日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

生きづらさはいつの時代もありますが、令和はとくにひどいです!

2023-02-13 20:25:52 | 社会
ハジメのことば

頑張った人が報われる日本経済、今日よりも明日の生活がよくなると実感できる日本経済を取り戻してまいります。
  首相官邸ホームページ  2012年12月26日 故安倍晋三元首相
    

ギグワーカー

勤務先のマンション、朝イチから夜の10時過ぎまで"ウ-バイ-ツ"、アマゾンの配達員がひっきりなしに来館します。

今流行りのギグワーカーとは

「インターネット上のプラットホームサービスを介して単発の仕事を請け負うこと」

いわゆる個人事業主です。稼ぐ手段は配達件数を増やす以外にはありません。事故で怪我や病気になれば、収入は途絶えてしまい、保障はないので路頭に迷う人もでてきます。すると、自己責任というレッテルを貼られます。

街を歩いているとつづらを背負った人や店頭先で配達する品物を待ちながら、スマホを操作している人を見かけることが多くなりました。それだけ、ギグワーカーという職業が定着したということになります。

プラットホームシステムを構築した人は、いわゆる"元締め"になります。店と客から手数料が入り、その中から個人事業主に配達料が渡されます。稼ぐには件数をこなす以外にありません。

生きづらさ

          

十年前の2013年4月30日電子書籍版発行されたものです。いっきに読みました。当時より事態は深刻になっています。その中から二つ取り上げました。

①労働者の自営化

企業は労働者を雇うんじゃなくて労働者と請負契約をし、仕事を労働者にアウトソーシングするというかたちですね。そうなると仕事中に事故が起こっても、あるいは質の高い仕事をバリバリできなくて、その結果ワーキングプアになっても、完全に労働者の自己責任ということになる。

「生きづらさ」の正体

「生きづらさ」ってつねに二つのレベルで生じるものですよね。一つはもちろん物質的なレベル、つまり金がないということです。カネがないとなにをするにも不自由だし、もともな衣食住を確保することだって難しくなる。先々の生活の不安をつねにかかえて生きなくてはなりません。
もう一つはアイデンティティのレベルですね。つまり社会からまともに扱われない、自分の存在を認められてもらえない、居場所がない、といった状態です。こちらのほうもそうとうつらいですよね。社会の仲で自分の存在をなかなか見いだせないことですからそうなると、いきおい自分をまともに扱ってくれない社会をうらんだり、さらには自分の存在そのものを否定することに向かってしまう。

きょうのニュースその1

アシックスの22年12月期、純利益2倍 シューズ好調:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF105GM0Q3A210C2000000/