がなされていなかったので、取り戻すことは難しいだろう」ということであった。
金額にして3,000円くらいだったので、授業料と思うことにした。
次回は店員に任せないで自力で頑張るか、再びOrangeのSIMにするか、E-SIMに挑戦するかまだ結論は出ていない。
2024年、1年半ぶりのフランス旅行を振り返ってみると、今回は今までのスタイルを大幅に変え、会う家族数を限定したことで、どの友人ともゆっくり交流できたように思う。南仏をメインにしたことで、パリは過去最短の滞在でもあった。(空港泊をのぞくと、たった3泊)
南仏からイタリアに足を伸ばし、久しぶりのイタリア滞在2泊も楽しむことができたし、マントンのアパート滞在も3泊ではあったが、貴重な時間を過ごせた。
ニースのミッシェル夫妻とは、前回とは違い十分話もでき、今までで一番充実した滞在になったのではないか。それにしても91歳のミッシェルさんはまだまだ元気だとは言え、ここまで世話をしてくれるのは頭が下がる思いだ。
マルセイユもエンマを含む家族との再会は、実に楽しいものだった。
ソフィーの新居も訪ねられたし、娘のエンマ(偶然マルセイユのエンマと同じ名前)との初対面も果たせた。
マルチーヌ宅では、短い時間ではあったが、マレ地区のアパートを借りる滞在も体験させてもらえた。
SIMの問題はあったが、皆に助けられて他には大きな失敗もなく、円安が大きく響く(180円近いレート)宿やアパート暮らしではあったものの、まずまず新しい試みもでき、次回への計画へ向けて希望が持てる旅行になった。
次回はいつか、できれば来春にという気持ちはあるが、まだまだ航空券を予約するには高い。
久しぶりにエールフランスで行ってみたい気もしているし、コロナで一旦は諦めた夢の三ヵ月滞在も頭から離れない。
どちらにしろ、次回は今回のように友人宅訪問を最低限に限定することはなかなか難しい。コロナ禍で遠のいた友人たちが待っていてくれるし、私たちも会いたい人がたくさんいる。だから次回は南仏行きは割愛しなければならないだろう。
そんなことを考えながら、一日も早く、次回の航空券の予約が決まることを心待ちにしている。