小島教育研究所

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Tao教授(UCLA)来年度より、Cambridge大学へ移籍。もう、アメリカに未来はないのか?

2013-10-11 | 告知です。

フィールズ賞受賞のTerence Tao教授がCambridge大学へ移籍されるというニュース。

もともとご両親が香港チャイニーズで、ご自身はオーストラリ数学オリンピック最年少金メダリスト記録を持つタオ教授による、誰でも楽しめる理想の数学教室。問題の把握とその戦略、そして美しい攻め方とは―。 アのお生まれ。

 最年少で国際数学オリンピック大会、金メダルを受賞。地元大学を飛び級で入学、卒業、その後米国プリンストン大学大学院にてM.Stein教授の指導の下、若干20歳で博士号を取得。24歳でUCLA(南カリフォルニア大学ロサンジェルス校)の正教授に抜擢された。2006年マドリッドの世界数学者会議にてフィールズ賞を受賞。現在38歳の彼は「数学界のモーツアルト」の呼び声が高い。

彼が15歳のとき書いた本が改訂され、現在日本語訳も出ています。

『数学オリンピックチャンピョンの美しい解き方』

数学オリンピック最年少金メダリスト記録を持つタオ教授による、誰でも楽しめる理想の数学教室。問題の把握とその戦略、そして美しい攻め方とは―。

  • 単行本:189ページ
  • 出版社:青土社 (2010/7/23)
  • ISBN-10:4791765613
  • ISBN-13: 978-4791765614

 そんな、彼が何故、この時期に移籍を決意したのか。表向き、共同研究者のGreen教授のCambridge大学へ移籍し研究成果をより挙げることが目的であろうことは想像に難くない。

米国の先行き不安(米政府の債務不履行)を察知しての緊急避難か、と思わせる今回のニュースです。

 

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