2003年秋から2004年春まで放送されたNHK連続テレビ小説。
なかにし礼の『てるてる坊主の照子さん』が原作のドラマ。なかにし礼の奥さんの家族を題材にしたドラマ。次女がいしだあゆみのあのドラマです。
この作品がNHKの朝ドラの中で一番笑えたし、一番泣けたな。
泣けたのは、将来ヒロインと結ばれる和人の貧しい子供の頃のエピソード。
特に一番上の兄、賢作・・・悪びれてはいるけれど情に厚い賢作兄ちゃんが亡くなったって聞いたときはめっちゃ泣きました。
しかし浅野ゆう子が演じていたヒロインの母親、見事な人格者だよなぁ。娘の個性を伸ばすためにあれだけ尽力できるんだもんなぁ。ヒロインが宝塚音楽学校に入りたいといえば頑張って、それでもパン職人になったことを許せるんだから。
家族で笑って、家族で泣いて、ドタバタが心地よかったホームドラマ。今までの朝ドラで一番好きな作品でしたが、現在放送中の『芋たこなんきん』もかなり面白いので一番をなかなか決めづらい。