3日目は、朝から近くのパン屋さんへ一緒に行き、いつも見ていた面白いケーキをエスカレーターが買ってくれた。
そして、スーパーへも寄ったあと、またディジョンまで行く。
ディジョンでは少し散策。今日は何か催しがあるようで、大勢の人が集まっていた。
旧市街をぶらぶらいくと、旧ブルゴーニュ大公宮殿があり、何度も前は通っていたものの、中を見るのは初めてだった。
今回短い時間だが、ディジョン市内を少し歩き、2021年に泡と消えてしまった三ヵ月滞在だが、このときは、三ヵ月のうち、一ヶ月くらいディジョン滞在もいいかも、と一瞬思った。(一瞬だったのは、私がディジョンにいると、しょっちゅうエスカレーターにかまわれるなあと、想像できたからだった。(笑))
ディジョン名物、幸運のフクロウの像。↓
でもそのくらい、ディジョンも街に大きさと言い、雰囲気と言い、フランスらしさを感じ、車なしで生活できそうな町だなと思った。パリにも一時間半という近さでもあるし、南に行くとリヨンへも日帰りできる距離。
候補としてはなかなかいい。
実はエスカレーターが事前に書いていたスケジュールに食事も書かれていたなかで、唯一変更をお願いしたのは、「アンドウイエット」という食べ物だ。
これは、肉食の彼ら、特にシャンパーニュの名物でもあり、ここはシャンパーニュに近いし(私の友人で魚が食べられないブルゴーニュ生まれのアンリの大好物でもあったので、結構この辺りの人は好きらしいので)、言っておく必要があった。
彼らはちょうどこの日にその「アンドウイエット」の予定をしていて、すでに購入済みだったので、ものすごく残念そうにしたが、外国人で納豆が食べられないという人がいるように、これはもともと内臓系が苦手だということを別にしても、苦手な日本人が多くいるのではと思う。しかも強烈な臭いがするのだ。
そこで、急遽変更されて出されたのは、ステーキだった。お昼からこんな大きなステーキをいただく。
買ってくれたケーキがデザート↓
今は生魚も大好きというフランス人も多いが、このように、彼らはお肉がメインの、ザ・フランス人だ。
そういえば、ミッシェルさんも、このアンドウイエットが好物で、プロヴァンへ一緒に行ったとき、ぺろりと食べていた。(彼はちなみに豚の耳も好きだそうだ。)
この時どのようなものか知らないで同じものを注文し、一口食べて、もうどうしても食べられなくて、ほとんど残してしまった苦い経験がある。
この日、代わりに出された、ステーキは言うまでもなく、美味しくいただくことができた。
帰宅後は、昨日の余韻?で、またダンスのレッスン!?この夫妻は本当にダンスが好きである。
音楽をかけては嬉しそうに下手な私に練習をつけてくれた。
お陰でこの時は、少しステップができるようになった。
奥さんは、いつもは控えめで静かな人だが、ダンスはよほど好きなのか「ああ。楽しい」を何度言ったことか。