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箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

授業研究会とは

2018年09月27日 17時30分12秒 | 教育・子育てあれこれ



今日は6限が校内授業研究会でした。

その関係で、ご家庭にはお弁当を用意してもらいました。ありがとうこざいました。

美味しそうなお弁当を、たくさん見つけました。





さて、6限には3年生の各クラスで、研究授業を行い、教職員が分かれて参観し、その後研究協議をしました。

今年度、三中では「生徒の確かな学び」を実現する授業はどうあるべきかを研究して、それをいかす授業を行い、研究を深めています。

推進主担教員は、松下達郎(3年所属、国語科)です。


研究授業は次の通りでした。

3年A組 数学
3年B組 国語
3年C組 社会
3年D組 理科
3年E組 体育


ところで、授業はふつう三部に分かれているのが鉄則です。

「導入」と「展開」と「まとめ」です。

導入:
いわゆる「つかみ」で、生徒の学習への興味づけ。

展開:
その授業の中心になる学習で、授業者(教師)からの発問があり、学習者(生徒)が考え、その考えを深めていく活動。

まとめ:
1時間の学習をふりかえり、自分が学んだことを確かめる。



今年度、三中は研究グループを導入グループ、展開グループ、まとめグループに分け、教職員はそのどれかのグループに入り、研究授業を参観し、授業後の研究協議も、グループごとに行います。


「あの導入は、生徒の興味関心を高めるのに効果があったね。」

「あの場面では、もう少しつっんで生徒に考えさせるべきだったのでは。」

「まとめのときには、Aくんはこれがわかるようになったと、1時間の学習をしっかりふりかえり自分の学びを確認していたと感じました。」



このような内容を話しあいます。

その研究協議のあと、教職員全員でグループごとに話し合ったことを報告しあい、三中教職員全体のものとします。

以上が授業研究会のおおまかな流れです。



学力向上とは、たんに生徒がテストで高い点数をとったかだけで判断するのではありません。

子どもがどれだけ深く考え、学習への意欲を高めることができたかが、学力向上です。
それが、生涯の学びにつながるからです。

点数は、その結果としてついてくるものです。

三中では、こういった考えに基づき、学力の向上を図っています。