初のリスニング満点を経験し、実質一年ぶりのブログ更新ということもあり、この一年何をやっていたのか(もちろん英語に関して)についてお話ししたいと思います。ちょっと長いですがお付き合い下さい。なお、この記事ではあくまでやった内容の具体的な記述だけにとどめ、それらの意義についての分析は次回の記事にまわします。まずは具体論から、です。
まあ、計画性のない私のことですから、「次のTOEICを何とかする」という明確な意識を持って過ごしていた訳ではありません。ざっくりと言うと、こんな感じで過ごしていたら今回のような結果になりましたという、”結果論”です。でも、結果論の方が読者の皆さんにとっては有り難いかもしれませんね。
(前半の半年)
好きな英文法の勉強をダラダラと
(後半の4ヶ月)
TOEIC専門の雑誌でリスニング練習
(更に後半の2ヶ月)
同じ雑誌でリーディングセクションの徹底解析
最初の半年ですが、TOEICでまたも900切りという屈辱を味わったものの、TOEICのために何かをするという気にはどうしてもなれず、半ばライフワークと化している文法の勉強を、いつも通りにダラダラとやっていました。私にとっては勉強というより、趣味の時間の読み物として文法の本を読んだり問題を解いたり、という感じです。だから、もっぱら布団の中で寝る前に読んで、眠くなったらそのまま寝るという感じですね。今年に限らず、もう何年も、毎日毎日こんな事をやっています(そりゃ、少しはできるのは当たり前です)。
石井辰哉さんの785問(だったっけ?)の問題集とか、風早寛さんの文法・語法のトレーニング(Z会)とか、山口俊治さんの実況中継とか、佐藤ヒロシさんのちょっと学術っぽい解説書とか、その辺を隅々までみっちり読みました(まだまだ沢山ありますが、書ききれません)。寝床の中でのいい加減な勉強ですが、読み方としては一カ所たりとも疑問を残さない感じで綿密に読んで、問題を解いていきます。ペースとしては1週間で1冊を潰す、という感じでしょうか。
実は上記の本はこれまでに何度も通読しているものばかりなのですが、改めて読み返してみるとやっぱり多くの内容を忘れてしまっているのです。今回はどの本も通算4~5回目の通読になったこともあり、どの本の内容もかなり身に付いてきた感じがしました。やっぱり、1回や2回読んだくらいで身に付くなんてことは絶対になくて、この半年間で、結果的に今までに読んだお気に入り本の総復習がまとめて出来た、という感じになりました。ただ、総復習しようと思ってやったのではなくて、どの本もそういう段階に達する時期になっていた、ということです。
こんなことを半年ほどやっていましたが、そろそろ次のTOEICが気になり出したこともあり、また、相も変わらず苦手なリスニングから逃げてるなーという自戒の念もあったので、TOEICのための勉強をするというのは半ば不本意ながらも、結局それをやっていないからダメなんだろうなと思い、割り切って「TOEICのリスニング練習だけに特化した期間を作る」ことを決意しました。
ただし、ニュータイプのTOEICになってからは実際のところはリスニングセクションの方が点が取れていたりするのです。今のTOEICは明らかにリーディングが難化しており多くの方がそのような傾向にあると思いますが、もう20年も前からオールドタイプのTOEICでリスニングで散々泣かされてきたことや、英語を聴くことに対する苦手意識が払拭できない感がずっとあって、「リスニングを何とかしなければ」という脅迫観念ができあがっていたのです。
で、やったことと言えば、「TOEICテストプラスマガジン」のTOEIC模試のリスニングをひたすら聞きまくる、それだけです(注意してほしいのですが、過去の記事でも散々言っているように、英語の音を聴く本来の目的はリスニング能力の養成では断じてありません。しかし、TOEICのリスニング問題に徹底的に慣れるためには、TOEICの問題文を聴くのが一番いいだろうと思ったのです。こういう試験対策は嫌いなんですけどね)。
この雑誌は気が向いたときにちょこちょこ買っていたのですが、歯抜け状態だったので、アマゾンで手に入るだけのバックナンバーを購入しました。2008年くらいの刊から2014年の物までほぼ全てのバックナンバーを揃え、リスニングに関してはそのうち半分くらいやりました。隔月刊誌なので、3年分強、計20冊くらいをこなしましたかね。実はこの雑誌の前身は「TOEIC Friends」というもので、90年代の頃のものも20冊くらい持っていますが(今のプラス、は2005年創刊)、さすがにそこまでは手が周りませんでした。
とにかく聞いて、分からないところ(音だけではく文法的な意味でも)はスクリプトをチェックして全て蛍光ペンでマークし、当該箇所がほぼ全て”聴いて、分かる”ようになるまで繰り返し聞きました。もちろん、何度聴いても聴き取れないところは止むなくスルーです。オーストラリアとイギリスのナレータの方のなまり(?)が強く、泣かされましたが、今から思うとこれがいい訓練になりました。しかし、この練習をしている最中はまだ、力が付いたという実感はありませんでした。
そんなこんなで4ヶ月くらいが過ぎた頃、やっぱり嫌いなリスニングに嫌気が指してきて(笑)、揃えたバックナンバーの半分くらいをやったところで、今度は同じ雑誌のリーディングパートに目を通すようになりました。これはもう、大好きなリーディングですから、揃えたバックナンバーの全てを、隅から隅まで、文法的な疑問を一カ所たりとも残さない形で”解析”して、知らない言い回しはすべて覚え、完全に消化しました。
とまあ、これをやっている段階で今回のTOEICを受験し、何故だか「リスニング満点」という予期しない結果になったという次第です。それぞれの学習が結局どういう意味をもち、結局どういう効果をもたらしたのか、そして、今後は何をすべきなのか、次回はその辺を考えてみたいと思います。
まあ、計画性のない私のことですから、「次のTOEICを何とかする」という明確な意識を持って過ごしていた訳ではありません。ざっくりと言うと、こんな感じで過ごしていたら今回のような結果になりましたという、”結果論”です。でも、結果論の方が読者の皆さんにとっては有り難いかもしれませんね。
(前半の半年)
好きな英文法の勉強をダラダラと
(後半の4ヶ月)
TOEIC専門の雑誌でリスニング練習
(更に後半の2ヶ月)
同じ雑誌でリーディングセクションの徹底解析
最初の半年ですが、TOEICでまたも900切りという屈辱を味わったものの、TOEICのために何かをするという気にはどうしてもなれず、半ばライフワークと化している文法の勉強を、いつも通りにダラダラとやっていました。私にとっては勉強というより、趣味の時間の読み物として文法の本を読んだり問題を解いたり、という感じです。だから、もっぱら布団の中で寝る前に読んで、眠くなったらそのまま寝るという感じですね。今年に限らず、もう何年も、毎日毎日こんな事をやっています(そりゃ、少しはできるのは当たり前です)。
石井辰哉さんの785問(だったっけ?)の問題集とか、風早寛さんの文法・語法のトレーニング(Z会)とか、山口俊治さんの実況中継とか、佐藤ヒロシさんのちょっと学術っぽい解説書とか、その辺を隅々までみっちり読みました(まだまだ沢山ありますが、書ききれません)。寝床の中でのいい加減な勉強ですが、読み方としては一カ所たりとも疑問を残さない感じで綿密に読んで、問題を解いていきます。ペースとしては1週間で1冊を潰す、という感じでしょうか。
実は上記の本はこれまでに何度も通読しているものばかりなのですが、改めて読み返してみるとやっぱり多くの内容を忘れてしまっているのです。今回はどの本も通算4~5回目の通読になったこともあり、どの本の内容もかなり身に付いてきた感じがしました。やっぱり、1回や2回読んだくらいで身に付くなんてことは絶対になくて、この半年間で、結果的に今までに読んだお気に入り本の総復習がまとめて出来た、という感じになりました。ただ、総復習しようと思ってやったのではなくて、どの本もそういう段階に達する時期になっていた、ということです。
こんなことを半年ほどやっていましたが、そろそろ次のTOEICが気になり出したこともあり、また、相も変わらず苦手なリスニングから逃げてるなーという自戒の念もあったので、TOEICのための勉強をするというのは半ば不本意ながらも、結局それをやっていないからダメなんだろうなと思い、割り切って「TOEICのリスニング練習だけに特化した期間を作る」ことを決意しました。
ただし、ニュータイプのTOEICになってからは実際のところはリスニングセクションの方が点が取れていたりするのです。今のTOEICは明らかにリーディングが難化しており多くの方がそのような傾向にあると思いますが、もう20年も前からオールドタイプのTOEICでリスニングで散々泣かされてきたことや、英語を聴くことに対する苦手意識が払拭できない感がずっとあって、「リスニングを何とかしなければ」という脅迫観念ができあがっていたのです。
で、やったことと言えば、「TOEICテストプラスマガジン」のTOEIC模試のリスニングをひたすら聞きまくる、それだけです(注意してほしいのですが、過去の記事でも散々言っているように、英語の音を聴く本来の目的はリスニング能力の養成では断じてありません。しかし、TOEICのリスニング問題に徹底的に慣れるためには、TOEICの問題文を聴くのが一番いいだろうと思ったのです。こういう試験対策は嫌いなんですけどね)。
この雑誌は気が向いたときにちょこちょこ買っていたのですが、歯抜け状態だったので、アマゾンで手に入るだけのバックナンバーを購入しました。2008年くらいの刊から2014年の物までほぼ全てのバックナンバーを揃え、リスニングに関してはそのうち半分くらいやりました。隔月刊誌なので、3年分強、計20冊くらいをこなしましたかね。実はこの雑誌の前身は「TOEIC Friends」というもので、90年代の頃のものも20冊くらい持っていますが(今のプラス、は2005年創刊)、さすがにそこまでは手が周りませんでした。
とにかく聞いて、分からないところ(音だけではく文法的な意味でも)はスクリプトをチェックして全て蛍光ペンでマークし、当該箇所がほぼ全て”聴いて、分かる”ようになるまで繰り返し聞きました。もちろん、何度聴いても聴き取れないところは止むなくスルーです。オーストラリアとイギリスのナレータの方のなまり(?)が強く、泣かされましたが、今から思うとこれがいい訓練になりました。しかし、この練習をしている最中はまだ、力が付いたという実感はありませんでした。
そんなこんなで4ヶ月くらいが過ぎた頃、やっぱり嫌いなリスニングに嫌気が指してきて(笑)、揃えたバックナンバーの半分くらいをやったところで、今度は同じ雑誌のリーディングパートに目を通すようになりました。これはもう、大好きなリーディングですから、揃えたバックナンバーの全てを、隅から隅まで、文法的な疑問を一カ所たりとも残さない形で”解析”して、知らない言い回しはすべて覚え、完全に消化しました。
とまあ、これをやっている段階で今回のTOEICを受験し、何故だか「リスニング満点」という予期しない結果になったという次第です。それぞれの学習が結局どういう意味をもち、結局どういう効果をもたらしたのか、そして、今後は何をすべきなのか、次回はその辺を考えてみたいと思います。