朝起きたら、奥さんのイザベルがいてびっくり!!!!
昨夜遅く、こっそり帰ってきたようだ。そして朝いちばんでまた長女の大学の都合で一緒に住んでいるルーアンへ戻るそうだ。彼女もルーアンで仕事をしている。
忙しい仕事の合間をなんとかして、私がちゃんと生活しているか、見に来たのかもしれない。また、私に一目会いたかったというのもきっとあったと思う。
この滞在が決まった時に、私のパリ滞在中に、お礼の食事に招待したいと言ったのだが、イザベルは仕事の都合でかなわず、ご主人のエルワンと次女だけになるということだった。イザベルに会えないのが残念だなと思っていたのでびっくりしたが、会えて大変嬉しかった。
このように人の家にお世話になれるかどうかは、その家の奥さんがどう考えるかがもう決定的な事柄である。幸い彼女に私は合格しているわけだ。
彼女は、朝食にと、ブルターニュ名物のクレープやらお菓子を食卓に置いてくれていた。
今日は、14時53分発の列車で、ブルゴーニュへ行くので、それまではパリ散策をすることにした。
イザベルがリヨン駅近くのアリーグル市場がいいよというので、徒歩で出かけることにした。
もうすでにたくさんの人が帰るところだったが、この市場は珍しく毎日開いているそうだ。
近くを歩いてみることにした。裏道散歩はなかなか楽しい。そのあと、サンジェルマン近くへ行こうと思い、バスに乗った。サンシュルピス教会の前で降りた。
久しぶりに中に入ってみた。ドラクロワの絵が入り口付近の右側にある。一回目の時はこれに気づかず見過ごしてしまって、この近くに住んでいる友人に教えてもらい、翌日にまた見に来た。だから今回はこの絵を見るのは二回目になる。
それからボンマルシェのあたりまで歩き、戻るとき、「奇跡のメダイ教会」というところを通った。
ここも聞いたことはあったが、今回偶然通りかかった。パワースポットのように最近はなっているらしい。
前年クリスチャンの弟のウーグが、私が滞在していた従弟のブルーノ夫妻のところに来た時にもらったケーキがすごくおいしかったのだが、そのケーキを買おうと思ったら、「もうあの種類のケーキは今は作っていない」ということだった。そこでちがうものを記念に買って帰ることにした。
買おうと思っていた幻のケーキは、「パリーブレスト」ならぬ「パリートーキョー」という名のケーキだったのだが、また2017年の旅にさかのぼっての話のところで紹介したい。
さあ、帰りもバスに乗る。バスはメトロと違い、景色が見えるのと治安面でも何となく安心できるので、利用できる路線は利用したいと思うが、それにもこのエルワン・イザベル夫妻のリヨン駅近くの家はベストだった。
そして、何と言ってもブルゴーニュ行の列車が出る国鉄リヨン駅もすぐそこで、徒歩3分ぐらいの絶好のロケーションなのだ。
荷物も、1つはまたパリに戻ってきてピックアップするまで置かせてもらえることになったので、1つだけスーツケースをもってパリリヨン駅へ向かった。