くう・ねる・よむ・はな

食べること、眠ること、読むこと、お花が大好き。そんなメイジャンが日々の出来事を綴った、のほほんor辛口日記

『青空の卵』のメイプルシロップ

2008年06月09日 | おいしい本

 

皿の上には、黄金色に焼けた薄いパンケーキが層をなしている。皆がその山に見とれていると、カフェオレのおかわりと共にテーブルには大きめのピッチャーが置かれた。「これは、何なんだい?」「誠一いわく、『最初の一滴』だ」「メイプルシロップですよ。でもシロップといっても、普通の物じゃない。私が住んでいる町で、その年の最初に作るシロップなんだよ。」(中略) 

「……うっまーい!」 佐藤さんの声が耳に届いたけれど、僕は反応できずに皿の中を見つめていた。一体、コレはなんだろう。僕が今までメイプルシロップだと思っていたものとは、あまりにも違う。違いすぎる。まるで、楓の森を吹き抜ける風見たいだ。口の中に広がる、淡い甘さ。それはほとんど後味を残さずに、さらさらとたなびいては消える。そこにふわりとバターの香りが舞い降りて、印象を包み込む。

『青空の卵』 坂木司著 (東京創元社,2002年)

 

 ★  ★      ★  ★ 

 やばい、パンケーキが食べたくなった。

あんまり好きじゃないのに。

トリイのお父さん(誠一)のせいだ

もとい、坂木司のせいだ。

このくだりを読んだ後、突然、舌の上にバターとメイプルシロップが混ざり合った、甘くとろける味が浮かび上がってきた。

何だろう?この味の記憶は?

<ルナ>だ!あそこのワッフルの味なんだ!?

…わかってる。

行っても、こういうメイプルシロップは出てこないって。

でも…、こんなの読んだら…行くよなぁ~

外が雨でも。

それから約40分後、チャリとウォーキングで辿り着いた時、

<ルナ>は月1度の定休日でした。

し~ん 

しばし固まった後、<モロゾフ>に直行。

歩く道すがら、<ルナ>と<モロゾフ>のどっちにしようか

迷っていた甲斐があったと言うものです。

 

そういう訳で、「ワッフルプレート」を注文。

ここのワッフルは食べたことなかったので、保険をかけてセットにしました。

…ん~、掛けてて良かったです。

やっぱり、<モロゾフ>はプリンとチーズケーキがおいしい。

珈琲のお替りも出来るし。

待っている間、チョコのサービスも。

チェリーを選びました。

地下のショップで見たら210円もするチョコでした。ラッキ~!

ウォーキングもできたし、

肝心のメイプルシロップも口にしたし、いいお休みではないですか。

これで変な執着が収まればいいんだけどねぇ~

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿