朝食もアメリカンブレックファストが用意されていた。こんな朝食は久しぶりだ。
私はヨーロッパ式のパンと飲み物くらいでも十分なので、時間をかけてゆっくりいただいた。
この時のテーブルも、仲良くなったジャンピエールとニコルが一緒だ。
どうやら、昼ごはんも出るらしい。つまりやはり前日の同時刻便で帰る可能性が高くなってきた。
責任者の方は、スーツケースの対応についても、羽田に着いた時に申告して、新しいものに変えてもらうことができるようにすると言ってくれた。そして名刺を頂いた。
ほんとに至れり尽くせりだ。
朝食後、近郊を散策に行く。教会などがあり、かわいい村だが、あっという間に見て回れる。
なんと、こんな郊外にも日本食のレストランがある。「美味しい」という名前。日本で買ったような「のぼり」まであるし、鯉のぼりまで泳いでいた。
でもこれはきっと日本人が経営のレストランではないであろう。
部屋に戻り、食事をして、また午後からも時間があるので、今度は公園の方へと行ってみた。それでもあっという間だった。ホテルでゆっくりすることにした。
十分パリに行けたかもしれないが、万一遅れることがあってはいけないので、お利口さんにしていた。。
そして、いよいよ時間になった。
空港へ送迎バスで向かう。
心配だったのは、手荷物に入れる前日買った免税店のシャンパンだ。
もうスーツケースの重量はオーバーしているので入れることはできないと言ったら、責任者の人が、「今回はスーツケースの重量は超過分をいただかないので、全部入れてください」とのことだった。それならと重いものはできるだけスーツケースに入れることにした。
本当にこの人には自然と頭がさがるくらい、よくしていただいた。何もなければどこの航空会社でもいいが、やはりこういう時は日本の航空会社はありがたいとつくづく感じた。
そして、無事手荷物検査も受けて、搭乗を待つ。
ジャンピエールとニコルとは、連絡先を交換した。(このときの縁で、2019年の訪仏時に彼らの家を訪問させてもらうことになる。)
そして、帰国。
今回の旅はこのように最後に思わぬハプニングがあったが、おかげでまた一組友人ができて旅をくくれた。
ヴァンサンの結婚式、エスカレーター宅の濃い4日間の滞在が中心だったが、改めて、アンリ夫妻やフランソワ夫妻、エスカレーター夫妻、ミッシェル夫妻とマルチーヌ、家族のように感じられるフランス人の友人を確認する貴重な機会になった今回の旅だった。
さて、次の旅行記は、2017年の秋のバスク地方を書くつもりである。