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フランス人交友記録

フランス人との交流を通して感じたことを書いています。

スリリングな場面に遭遇!!突然、一人の男を二人の警官が・・

2023-03-09 11:53:17 | 2022年秋:3年ぶりのパリ、そして南仏

 

川向こうへ行くため、橋を渡り階段を降りようとしたその時、ものすごい勢いで、私たちの横を走り抜ける男がいた。するとそのあとをまた別の男が追いかけていた。三人目は拳銃を持った男、つまり警官だった。

まるで、映画の1シーンのようだった。

まだその時は何が起こったのかわからなかったが、階段を降り切ったところに、オートバイが倒れていて、パトカーが停まっていた。

そう言えば、アンリ夫妻にアルルに送ってもらい、夕食を済ませてアパートに戻るとき、私がアニエスに「アルルは夜歩くと危険なところがある?」と聞いたら、「アパ―トの近くは大丈夫だけれど、車を停めた橋の向こうは少し危険だと思うから夜は行かないで」と言われたことを思い出した。

「そういうことがわかるの?」と聞いたら、「だいたいわかる」と言っていたので、フランス人は危険なところをかぎ分ける嗅覚があるようだ。

 

そんなスリリングな場面を見た後、お祭りが行われるサント・マリー・ドゥ・ラ・メールの方へと向かった。

もう終わっているのではないかと思った。

着いた時はすでに16時くらいだった。

運よく?最後のショーが行われるところだった。

闘牛士の学校の学生たちが雄牛の角につけられたリボンのような物を取るショーだったが、猛スピードで走ってくる牛を上手によけないと大変な事故が起きるとあって、ショーとは言っても真剣そのもので、時々牛も柵を超えるので、ひやひやした。

「カルメン」の音楽が流れ、短い時間だったが、堪能できた。

終わった後、表彰式もあり、民族衣装を着た老若男女が整列し、競技場を一周する。観客はショーが終わってほとんど退場していたが、表彰式もまた興味深く見ていた私たちにブリジットは「やっぱり日本人は違うわね。フランス人はさっさと帰るのよ」と言っていた。

 

せっかく来たので、少し近くを散歩して帰路に就くことにした。

マルシェで長い時間がとられ、朝食抜きになった時は、どうなることかと思ったが、終わり良ければ総て良しではないが、短いこのショーを見ることができてすっかり気分はよくなっていた。

「ギリギリで間に合ってよかったね」という私たちに、ブリジットのご主人のKさんも一時は無理だとあきらめていたであろうが、「これもすべて計算していたんですよ」と笑った。

 

このまま車でアパートまで送ってもらい、そこで彼らは荷物を積み、リヨンへと帰って行った。

 

この夫妻に、このあと、パリ滞在中に助けてもらうことになるとはこの時は、もちろん思いもしなかった。

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補足・・・毎日同じ服を着ていても、誰も何も言わない。

2023-03-09 11:49:25 | 2022年秋:3年ぶりのパリ、そして南仏

アルルのマルシェで会った日本人

二人の日本人がマルシェで自分が作った野菜を売っていて、びっくりした。

 

1人目は若い男性で、九条ネギまで栽培して売っていたのだ。

アルル在住ではなく、マルシェのために来ていた。

 

その人がお世話になったと言うもう少し年長の男性にも会えた。

彼は確か奈良にも縁があったらしく、私たちが奈良から来たと言うと驚いていた。

たくさんの国に滞在したと言う彼に「なぜフランスに住んでいるのか」と聞いたら、

「毎日同じ服を着ていても、誰一人、奇異な目で見ることもなく、尋ねられることもない、そういうフランスが楽(好きというよりは、楽というようなニュアンスだったと思う)」と言った。

 

それには大いに同調できる。他人の目を気にしている人の多い日本。なんとか警察というのまで現れる始末である。

フランスはそれに反し、個性を認める国、というか、人と同じであるよりは人と違っているほうがいいとされる国、違っていてもそれをとがめることなどないのである。お国柄ジョークで、飛び込めと言われ「みんなが飛び込んだから、飛び込んだ」と言われる我が国とは大きく違う。




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リヨン夫妻のペースはフランス式ですべてがゆっくりである。

2023-03-07 11:15:52 | 2022年秋:3年ぶりのパリ、そして南仏

 

リヨンの夫妻と迎えた朝は、支度をしてまずマルシェへと向かう。

朝食は昨夜決めた通り、マルシェの近くのカフェでとることになっている。

それがフランス式とブリジットが言うので楽しみにして。

 

このマルシェは長いことで有名だ。まず向かって右のほうへと歩いていく。

どうもフランスのものというより日用品も含め、北アフリカあたりのものがたくさん並んでいるような感じであった。

端まで歩いたのち、出発したあたりまで戻り、そこから向かって左の方のマルシェへと歩き出した。衣料品を通り抜けて、やっと食料が並んでいるところへ来た。

マルセイユでブイヤベースが食べられなかったので、おいしそうなスープドポワソンを買ってみた。

パンも買ってみたのだが、このパンは高級な?部類だと思うが、小麦と書いてあったにもかかわらず結構黒っぽくて、胃にずっしり来るパンで、後で結構苦しむことになった。

やはり慣れないものより、普通のバゲットやクロワッサンのようなパンのほうが私には合うようだ。

さて、このマルシェで長く時間を費やし過ぎ、朝食どころかお昼を大幅に回っていた。

もう朝食を取るのをやめたのだなと、私たちは思っていたくらいだったが、マルシェを一通り見た後、ブリジットは「あら!!こんな時間になってる!!」の一言に、驚いたのは私たちであった。朝食をとる気持ちでいたのだと。

 

もうお腹はペコペコだった。

今すぐランチでもなんでも取りたかった。でもまだ悠長に「アパートに帰って食べる?」「その前に軽くアペリティフと何か飲む?」ときた。

この時間でそんなことしていたら、もう闘牛は見ないつもりなのか。それはそれでいいけれど、お腹がすきすぎて、これから何かを作って食べる元気はもうなかったので、どこか店で食べたいと言ったのだが、もうすでにランチの時間がすぎ、よさそうなところは終了時間ということで断られたり、休日で休みのところも多かった。よって選択肢は少ない中で選ぶしかなかった。

それでもこの地方のTaureauという去勢されていない雄牛のお肉を食べることにした。赤ワインで煮込んだものが有名らしいが、この店のランチはステーキだった。

かなり固い歯ごたえのある牛肉だった。

もう今日はお祭りに行けないなと言う時間だったが、「さあ、行きましょう」となり、川向こうの駐車場へと歩き出した。

すべてがフランス流時間の過ごし方か・・・

 

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アルルの博物館で日本好きの職員と話し込んでしまった。

2023-03-06 13:59:34 | 2022年秋:3年ぶりのパリ、そして南仏

リヨンの夫妻がアルルに来てランチを取った後、街歩きに出かけることにした。

すべてがフランスの時間の流れなので、出発したのは3時を回っていたと思う。

そして、アルルの民族博物館へと向かう。アルルは小さな町なので、少し歩けば観光スポットがある。

たぶん私たちだけだとあっという間に見学が終わったと思うが、すべてがゆっくりである。

博物館を出るのも最後になってしまった。

というのも、この博物館の職員が日本から来たのかと聞いたので、そうだと言うと、黒沢映画が好きで日本へのあこがれをずっと持っていると話し出した。

こうなるとフランス人は止まらない。確かマルセイユ近郊に住んでいるようなことを言っていた。合気道をしているなどとも話していた。

たぶん来日は難しいかもしれないが、一応連絡先を渡してみた。それを見ていたリヨンの夫妻、特にブリジットは「どうしてフランス人の友だちが多いのか、わかった。そうやって連絡先を交換し、増えてきたんだね」と感心している。

 

実はこの夫妻の娘さんがパリで研修のための宿というか6カ月以上なのでアパートを探しているとき、何と私に相談があったのだ。「どこか知っているリーズナブルなところがあるか」と。フランスに住んでいるフランス人がフランスでの滞在先を知らないかと日本人の私に聞いてきたのである。

これには驚いたが、いくつか候補を挙げたそのうちの一つでこの娘さんはアパートを借りることになったのだった。

もちろんその時は、とても喜んでくれたが、8月からずっとそこに滞在している娘さんは私たちがアルルにいた時も滞在していたが、そのことに言及することはなかった。恩に着せるつもりは毛頭ないが、何か気に入らないことでもあるのかと心配になるくらいだが、フランス人は日本人のようにいついつまでも「ありがとう」と言わないのかもしれない。

ちなみに今もまだそこにいるので、そこそこ満足はしているはずである。

 

話がそれてしまったが、その博物館の職員に夕食の買い出しのための美味しい惣菜店を夫妻は聞いて、博物館を後にした。

 

アルルの円形闘技場まで足を伸ばし、クリスチャンおすすめの日本人パティシエの店でデザートのケーキ(夫妻の結婚記念日でもあったので)を買い、総菜を買ってアパートに戻った。

 

惣菜なので、温めるだけで、すぐにテーブルへ。

飲み物は夫妻がリヨンから持ってきてくれていた。まずアルコールなしのビールはフランボワーズ味などフレーバービール?だった。

そしてやはり彼女の地元に近いところの発泡酒はデザートに合わせるのがいいそうだ。

ケーキもそれぞれ味見がしたいので、それぞれにケーキカットをしていただいた。

明日の予定を話し合った。明日はアルルのマルシェ(有名だそう)にまず行き、そこで朝食を食べ、そしてそのあとは、車でちょうどお祭りがあるので、闘牛のような物を見に行くことにした。

今日の彼らのペースを見ていて予定通りに行くかどうか普通は心配になるはずだが、、この時はまだ疑いもせずにいた。

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アルルにリヨンから日仏カップルが到着。

2023-03-03 08:47:52 | 2022年秋:3年ぶりのパリ、そして南仏

 

アルルで一泊して目覚めた朝、まずリヨンの日仏夫妻が来る前に、軽く朝食を取ろうと思ったが、毎日ごちそう三昧で、胃を休めたくなり、温かいほうじ茶を入れて、パンも買わず済ませた。

ニームのマダムが焼いてくれたクロッカン↓

すぐ近くの小さなスーパーへ買い物に行ったが、帰ってきたときアパートの鍵に苦戦した。古いアパートによくあるように、簡単には開かなかった。部屋の鍵も同様で、一度は隣の女性が助けてくれた。「クリスチャンの友だちの日本人ね。彼は日本に恋しているからすぐわかったわ」と。クリスチャンの日本好きは有名なようで,そのおかげで親切に預かれてラッキーであった。

 

リヨンの二人は6時過ぎにリヨンを出て、車で休憩しながら到着したのは10時過ぎだった。

昨日アンリ夫妻もクリスチャンに駐車場について聞いていた。このアルルもアヴィニョン同様、町中への車は住民に限られているようだ。川の向こう側の町なら無料で停められる駐車場があるということを事前にクリスチャンに確認していたことを伝え、リヨンの夫妻もそのようにしていた。

 

久しぶりの再会(2019年のクリスマス以来)で、まず部屋を見てもらう。

実は彼らは最初日帰りの予定だった。車か列車か迷い、車で来ることになったので、寝袋を持ってくるから一緒に泊めてもらえないかと尋ねてきたのだった。

もちろんクリスチャンは断るはずもなく、「寝袋の必要はない。もう一つの寝室を使ってもらって」と言ってくれた。

1階がリビングで、2階に寝室が二つあり、シャワーと洗面もある。また一つの寝室の中には小さなシャワーと洗面もあり、二組でも全く問題もなかった。

 

クリスチャンは時々部屋貸しをしているらしく(アルルは写真祭という有名なお祭りがありその時は宿の予約が大変難しくなるそうで、その時他国のカメラマンからの要望で貸したのが始まりだったとか)、ゲスト用の使い方のファイルも置かれていた。(今回もだが、そういう時彼は彼女のドリスの家に転がり込む)

 

まずお昼の調達に行くことにした。すぐ近くに美味しいパン屋があるのはクリスチャンから聞いていたので、サンドイッチ用のバゲットを買いに行った。

リヨン夫妻の奥さんのブリジットは、「あまり固すぎないバゲットを」とリクエストしていた。そんなこともリクエストできるのだと言う。

 

小さなスーパーで、チーズ、ハム、野菜、バター、マスタード、くだものなどをとりあえず買ってくれた。


ほとんどブリジットが作ってくれて、早速お昼をいただくことになった。

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