彼を初めてスクリーンで見たのは“ボディーガード”だったな。
憧れた。《男》を感じた。《ヒーロー》とはこういう人のことを言うのだな、と思った。
彼の新たなヒーロー像を描いた作品が今、劇場で公開されている。THE GUARDIAN・・・邦題“守護神”だ。
アメリカ沿岸警備隊の救難士の物語で彼は過去に200人以上を救った伝説の救難士役。ネタバレするので多くは語らないが、荒れ狂う海での救助シーンは圧巻だった。
彼はある事情で救難士を育成する学校に教官として行くことになるのだが、あまりの厳しさに他の教官たちから不満が出る。そのときのセリフ・・・「訓練と現場の差に開きがある。それを狭める」を聞いた時に「あぁ、この人になら命を任せられるな」と思った。冒頭の救難シーンを見た後ならなおさらだ。
まだご覧になってない方はぜひ見てほしい。劇場にいけない方はレンタルされたものでいいから見てほしい。そこには間違いなく男が存在して、間違いなく冷たい海なのに熱い想いが存在している。