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国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

餅は餅屋

2015-12-04 | 結婚@NYまで
旅行会社H社のサイトにて9月26日(土)日本出発、30日(水)ニューヨーク出発で検索し、とりあえず良さそうなのを見つけました。(なお日本の発着地は東京、大阪、および名古屋の全てを試しました。)ただし伊丹発がちと早いので前泊が必要。そうなると前日夕方の会議が終わったら直ちに大学を出て大阪へ向かわなければなりません。そのくらいは仕方ないですが。

改めて検索結果を見て気が付きました。行き帰りとも乗り継ぎが1回ずつあるけれども中継地は成田じゃないか、と。しかも行きは8時間近くも待たないといけない。なら直接成田へ行った方がずっと楽だし安くないか? そう思って再検索したのですが、出てきた結果にビックリ。そっちの方が5割近くも高い。なんでそうなる?

自分で航空券を取った経験が乏しい私には事情がサッパリ分からなかったので、旅慣れている知人にメールで尋ねてみたのですが、「乗り継ぎをすると、飛行機にたくさん乗るのにもかかわらず安くなるんですよね」との返事で結局よくわかりませんでした。

「まあ時間は勿体ないけれどJRの運賃がかなり浮いて金銭的には損しないからいいか」と納得。Lindaにこれで行くことにしたとメールを送ったのですが・・・・・OKは出ませんでした。「EWR(ニューアーク・リバティー国際空港)は遠すぎて迎えに行けない。できればJFK(ジョン・F・ケネディ国際空港)、せめてLa Guardia(ラガーディア国際空港)にして。」と頼まれたのです。私はニューヨーク圏に複数ある国際空港の位置までは考慮していませんでした。(こんな感じですが、そもそも三つあることすら知りませんでした。)

そういえばドラマ「フレンズ」のシーズン10(最終シリーズ)の最終回では、パリへ旅立とうとするレイチェルを引き留めようとしたロスが間違って(飛行機はニューアーク発なのに)JFKへ行ってしまうというシーンがありました。(その後、彼は運転していたフィービーに「もう忘れよう、ニューアークまで約1時間かかるから間に合わないよ」と言います。調べてみたらJFK~ニューアーク間はタップリ50kmありました。羽田~成田間の約80kmよりは短いですけど。)

現実に話を戻すと、スカイプの通話でも数分おきにジェット機の轟音が聞こえていましたが、たしかにLindaの家からJFKまでは8マイル(車で20分ほど)と近い。それに対してニューアークまでは35マイルもありました。(だいぶ後になって知ったことには、ニューアーク市があるのはニューヨーク州ではなく (ややこしいなぁ) 隣のニュージャージー州だからそれも当然です。)

そのためニューアークを条件から外し、改めて探してみたのですが・・・・・La Guardia発着で値段もまあまあというのが見つかりました。ただし直行便ではなくデトロイトで乗り継ぎが必要となり、当然の結果として到着は遅く午後10時過ぎ。他にいくつか出てきたのも似たり寄ったりで決定打不足でした。そこで思い出したのが先の知人のメールにあった「安くするならパッケージツアーにした方が安いとは思うけど」という一文。パッケージなら航空券だけの場合と大して変わらずに宿泊も付いてくるのは知っていたので、何かいいのが見つかるかもしれないと考えてH社のそっち関係のサイトを当たってみることにしました。

案の定10万ちょっとで宿付きというツアーを発見しました。ただし空港名までは書いてない。ということで電話をかけて問い合わせたのですが、途中で勘違いに気が付きました。航空券を探す場合と異なり、ツアーで使われるのは現地出発日でなく日本到着日。つまり滞在が1日短くなってしまうことになります。余裕のないスケジュールを組むのはちょっと恐いので「やっぱり止めます」と伝えましたが、オペレーターさんが「ではご希望の日程でお調べしましょうか」と言ってくれたのでお願いしたら・・・・・数分で時間的にも金銭的にもこれ以上考えられないほど理想的な便を見つけてくれました。

成田~JFK直行便の往復です!「あらゆるサイトで探しても出てこなかったのにどうして?」と思って訊いてみたところ、「残席が少ない場合はネットに出てこないこともある」という説明でした。

(この際ついでということで、「なぜそちらの商品は国際線だけの場合より国内便が付いている方が安くなっているんですか?」と尋ねてみましたが、「国内便と国際便が一体となってあの価格設定となっているため切り離すことはできない」という不思議な回答でした。それゆえ「最初の国内便に乗らないと以後のフライトまでキャンセルされてしまう」とのこと。アホみたいな話ですが。)

さらに「国内便も手配しましょうか?」というお言葉に甘え、行きは伊丹→成田、帰りは成田→中部国際を諸経費込み6000円ちょっとで付けてもらいました。それで行き帰りの新幹線代(米原~東京)なども浮くことになりチョー得をした気分です。(行きの国内便が羽田着なので成田への移動にバス代が3000円ちょっとかかりましたが。)ということで、この件では月並みながら「餅は餅屋」(プロに聞くのが一番)という教訓を得ました。
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あの頃と似てる? (Yasuhiro)
2015-12-04 08:53:21

ニューヨーク行きの準備を始めてからの私は自分で動いているというよりは何者かに動かされているような感じがずっとしていました。K君宛のメールにもこう書いています。

「とにかく今は自分の意志とは無関係にことが運んでいるように思えます。私にとってはいい兆候です。」

それに対する返事には「いい風が吹いていますね」と書かれていましたが、私も追い風をハッキリ感じていました。

同じような感覚だったのはセスタバジカ運動を始めた頃でした。当時も何か困難に直面する度にそれをチャラにするどころかお釣りが来るほどの良い出来事が起こって不思議な気がしていました。ミシガンの研修に参加する学生が最少催行人数(7人)に達した時もそうでしたが、「これが運命」と思える時には例の「第一法則」の前半部が発動しなくなるのかもしれません。

ついでながら、「苦境」について書いていた時は筆がなかなか進まず、何度も書き直しを迫られたのですが、NY行きの決断以降は再び(婚約までと同じく)スラスラモードに入りました。
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