少年ガンガンに連載されていた藤原カムイがドラゴンクエストⅢからⅠへと繋がる世界を描いた作品。
世界を恐怖に陥れていた大魔王ゾーマを倒し、平和の光を取り戻した勇者アレル・戦士フルカス・武闘家フォン・賢者カダルのパーティー。その功績を称えられ地下世界アレフガルドのラダトーム王からアレルにこの地に伝わる勇敢なる者の称号『ロト』が与えられてから100年・・・
再び闇の足音が世界に轟き始めていた。その正体は今だこの世に存在しない異世界の魔王・異魔神。その下に集った獣王グノン・冥王ゴルゴナ・竜王を使い世界侵攻を企てていた。
その一方、アレルの二人の息子ローランとカーメンは地下世界アレフガルドから帰還し、ローランは竜の女王の城に、カーメンは魔王バラモスの城に居を構え、代々子孫を育み続けていた。
そして現代、カーメン王国に王子が誕生する。名はアルス。
だが産まれて間もないアルスに魔の刃が向けられた。なんとか退けたものの王国は崩壊してしまった。
そして10年の月日が経ち、成長したアルスは魔王軍討伐の旅に出る。途中で出会った人物、名前は大賢者カダル。そう、100年前アレルとともに旅をしていたカダルが時の砂の呪文の効力で20歳の体のまま生きながらえていたのだ。
カダルは言う・・・
“【3人のケンオウ】”を探せ・・・と。
【ケンオウ】とは?
あらゆる剣技を極めた戦士フルカスの子孫・剣王
肉体を鍛えて武術の頂点に立ち、精神を鍛えて気孔術を身につけた武闘家フォンの子孫・拳王
悟りを拓き膨大な知識を我がものとし、攻撃・回復呪文を駆使して活躍する賢者カダルの子孫・賢王
今、受け継がれた血を未来へと結ぶべくアルスの旅が始まる。