雨が降ると気温が下がり、寒くなってきたので、観光も切り上げ、家に戻った。
こんなかわいいキッチン用品の店↓(チェーンと言うか、ブランドの様でその後パリでも見かけた)
そして、また豪華な夕食をいただく。
私を考慮してか、メインは魚だった。
デザートまでしっかり頂き、ヴァランシエンヌというアミアンから車で2時間位の、ヴァンサンママの家へ行くことになった。
ヴァンサンとはここでお別れになるとのことだった。
アミアンからヴァンサンパパの運転でひたすら走った。途中風力発電の塔がたくさん並んでいるところなどを見た。
アンリたちもこのヴァランシエンヌという町に若いころ住んでいて、その時ヴァンサンの両親のアラン・エリザベット夫妻と知り合ったのだそうだ。ギリシュ夫妻ともそのころからの友人だ。
ヴァンサンの両親が私の訪問を待ってくれていたのがよくわかる。アンリ夫妻の紹介でヴァンサンが初めて来日したときからずっとなのだ。
彼は何度も来日しているが、フランスでの生活で思い悩むことがあったヴァンサンにとって、来日は大きな心のよりどころになっていたのだ。
それでも一度は来日を間際にキャンセルしなければならないほど大きな悩みを抱えていた時もあり、その時は両親とともに私もとても心配だった。
その後、ベトナム人の彼女と出会い結婚したとき、どれほど私たちは喜び安堵したことだろう。
いわば私も、彼の日本の親のような心境だ。
ベトナム人の彼女と結婚して以来、来日はしなくなったが、もちろん来日したいという気持ちはいつもあるだろう。しかし去年子供も生まれ父親になったヴァンサンは、心の安らぎを覚えているのだろうと思っている。
少しでも早く、私もその彼の息子、ジュールに会える日がくることを心待ちにしている。