・・・ねぇ、柊二
この世は綺麗だったよ。
高さ100センチから見る世界は綺麗だったよ。
あなたに会って私の人生は星屑を撒いたように輝いたんだ・・・
僕の大好きな北川悦吏子脚本の2000年の作品。あぁ・・・あれからもう7年も経つんだな。そういえばこのドラマが一番最初に買ったDVDだった。
病院の跡取りでありながら「人を治す頭やセンスはなくても人を綺麗にするセンスはあるのでは」とヘアースタイリストの道を選んだ木村拓哉演じる沖島柊二。
43分の13の確率で死を迎えるという運命を背負いながらも明るく生きる常盤貴子演じる車椅子の女性・町田杏子。
この二人が出逢ったとき、この世を代表するLove Storyが誕生した。
最終回、きっと誰もが「杏子、死なないで」と願ったはず。作者である北川悦吏子でさえそう思ったのだから。
柊二が杏子に化粧をしながら号泣するシーン・・・その日僕は一人でTVを見ていたのだが・・・誰にも顔を見られたくないかのごとく顔を隠しながら嗚咽を上げて泣きじゃくった。
もしもあなたが不治の病を抱えた人と恋に堕ちたら、その愛を最期まで貫くことが出来ますか?僕は出来る。断言できる。だって病気だろうがなんだろうが、その人が傍に居なければ呼吸さえ儘ならない・・・それが恋なのだから・・・