HOBNOBlog

ロンドンから徒然に

懐かしい!

2012-04-01 | 音楽
 先週末に郵便局から連絡があり、日本からの荷物があるのでImport VATとClearance Feeを払うようにとのことでした。その際に荷物の配達はこの火曜日の予定と聞いたんですが、翌々日の木曜日になっても来る気配がありません。
 おかしいな?そこでウェブサイトのトラッキングで確認すると既に『配達済み』。そんなバカな!電話して確認するとうちのフラットのポーターに預けたとのこと。そこでポーターに確認しても「そんな荷物は預かっていない。」???

 両方に再確認を依頼して戻ってきたんですが、翌日にはおそるおそる(何だかそんな気配の届き方でした・笑)配達されました。これって郵便局の誤配か、それともポーターが間違って保管しておいたのか?まぁいずれにしろ、イギリスではそう珍しいことではありません。

 で、その荷物の中身のひとつがこれっ!JAPAN★UK circuit 2009/2010。オーガスタが送ってくれました。



 熱心なスガファンからは既にこのDVDに関するメールも何通かいただいていたのですが、本当に懐かしい!考えてみたら色んな苦労もあったけど、今は全て良い思い出です。
 その苦労のひとつが、今書いたようなことにも通じること。頼んだものと違う機材が!(苦笑)

 ついでに、話しても問題なさそうな舞台裏だけ少し…いや、当時のブログにも少しずつは綴っているんですけどね。

 最初の年(2009年)は神経質なくらいに計画をきちんと立てて、それぞれの日のスケジュールも組み立てたんですが、何しろヒースロー空港に一行が到着の日から予定が狂いっぱなし。予定時間を2時間以上過ぎても出て来る気配がないし……
 パスポート・コントロールでビザの件は全てうまくいくようにお膳立てて、必要書類も渡していたんですが、色々細かく質問されて苦労したみたいです。本来一行と同乗するはずだった英語に堪能なスタッフが、他の仕事の都合で数日前から別の便で既に渡英していて一緒にいなかったんです。

 おまけに道は思いっきり渋滞。しかも雨模様。で、その日は予約していたレストランにも当然遅刻するわけで、何とかオーナーをなだめて(人数が多くてテーブルをたくさん占めているため、人気レストランにとって2時間以上の遅れは商売に影響しますしね)そのままキャンセルなしに予約時間を遅らせてもらったんですが、この遅れが今度は他の面に影響してきます。



 こちらでは運転手の拘束規則が厳しく、一日の稼働時間や休憩時間が守られないと、場合によっては運転手のライセンスが剥奪されてしまうんです。それで今度は食事がまだ終わらないうちに、待たせておいた運転手から催促の電話が頻繁に入ってくるんです。こちらはなだめて済む問題ではないので、後は頃合いをうまく見計らうだけ。ところがこんな時に限って最後のデザートやコーヒーが出て来るのが遅いんだな。

 ま、ともかく無事にホテルに送り届け、翌日はリハーサル。朝早くから入りのスタッフは日本側も現地側も本当にプロフェッショナルな姿勢の優秀な人ばかりだったんで、細かい問題も着々と克服していきます。



 で、この日もこれまた予定よりは遅い終了だったんですが、スタッフはまだ残って最後の仕上げをするとのことなので、メンバーと僕は遅めの食事へ。当然と言えば当然ですが、その場でもやはり翌日の本番に向けての話が熱心に。その結果、どれとは言えませんが、全体の流れを考慮して、実は予定していたセットリストの前半の順序を少し入れ替え、後半から1曲削ることに。その場でスガさんから舞台監督へ変更を伝えました。今考えると本当にギリギリまで緊張の続く作業だったんですね。

 そして本番の日……
 長くなったので、とりあえずこのあたりで。