フランス人交友記録

フランス人との交流を通して感じたことを書いています。

大の苦手の「アンドウイエット」という食べ物

2021-04-30 08:37:17 | 2018年春の旅行(パリ・ブルゴーニュ・リヨン)

3日目は、朝から近くのパン屋さんへ一緒に行き、いつも見ていた面白いケーキをエスカレーターが買ってくれた。

そして、スーパーへも寄ったあと、またディジョンまで行く。

ディジョンでは少し散策。今日は何か催しがあるようで、大勢の人が集まっていた。

旧市街をぶらぶらいくと、旧ブルゴーニュ大公宮殿があり、何度も前は通っていたものの、中を見るのは初めてだった。

今回短い時間だが、ディジョン市内を少し歩き、2021年に泡と消えてしまった三ヵ月滞在だが、このときは、三ヵ月のうち、一ヶ月くらいディジョン滞在もいいかも、と一瞬思った。(一瞬だったのは、私がディジョンにいると、しょっちゅうエスカレーターにかまわれるなあと、想像できたからだった。(笑))

ディジョン名物、幸運のフクロウの像。↓

でもそのくらい、ディジョンも街に大きさと言い、雰囲気と言い、フランスらしさを感じ、車なしで生活できそうな町だなと思った。パリにも一時間半という近さでもあるし、南に行くとリヨンへも日帰りできる距離。

候補としてはなかなかいい。

実はエスカレーターが事前に書いていたスケジュールに食事も書かれていたなかで、唯一変更をお願いしたのは、「アンドウイエット」という食べ物だ。

これは、肉食の彼ら、特にシャンパーニュの名物でもあり、ここはシャンパーニュに近いし(私の友人で魚が食べられないブルゴーニュ生まれのアンリの大好物でもあったので、結構この辺りの人は好きらしいので)、言っておく必要があった。

彼らはちょうどこの日にその「アンドウイエット」の予定をしていて、すでに購入済みだったので、ものすごく残念そうにしたが、外国人で納豆が食べられないという人がいるように、これはもともと内臓系が苦手だということを別にしても、苦手な日本人が多くいるのではと思う。しかも強烈な臭いがするのだ。

 

そこで、急遽変更されて出されたのは、ステーキだった。お昼からこんな大きなステーキをいただく。

買ってくれたケーキがデザート↓

今は生魚も大好きというフランス人も多いが、このように、彼らはお肉がメインの、ザ・フランス人だ。

そういえば、ミッシェルさんも、このアンドウイエットが好物で、プロヴァンへ一緒に行ったとき、ぺろりと食べていた。(彼はちなみに豚の耳も好きだそうだ。)

この時どのようなものか知らないで同じものを注文し、一口食べて、もうどうしても食べられなくて、ほとんど残してしまった苦い経験がある。

 

この日、代わりに出された、ステーキは言うまでもなく、美味しくいただくことができた。

 

帰宅後は、昨日の余韻?で、またダンスのレッスン!?この夫妻は本当にダンスが好きである。

音楽をかけては嬉しそうに下手な私に練習をつけてくれた。

お陰でこの時は、少しステップができるようになった。

奥さんは、いつもは控えめで静かな人だが、ダンスはよほど好きなのか「ああ。楽しい」を何度言ったことか。




ガーデニングの表彰式と素敵な市長さん

2021-04-29 15:07:53 | 2018年春の旅行(パリ・ブルゴーニュ・リヨン)

夕方は、どこへ行くのかなと思っていたら、町内でガーデニングコンテストの表彰式があり、そこに行くという。

奥さんも選ばれているそうだ。

着いたら、表彰式が始まり、同じように私も座って見ていた。

市長さんが表彰状と花束を渡していた。

フランスのこういう規模の街の市長さんは報酬などはないに等しく、ほとんど名誉職だそうだ。しかし仕事はしっかりしているので、かなり経済的に余裕がある人でないとなれない。

この市長さんも見るからに立派な、優しく、ハンサムで、知性的で、明るい素敵なムッシュであり、それにふさわしい人に思えた。

実はエスカレーターの家のガーデニングは、私から見るとたいしたことはないと思うのだが、庭を美しくするのを奨励し、街全体を綺麗にしようという意図の前に、審査はかなり甘いような気がする。それもいいではないか。

表彰式が終わると小さな立食パーティーが用意されていた。私までいいのかという気になるが、楽しいことは分け合おうと言わんばかりに、「どうぞ、どうぞ」と誘ってくれた。お言葉に甘え、ワインやおつまみをいただき、楽しいひと時だった。

 

 

お礼に周りの人達に折り鶴をプレゼントすると、ここでも喜んでもらえ、ほっとした。

区役所近くを散策して帰路についた。

 

 

帰りは、近くのかわいい街を少し散策。

 

 


Pesmesのカエルは美味しい!!!

2021-04-28 00:08:57 | 2018年春の旅行(パリ・ブルゴーニュ・リヨン)

今日は朝から、ペームへ行く。

ペームの名物料理は、「カエル」である。

渡仏前に、「カエル料理の有名な店があるが、食べてみたいか?」と質問され、

「もちろん!!」と二つ返事をした。

と言っても、どんなものかも知らないのもいけないので、事前にネットで見たのだが、カエルの太ももの部分で、フランス料理なので、美味しいソース?で食べられそうな感じだった。

 

実は、よく考えると、ヴァンサンの結婚パーティーでもメニューにあったが、それは気づかないくらいの料理の仕方だったので、今回は少し違うものになる。

 

日本でもスープの浮き身で、食べた事があったが、その時も給仕の人の説明が聞こえず知らないで食べたら「香ばしくて美味しかった」のだ。

 

というわけで、ペームに着いた。

小さな村で、教会もあり、街歩きも少し楽しめた。

レストランがある川沿いの景色も素晴らしかった。



お店の中もなかなか感じがよかった。

もちろんメニューは全員「カエル」ということで、デザートはそれぞれ選ぶことになった。

ヴァシュラン・グラセ(アイスクリームケーキのようなもの)vacherin glaceを私は選んだ。

普通のアイスクリームだと、この大きさのものが三種類。とても私には無理。

このチーズはジュラだったと思うが、この辺りの名産だそうで、私が「知らない」とでも言おうものなら、「そうか、しらないのか」と、注文して、この通り!!

**Cancoillotte、(カンコワイヨット)というチーズらしい。

かえるは、太ももの部位だけを、ガーリックが効いたたぶんバターとかのソースで、レモンを絞って食べるものだった。

結構おいしかった。鶏のささみと変わらない。当然ながら骨は残ってお皿の端に山となる。

お店の人に食べ終わった後のお皿を見せたら、「Parfait!!(英語のパーフェクト)」とお褒めをもらった。

 

食事が終わったら、そのあとはホールで、ダンスパーティーが行われていた。

エスカレーター夫妻はコロナの前までは、毎週ダンスの集まりに出かけていて、時々その仲間とダンスツアーのバス旅行にも行くくらい好きなのだ。

ちょっと見るだけで終わるはずがない。

アコーディオンのおじさんも知っているようで、飛び込みで踊らせてもらえるかと聞き、「もちろん」ということで、最初は二人で踊っていたが、私もひっぱられてしまうことになり、見様見真似で、参加。

上手とか下手とか関係なく踊っているが、もちろんとても上手な人も多い。

そして、曲もワルツやタンゴをイメージしがちだが、それだけでなく、いろいろな軽快な曲に乗せて、みんな楽しんでいて、フランスのダンスの歴史が生活に溶け込んでいることが改めて分かった。

結婚式、クリスマス、大晦日など、何か理由をつけては踊り、食べ、飲み、話を楽しむのだ。

エスカレーターたちは上機嫌。

そういう余韻のまま家に帰り、ステップのレッスンまでしてくれた。

     


大阪でのフェアの「マスタード大使」は偽物?だった!!!

2021-04-26 09:04:51 | 2018年春の旅行(パリ・ブルゴーニュ・リヨン)

  

そして、そのままマスタード大使との約束場所に向かう。

 

マスタード大使は、日本のフェアではそれらしき衣装を着て、とても立派に見えたが、ここに来ると、ごく普通のおじさん、と言った感じで、説明も心もとない感じがした。

大阪のフェアでのマスタード大使↓

結局、マスタードの畑で働いている男性が詳しく説明をしてくれ、マスタード大使も初めて知ったようで、「ふんふん」と感心して聞いていたのにはこちらがびっくりした。!!!

 

ところで、アブラナ(菜の花)とカラシナ(マスタード)は、パッと見たくらいでは見分けがつかないので、飛行機の上から黄色の畑が一面に見えたときも「きれいな菜の花畑」と思ってみていたが、このあたりは、マスタードであることが多いのかもしれない。

よく見ると、葉がギザギザしている違いなどがあるようだが、群生しているので遠目ではまずわからない。

このマスタード大使が偽物?らしいのは、アブラナ(菜の花)とカラシナ(マスタード)の違いが見分けられなかった?違いがあることを知らなかった?ことが、彼への決定的な不審の元となったわけだ。このマスタード大使もここで初めてそれがわかったようで、記念に?と、一本持って帰っていたのはおかしかった。

カラシナ(マスタードの花)を持っているのが、マスタード大使↓

それにしても、あのフェアで誰が彼を「マスタード大使」に仕立て上げたのだろう。こりゃ偽者だ!!!まあ「楽しければいいじゃないの」という(いいかげんな)フランス人だから、と大目に見ようか?しかし待てよ。企画したのは日本人じゃないか?!

 

まあ彼の紹介のおかげでこのカラシナ(マスタード)畑にやってこられたし、農家のおじさんの説明までちゃんと受けられたのだから、許しておこう。



そして、帰宅し、また奥さんの手料理で今日の長い一日も過ぎていく。

 

 

明日は、ペーム(PESMES)というところへ行く。名物料理を食べるために。

 


ジャム農家と金色の丘

2021-04-25 00:07:24 | 2018年春の旅行(パリ・ブルゴーニュ・リヨン)

食事が済み、ジャム農家へと向かう。

さすがブルゴーニュという、葡萄畑の中を走りながら。

収穫時には金色に輝き、まさに「金色の丘」となるところだ。

 

少し迷いながら、到着した。

大阪で会った彼が出てきた。やはりお互い懐かしい。

ジャム農家と言っているが、ジャムだけを作っているのではなく、果実を原料とした物がいろいろ作られていて、見学もさせてもらえた。こんな辺鄙な田舎の果実農家をよく日本のデパートは探しフェアに連れてきたものだと感心させられる。

クレームドカシスというのがディジョン名物でもあるが、ここでも作られていて、フランスでも普通の店で売られているものよりは値段も高いものだ。

しかし、味見をしたとき、エスカレーターが、その値段(2000円くらいで普通のものの倍以上)に見合うと思ったのか、買うことを決めたので、私もひと瓶買うことにした。

フルーツ酢を買って、お世話になるエスカレーター夫妻にプレゼントしたら、たいそう喜んでくれた。

 

なかなか日本では高くて買えないので、ジャムなども買いたかったが、重量が気になるので、我慢した。

 

帰りは、金色の丘を堪能しながら帰路に就く。途中、ワインカーブも少し寄り道。日本語のパンフレットもあったので、日本からの観光客も訪問するのかもしれない。


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