朝はマルシェへ。
どこの町でもマルシェは楽しみの一つだ。何も買わなくても、ただ見ているだけで生活の一部を感じることができる。
またまた蜂蜜を買ってしまう。瓶ではなくプラスチック容器に入っているものなので、重さはなんとか行けそうだが、こぼれないように持って帰れるのかどうかちょっと心配。
マルセイユ石鹸もこの通り↓
そして、最近よく見る「SHIIーTAKE(しいたけ)」。どんな人が買うのかな?
ここで、子供たちの仮装行列に出会う。
高校生くらいまでの子供たちがいろいろな格好をして歩いていた。
何かお祭りなのだろう。
すると今度は、音楽を演奏しているグループがいた。
カラフルな衣装で演奏していた。
(中央の赤い服の人が、日本に来たことがある人)↓
「写真を撮ってもいいですか」と尋ねたら、「一緒に撮ろう。撮ろう」とメンバーたちに囲まれた。そのうちの一人に「日本人?」と聞かれ、そうだと言ったら、「日本に行ったことがある」と話し出した。
ところが、その音楽グループと夢中で話していて気がつかなかったけれど、友人のジュヌビエーヴは、この様子を遠目で見ているではないか。私は急いで彼らにお礼を言って、彼女のところへ戻った。
その時、ジュヌビエーヴは、ドゥニが「彼女(の家)は元貴族なんだよ」と言っていたのを思い出した。
初めて日本に来た時、失礼ながら田舎のおばさんのように思えたのだが、その後、パリの家を訪問した時に息子さんにも出会ったが、とても品のいい落ち着いた若者という印象だった。
それ以降、親しみを込めて話しかけてくれるドゥニに比べて、時々、話し方などに、そういう彼女の品の良さ、そして冷たいというわけではもちろんないが、どことなく一歩控えめな態度を感じる。
マルシェから帰って、お昼は、お礼にごちそうさせてほしいとお願いをした。
そこで、またシノンの街の中へ歩いて行った。
彼らは、そんなに高くもなく、でも感じのよさそうなお店を見つけてくれた。もちろん料理はすべて自家製だった。
メインを撮るのを失念してしまったが、前菜も美味しく、デザートはまた「カフェグルマン」という、ミニデザートとコーヒーのセットにした。
彼らも喜んでくれて、まずはほっとした。
さあ、いよいよ、その日の午後、アゼルリドー城へ向かう。