英語・ダイエット・その他徒然なるままに

趣味の英語学習(TOEIC 970点)やダイエットの成功談など、色々書いていきます。

読むことの大切さ

2015年02月27日 00時41分20秒 | 英語
このところ仕事が忙しいので更新できていませんが、久々にちょっとだけ。

20年もやっててTOEIC900点台前半はあまりに恥ずかしいので、990点という目標もさることながらまずは一刻も早く950をクリアしてしまいたいというのが直近の課題としてあり、そのために、現状おそらく最も点を落としているであろうPart 7の攻略をメインに練習をしています。試験のための勉強は邪道ではありますが、何を差し置いても900点台後半への突入を最優先課題にしなければいけないと思っています。何度も言うようですが、900点台前半の人間が何を言っても説得力はありません。点数落とし過ぎですから。”TOEICなんてクダラナイ”と言う人も多いですが(もちろん、ある意味正しいけど)、どんなに体調悪くても調子くずしても最低950くらいは取れる、ちょっとばかしミスるだけ、といえる位でないとそんな偉そうな事を言う資格はないと私は思います。

で、やってることと言えば例題を一生懸命読んでいるだけですが、英文を読みまくっていて思うことは、やっぱり”読む”という作業が一番楽しいし、力をつける上でも(日本に居る限り)一番大切な営みである、ということです。

スピーキングやライティングのようなアウトプットの力こそが大事なのだという物言いもありますが、インプットなくしてアウトプットの力なんて付くはずがありません。朝から晩までネイティブとコミュニケーションせざるを得ないような環境に身を置くのでない限り、読むなり聞くなりして使える英語をストックしていくしか方法はないのです。しかもリーディングはリスニングと違って自分のペースでできますから、ストレスも少なくて済みます。

自分にとってちょっと易しいと思うようなレベルの英文をガンガン読んでいると、英語を読んでいるという意識すら無くなってしまって、中身の情報処理だけに没頭する感覚になります。この状態を長く続けることによって、本当の意味で、日本語を全く介さずに英語だけで考えることができるようになるのだと確信します。こういう思考、情報処理をやりながら吸収した英語は、別の機会では嫌でも自分の頭から自然に出てくるようになるはずです。日本で英語を勉強する限り、こうやって使える英語のストックを増やして行くのが王道ではないでしょうか。多くの日本人は、追いかけるだけで精一杯の難しい英語ばかりやるから、受動能力だけがやたら肥大化して使える形の英語が身に付かないのだと、最近確信するようになりました(以前の記事にも書きましたね)。

そういう意味で、TOEICのような易しい英文は、平均的な日本人にとって、取り組むのに最も適した題材の一つだと思います。こういう英語をバカにする奴は結局のところ本質が見えていないのです。リスニングセクションの問題もそうですけど、試験そのものの意義はまた別として、TOEICの英語自体は本当に使える、日本人の身の丈にあった英語だと思います。やっぱりここでも、”英語そのものを見ろ”といういつも通りの主張になってきました。これはもう、私の哲学かもしれません。試験自体の功罪と、そこにある英語そのものとをごっちゃに議論してはいけないのです。

私はTOEICの問題を解くときは(どのパートも同じ)、必ず4色ボールペンを使います。赤は知らなかった語彙、青は知っていたけど自分ではひねり出せないであろう語彙(単語、とは限りませんよ。あらゆる意味での表現を含みます。1センテンス丸ごとになることもあります)、緑は文法的に要注意な箇所、そして、黒で諸々の注意書き、というように印や書き込みをしていきます。著作権の関係で私のチェックの入った教材の写真をうpできないのが残念ですが、4色いろとりどり、色々なことがびっしりと記入されています。「900点とる人でもそんなに書き込むことがあるのか!?」と思われると思いますが、どんなに細かい所でも一切の妥協をせずにチェックしているので、そうなります。一発ですんなりと意味がとれなかった箇所などは、”どうして読解につまづいたのか”、それはもう、しつこいくらいに理由を書きなぐっています。”自分の脳がつまづいた理由”を如実に記録します。

こういう書き込みをするためには、ある程度大きくて余白のある本でないと辛いです。なので、TOEICテスト・プラス・マガジンのような、大きくてかつ、薄くて軽い本がいいです。私が今までにTOEIC公式問題集をあまりやっていないのは、単に重くて持ち運びが辛かったからです。もちろん、これからやりますけど。