今回のドライブコースは県南のいろいろなタイプの麺が味わえる所でもあります。
「横手焼きそば」や「西馬内そば」も食べたかったのですが、
昼食は時間的にも泥湯温泉で食べるしかなかったので、
小さな食堂で「稲庭うどん」を食べました。
ここは以前にアケビとるーるーと3人で川原毛地獄に登った後、入った食堂です。
すっかり疲れきって、腹ペコの胃に染み入るような暖かさの、
あの時の稲庭うどんの美味しさは今でも忘れられません。
働いていたのは若くて内気そうな秋田美人の女性でした。
こんな山奥にも綺麗な人がいるんだなーととても印象に残りました。
今回はその時の記憶を辿って訪れたのですが、最初なかなか見つけられませんでした。
小さな温泉街なのに何故だろう?つぶれちゃったのかな?と心配したのですが、
以前の玄関とは反対側に入り口が出来ていたからでした。
新しく出来た道路から入れるようにしたみたいです。
以前はテーブルが2つしかない小さなお店だったのに、
増築して座卓を4つ置いた畳のコーナーも出来ていました。(繁盛していて良かったよ!)
女将さんは変わらず美しく、
年月は彼女を笑顔の絶えないはきはきした女性に変えていました。
本当はあの時食べた暖かいうどんが食べたかったのですが、
なにしろ気温35度の真夏にそれは出来ません。
4人とも冷たいうどんを注文しました。
お盆前の繁忙期とあり、お客さんがいっぱいで
女将さんと年取った大女将?と二人で汗だくになって作ってくれたうどんは、
しゃっきりと冷たくされていました。
本当に田舎の食堂で、調理場だって決して立派といえない感じに見えた(御免なさい!)ので、
予想を裏切るその冷たさに感動しました。
忙しくても手を抜かない姿勢が嬉しかったな。
その上、うどんの上にはもみじを一枝飾ると言う心憎い演出もされています。
小鉢に入った切り干し大根とミズの煮物もおふくろの味で美味しかった。
有名なお店で食べるのとはまた違う楽しみを頂いた感じです。
ご馳走様でした。