クリスチーヌの家に行き、荷物を下ろした。
ここは初めての訪問。広いアパルトマンなので、「鍵を渡すから、好きなだけ泊まって」とずっと言ってくれていた。
エレベーターなしの3階である。よくここまで一人でいくつものスーツケースを運んでくれたなあと、いまさらながらありがたく感じる。
アンリもここの荷物を移動してくれ、今夜その荷物を持ってきてくれることになっている。
アペリティフをいただくため、まずはヴェロニックの家へと向かう。
歩けないことはないらしいが、夜なので、車で向かった。
ヴェロニックと最初に会ったのは、20007年だったと思う。アンリ夫妻の友人として、彼らの友人が集まっていたのだ。そこにはクリスチャンもいた。
そして、2回目はクリスチーヌと来日して、我が家に泊まった時だった。
彼女はボルドー出身で、物理か数学の教師だが、教師の中で重責を担っているため、パリとの往復も多いらしい。勤務先はマルセイユなので、以前はマルセイユに住んでいたのだが、現在はアヴィニョンからパリへTGVで往復する毎日のようだ。
彼女はたぶんLGBTで、以前はスペイン人女性と共に生活していたが、今はフランス人女性と共に暮らしていた。
一軒家で、どうやら料理などはパートナーのフランソワーズが担当しているようだ。
手作りのイチジクとあんずのジャムをお土産にいただいた。
部屋を見せてもらい、「今度はぜひうちにも泊まって」とヴェロニックは言った。
渋滞で遅れたと言うアンリ夫妻の到着を待って、アペリティフは庭で明かりを灯して始まった。もちろんシャンパーニュで乾杯だ。
そしてクリスチーヌの家へ場所を移して、夕食のテーブルに着く。
ヴェロニックたちは自動車でやってきた。
料理上手なクリスチーヌはスープとキッシュを用意してくれていた。
セギュレ村のワイン↓
デザートは洋ナシのシャルロット。もちろんお手製である。
フランソワーズ、アンリ夫妻とはここでお別れになる。窓から手を振り、見送った。
ヴェロニックは翌々日のパリへの出発の際、大きな荷物が多いことで、大きな車を持っている彼女がTGVの駅まで送ってくれることになり、もう一度会えるようだ。