今日は、小児科医の奥さんの案内でまずスーパーに連れて行ってもらった。シャンゼリゼの近くのテルヌ駅のそばのモノプリに行って、少しお土産を買った。私は市場も好きだが、フランス人の生活の一部を知ることができるスーパーを見るのも楽しみの一つなのだ。
スーパーを出た後、ボヤで真っ黒になっている場所があった。このころ、「黄色いベスト運動」が盛んにおこなわれていたが、それに便乗する「壊し屋」と呼ばれる若者たちが、こんな騒ぎをシャンゼリゼ通りで行う事件が続いていた。
その近くのカフェでランチをすることになった。クロックムッシュはあまり外れがないのでよく頼む。ただお店によってボリュームの大小はあり、フレンチポテトを残してしまうこともある。
そして、そのあとは、パリの東南、ブローニュの森の近くにあるルイヴィトン財団の美術館を見に行くことになった。その美術館は、子供たちが喜ぶ遊園地がある公園に隣接していた。最近出来た建物で、斬新でモダンだ。このような有名な建築家による建物が世界中に建てられているが、ここパリでもそうで、もちろんパリの中心部ではなく、端っこの方なのだが。
フランス人は古いものも大事にするが、このような新しい建築物に興味がある人もいる。
日本の直島にアートのオブジェや地中美術館というやはり有名な建築家による美術館があるが、ここを訪れたいというフランス人がとても多い。直島は古い町並みも残っているので,その対比も彼らの興味をそそるらしい。
直島関連?のオブジェも売店付近に。↓
目を引く建物の中は、今回は「印象派展」ということで、日本でもなじみのある画家の作品が多くある。
アンリ夫妻も南仏からパリに来た時、この絵画展がお目当ての一つだったそうだ。
よく目にする絵の中で今回、初めて発見したのは、ゴッホの絵の中に「着物を着た女性(日本女性)」が描かれていたことだった。
当時からやはり日本に対して神秘的な魅力を感じていたのかもしれない。
そして、美術館のカフェでお茶をごちそうになった。
子供たちが無邪気に遊ぶ遊園地では、司会者のような男性もまるで俳優のように話しかけていて表現力の違いを改めて感じた。
その後、一旦家に戻り、ご主人のジャッキーとともに彼らの招待のレストランへ行った。そこはグラン・パレ美術館の中にあるレストランで「ミニパレ」というところだった。
向かいのプチパレは何回か訪れたことがあり、中で軽いランチをした事もあるが、グランパレは入るのが初めて、もちろんこんなレストランが有ることも知らなかった。食事も素晴らしかったが、レストランの落ち着いた雰囲気がとてもよかった。こういうところにはやはり友人のフランス人が一緒でないと、私はきっと気後れしてしまい、敬遠してしまうので、今回はとても貴重な機会だった。
帰りは夜景のパリが見られるようなスポットを車で通ってくれ、とても嬉しかった。