【感情的になった人間が死に、冷静な人間は生き残る】5385
安達裕哉(ゆうや)氏の心に響く言葉より…
先日、北野武監督の映画『アウトレイジ』を観たときのことです。
観たことない人のために説明しておくと、アウトレイジは“登場人物、全員悪人” がキャッチコピーのヤクザ映画です。
最初から最後まで、ひたすら殺人、暴力、そして理不尽が飛び交う“たくさん人が死ぬ”映画です。
この映画を1回観ただけでは気づかなかったのですが、2回目で、殺されてしまう人間に共通点があることに気がつきました。
答えは“感情的な人”です。
感情的になった人間が死に、冷静な人間は生き残っていました。
感情的になった人間はさんざん利用されたあげく、みんな殺されてしまったのです。
北野武監督自身は、雑誌のインタビューで「拳銃を使った奴は大抵、死に至るっていうポリシーは持ってるよ」と述べているのですが、私はこの映画から、感情的になったら、その時点で負けというメッセージを受け取りました。
そして、それは私がコンサルで学んだ「最重要事項」のひとつでもあります。
サセックス大学教授の心理学者、スチュアート・サザーランドは著書『不合理 誰もまぬがれない思考の罠100』の中でこう述べます。
《怒りや恐怖など強い感情にとらわれると、愚かな行動に走りやすい》
要するに、怒っているときは、だれでも頭が悪くなるのです。
怒っているときに下す判断は、まず、間違っていると考えたほうがいいでしょう。
上司から叱責されたとき。
同僚から無能だとみなされたとき。
大勢の前で恥をかかされたとき。
そういったとき、良い判断のできる人はほとんどいません。
実際、上司と喧嘩し勢いで会社を辞めて後悔した人を何人も見てきました。
頭のいい人は“キレること” “感情的になること”でどれだけ大きな損失を被るか知っています。
もちろん頭のいい人も感情的になることはあります。
しかし、頭のいい人は感情的になったとき、すぐに反応するのではなく、感情をコントロールし、冷静になって考えるほうが、メリットがあることを知っていて、その術を身につけているのです。
つまり、“話す前にちゃんと考える”ということは、感情に任せて反応するのではなく、“冷静になることだ”と言い換えられます。
『頭のいい人が話す前に考えていること』ダイヤモンド社
https://amzn.to/3phBJes
本書の中に、《キレないためのふたつの技術》という文章があった。
『では、どうすればキレずに冷静でいられるのか。
ポイントはふたつあります。
1.すぐに口を開かない
2.相手がどう反応するか、いくつか案を考えて比較検討する』
怒りは、まことにやっかいだ。
いくつになってもコントロールが難しい。
そして、怒ってしまったあとは必ず、悔やむ。
力で圧倒し、相手に分からせようとしたり、自分の正しさを押しつけようとしてしまう。
「自分を認めて欲しい」、「なぜわかってくれないのだ」という気持ちが、ゆがんだかたちで出てしまったのが怒りだ。
「アンガーマネジメント」という1970年代にアメリカで始まった心理トレーニングの方法がある。
これは、怒らないことではなく「怒りをコントロールすること」であり、「怒りと上手につき合うこと」。
それはたとえば、「衝動をコントロール」すること。
衝動をコントロールするとは、「最初の6秒をやりすごす」こと。
よく、「腹が立ったら十、数えよ」などといわれるが、間を置け、ということだ。
「感情的になった人間が死に、冷静な人間は生き残る」という言葉を胸に刻み…
衝動をコントロールできる人間でありたい。
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安達裕哉(ゆうや)氏の心に響く言葉より…
先日、北野武監督の映画『アウトレイジ』を観たときのことです。
観たことない人のために説明しておくと、アウトレイジは“登場人物、全員悪人” がキャッチコピーのヤクザ映画です。
最初から最後まで、ひたすら殺人、暴力、そして理不尽が飛び交う“たくさん人が死ぬ”映画です。
この映画を1回観ただけでは気づかなかったのですが、2回目で、殺されてしまう人間に共通点があることに気がつきました。
答えは“感情的な人”です。
感情的になった人間が死に、冷静な人間は生き残っていました。
感情的になった人間はさんざん利用されたあげく、みんな殺されてしまったのです。
北野武監督自身は、雑誌のインタビューで「拳銃を使った奴は大抵、死に至るっていうポリシーは持ってるよ」と述べているのですが、私はこの映画から、感情的になったら、その時点で負けというメッセージを受け取りました。
そして、それは私がコンサルで学んだ「最重要事項」のひとつでもあります。
サセックス大学教授の心理学者、スチュアート・サザーランドは著書『不合理 誰もまぬがれない思考の罠100』の中でこう述べます。
《怒りや恐怖など強い感情にとらわれると、愚かな行動に走りやすい》
要するに、怒っているときは、だれでも頭が悪くなるのです。
怒っているときに下す判断は、まず、間違っていると考えたほうがいいでしょう。
上司から叱責されたとき。
同僚から無能だとみなされたとき。
大勢の前で恥をかかされたとき。
そういったとき、良い判断のできる人はほとんどいません。
実際、上司と喧嘩し勢いで会社を辞めて後悔した人を何人も見てきました。
頭のいい人は“キレること” “感情的になること”でどれだけ大きな損失を被るか知っています。
もちろん頭のいい人も感情的になることはあります。
しかし、頭のいい人は感情的になったとき、すぐに反応するのではなく、感情をコントロールし、冷静になって考えるほうが、メリットがあることを知っていて、その術を身につけているのです。
つまり、“話す前にちゃんと考える”ということは、感情に任せて反応するのではなく、“冷静になることだ”と言い換えられます。
『頭のいい人が話す前に考えていること』ダイヤモンド社
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本書の中に、《キレないためのふたつの技術》という文章があった。
『では、どうすればキレずに冷静でいられるのか。
ポイントはふたつあります。
1.すぐに口を開かない
2.相手がどう反応するか、いくつか案を考えて比較検討する』
怒りは、まことにやっかいだ。
いくつになってもコントロールが難しい。
そして、怒ってしまったあとは必ず、悔やむ。
力で圧倒し、相手に分からせようとしたり、自分の正しさを押しつけようとしてしまう。
「自分を認めて欲しい」、「なぜわかってくれないのだ」という気持ちが、ゆがんだかたちで出てしまったのが怒りだ。
「アンガーマネジメント」という1970年代にアメリカで始まった心理トレーニングの方法がある。
これは、怒らないことではなく「怒りをコントロールすること」であり、「怒りと上手につき合うこと」。
それはたとえば、「衝動をコントロール」すること。
衝動をコントロールするとは、「最初の6秒をやりすごす」こと。
よく、「腹が立ったら十、数えよ」などといわれるが、間を置け、ということだ。
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