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フランス人交友記録

フランス人との交流を通して感じたことを書いています。

エクスアンプロヴァンスを後にしてアヴィニョンへ。

2023-02-05 09:25:12 | 2022年秋:3年ぶりのパリ、そして南仏

ここから一時間以上はかかる。それでも快く送り届けてくれるヴィルジニとミッシェルには感謝しかない。

しかも送り届けた後、彼らはまたマルセイユへと帰らなければならない。

今回の旅行を通して、この夫妻ほど私たちの希望通りに動いてくれた友人はいない。

申し訳ないくらいだった。

一緒にいても気が楽で、その時間がすぎるのがとても早く感じられるほどだった。

本来なら3泊する予定のところを、プロヴァンスの友人たちの日程の都合上2泊に切り上げた私たちなのに、アヴィニョンまで送迎を申し出てくれたのである。

 

 

そのアヴィニョンで待ってくれていたのは、やはりアヴィニョン演劇祭でお世話になったイザベルとジル夫妻のところで、この夫妻も本当にいい人で、ヴィルジニ夫妻も一緒に、アペリティフをと誘ってくれていたが、彼らは「帰らないといけないので」と遠慮した。

エンマも待っていることなので、仕方がない。

 

しかし、家の下まで降り迎えにきたジルは、挨拶のキスを、初対面のヴィルジニにはしたが、ミッシェルにはしなかった。「コロナだし、男性は遠慮しておくよ」とのことだったが、なんとなくミッシェルが気を悪くしたのではないかと気になる出来事だった。

ミッシェルもジルもともにすごくいい人たちなのだが、フランス人同士を引き合わせるとき、いつも気を遣う。



実は、ヴィルジニは滞在中、Lille近郊(Douai)に住むお母さんの体調が思わしくないと言っていた。私たちの滞在の2日後にはLilleへ向かうエアチケットも予約済みだった。

本来ならもっと早く行きたかっただろう。しかし私たちの滞在のために延期するしかなかったのだ。毎日のように彼女のお母さんやブラジルに住んでいる弟さんからも電話があり、何度か携帯越しにその声が聞こえた。それはとても元気そうに感じたのだが、パリに戻った後、お母さんの訃報を聞くことになるとは、この時は思いもしなかった。それだけに本当に申し訳なかったが、ヴィルジニ夫妻のおもてなしはありがたいものだった。

 

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エクスアンプロヴァンスではあの小さな観光列車に乗るべきだったと後悔

2023-02-04 08:15:02 | 2022年秋:3年ぶりのパリ、そして南仏

エクスアンプロヴァンスに着き、小さな観光列車(プチ・トラン)を見た彼らが、「これに乗る?」と言った時、「いいよ。乗らなくても」と答えたのだが、すぐ後悔することになる。

日曜日で観光案内所が閉まっていたため、地図もなく歩き始めたが、彼らはどうも不案内なエクスを歩くのはあまり楽しくなさそうにも見えたのだった。

マルセイユとエクスアンプロヴァンスは近いので、良く知っていると思っていた。

が、マルセイユっ子のミッシェルに言わせると、アヴィニョンの南は南仏とは言わないと言い、マルセイユを少し離れるともうテリトリーから外れるということだ。

 

よって、ランチも大きな失敗だと言った。彼らが選んだお店だったが、ステーキの焼き加減もだめだと言い、ミッシェルはほとんど残したのだ。田舎者?の様に見えるミッシェルだが、中々食にこだわりがあるようだ。

確かにサービスもいまいちだった。予め調べていなかったこともあり、日曜日で休みのところも多かったせいもあるだろう。観光地化された街はお気に召さなかったのかもしれない。

 

私が頼んだパスタ↓

夫の注文したオムレツ↓(わからないお店では外れがないと思われるのがオムレツ)

 

 

口直しに?コーヒーでも、と別の店でコーヒーを飲むことにした。

 

が、この店もそれほど満足とはいかなかったようだ。そんなこともあり、エクスアンプロヴァンスは期待したほどでもなかった。

20年前に来た時は3月中旬の寒い時で、景色は違って見えた。今回は暖かかったが、日曜日で、人も少なく、活気がないようにも感じられた。夏はまた違うのかもしれない。

以前行ったセザンヌの温もりがまだ残っているように感じられたアトリエもどこだったのか結局見つけられなかった。

 

教訓になったのは、やはりエクスに何度も来たことのある友人に連れてきてもらうか、自力で来るべきだったということだ。

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振り向かないエンマとお別れし、エクスアンプロヴァンスに向かう。

2023-02-02 08:56:47 | 2022年秋:3年ぶりのパリ、そして南仏

今朝もオレンジジュースをこぼさないようにエンマが運んできた。

これはお土産にも頂いたミッシェルのおばさんの手作りジャム↓

ヴィルジニのおばあちゃんの作るジャムは布で濾して仕上げるそうだ↓

 

 

賢いエンマはお別れを察知して泣くのではないかと思っていた。

昔5歳くらいのアルザスの女の子がやっと慣れたころにお別れの時間になって突然泣き出したことが思い出された。

 

朝ごはんを食べた後、エンマだけ、親戚の家に預けて、私たちをエクスアンプロヴァンス経由で、アヴィニョンへと送ってくれると言う。

そこまでしてヴィルジニは快く引き受けてくれたのだった。

 

まずエンマを預けに行き、お別れをしたが、何ともあっけなく、「じゃあね」と振り返りもせず親戚のおばさんのところへ歩いて行ったのだった。

賢いエンマは、頭の切り替えが早いと言うか、聞き分けもいいようだ。

ちょっぴり寂しい気もし、しばらく会わないと、私たちのことは忘れてしまうだろうと思った。

しかし、年が明けてヴィルジニから新年のあいさつが届いたとき、「エンマは日本の友人たちはどうしているの」と私たちのことを話題にしてくれていると聞いて、嬉しくなった。

彼女に忘れられないうちにもう一度会いに行きたい。



さて、向かったのはエクスアンプロヴァンス。

車でマルセイユから1時間くらいだったろうか。

私は以前アヴィニョンで2週間のホームステイをしたときに、観光に来た事がある。それからもう20年近くになる。

 

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マルセイユでは赤ワインは冬の飲み物。

2023-02-01 09:28:43 | 2022年秋:3年ぶりのパリ、そして南仏

カシ―の町はこじんまりとしていい感じがしたので、街歩きをもっとしたいくらいだったが、やはり海を見ないわけにはいかない。

早速お姫様は靴下を脱いで海へ入って行った。

カシ―を後にして帰り道もまたカランクへ寄った。昨日見たのとはまた違う趣のあるカランクだった。

帰宅後、まだ海遊びが足りなかったのか、エンマは水温は高くなかったと思うが、プールに入ると言う。

そしてプールの外のトランポリンで弾んだり、またプールに入ったりと活発で動くことが大好きなエンマは、トランポリンも足を挙げてみたり色々見せてくれるのだった。ミッシェルによると、誰に教わったわけでもなく、自分でいろいろ動きを変えているということだった。

 

そんな彼女にご褒美?にお土産に持ってきた浴衣を着せた。何ともよく似合い、大喜びだった。

 

そして、今夜はエンマの好きなピザが夕食だった。

昨日も言っていたが、ミッシェルが言うには、温暖なマルセイユでは赤ワインは冬の飲み物で、ほとんど白かロゼらしい。ということで、今夜もロゼ。

 

デザートはぶどう、そして洋ナシ。洋ナシもいろいろ種類があり,皮が少し赤いものだった。

どちらもとても美味しくいただいた。



明日はもうマルセイユとお別れ、つまりエンマともお別れになる。あっという間だった。

そして、エクスアンプロヴァンスへと向かう。



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マルセイユ近郊の「カシー」へ行く。

2023-01-31 07:41:05 | 2022年秋:3年ぶりのパリ、そして南仏

マルセイユの朝食は、エンマが搾りたてのオレンジジュースを上手に運ぶところからスタート。

Lilleのおばあちゃん御用達の特別なバターとお手製のジャム↓

彼女は明るいだけでなく、とても利発なお嬢さんだ。どことなくエンマからするとひいおばあちゃん(フランス語では、マミー・グラニットというようだ)にあたるエブリンに似ている。

ヴィルジニも「性格が似ているのよ」と笑う。

 

今日もお任せだが、朝から近くを散歩して、そのあとは、カシーという海辺の町へ行くことになった。

 

エンマと一緒に近くの公園まで散歩したが、途中、花を摘んでは「プレゼント」と私にくれた。本当に愛らしい。

公園に行くと今度は遊具に次々とチャレンジ。どうやら簡単ですぐできるものは物足りないらしく、難しいものにチャレンジしたい性格だとわかった。


散歩から戻って、車でカシ―に向かった。

車の中でも、元気いっぱいで、保育園ではお昼寝もするはずだが、この日は全くお昼寝もしなかった。

 

カシ―について、まずランチ。

ブイヤベースではなく、彼らのおすすめの「アイオリ」という温野菜をソースで食べる南仏?マルセイユ?の名物をいただくことにした。

夫はやはり魚をということで、最初サーモンを選ぼうとしたら、すかさずミッシェルが、「ここではサーモンは選ばない方がいい」ということで、ここの海であがったであろうイワシを選んだ。

 

海辺の魚屋のおじさんは、「日本人?」と何やら嬉しそうな顔をしていた。まだまだ日本人観光客は少ないのだろう。

ランチをいただいたテーブルの隣にエンマと同じくらいの男の子を連れた若い夫婦(確か奥さんがフランス人でご主人はイタリア人)が座った。

エンマはしっかり自分の分を食べて、食べた後は1人でよく遊んでいたのだが、この男の子はあまり食べず、1人で遊ぶこともできなくて、お父さんに叱られて泣きべそをかいていた。

するとエンマが誘いに行き、二人は仲よく遊びだした。

後でヴィルジニ夫妻が話をすると、何と同じマルセイユの住宅街の中に住んでいるということだった、マルセイユに来るまではスペインに住んでいたらしい。



日本にもご主人は仕事できたことがあると言い、またいつか行きたいと言ってくれた。

こんな出会いもまた貴重なことで、アドレスを交換してみたが、まだ連絡はしないままだ。




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