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従業員の集合研修を実施したいがどのように進めたらいいでしょうか?

2014-06-26 17:23:32 | 組織人事戦略に役立つ情報
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こんにちは!中小企業診断士のあお先生こと青木公司です。

よくいただく、以下の質問にお答えします。

< 「従業員の集合研修を実施したいがどのように進めたらいいでしょうか?」 >


【質問】
 今後、仕事場で教育するだけでは人は育たないと思い、集合研修をしたいと思います。しかし、ただ、研修だけ行っても効果がないのではないかとも思います。どのように進めたら効果的に行えるでしょうか。


【解答】
 成果の源泉の経営資源の中でも、人材は最も重要です。人件費の高い日本で、企業が成長を続け、勝ち残るためには、労働集約的な仕事から、付加価値の高い仕事に切り変えることが重要です。その意味で、教育を強化し、従業員の意識と能力を高め、人的生産性を向上させることが大切です。そのための研修実施を効果的に進めるため、以下の手順で行うことをお奨めします。


1.自社の経営状況を確認し、欲しい人材像を考える。
 自社の経営方針、経営環境を考えて、今後の全社的方向性の確認、各事業の戦略の確認を行います。その中で、今後、どんな人材が欲しいのか、どのような人材を育てたいのかを考えましょう。


2.求める人材像の必要な意識、知識、能力、行動特性を考える。
 求める人材像の人物にはどんな意識、知識、能力、行動を発揮できるのかを考えましょう。


3.自社の従業員とのギャップ
 求める人材像の人物と自社の従業員の意識面、知識面、能力面、行動面のギャップを考えましょう。そのギャップが育てなければいけない部分となります。


4.そのギャップを埋めるため、どの伸ばすのか考えましょう。
 ギャップを埋めるために、従業員の能力を伸ばすためには、以下の手法が考えられます。

(1) OJT(現場教育)
 仕事の実地において、指導をしていきます。これをするには指導する側が、トレーニングをするためのノウハウを持っていることが重要です。また、指導する範囲やその指導することに対する権限と責任を持つことが重要です。
 また、マニュアルの整備も重要となります。

(2) 自己啓発
 内容によっては、従業員が自分自ら、自主的に学べるようにすることが重要です。そのためには、学ぶべき内容を明確にすることと、それを身につけて、行動し、成果を出した時のベネフィットを明確にして、自己啓発へのモチベーションを高めておくことが重要です。

(3) OFF-JT(集合研修)
 仕事の実地や自己啓発で補えないものについては、集合研修で補うのが重要です。
 集合研修で行うのが効果的といわれる内容には、以下のものがあります。

■階層別研修:
マネージメント研修、中堅社員研修、新入社員研修など

■ビジネススキル系研修:
チームビルティング研修、セールスマン研修、プレゼンテーション研修、
人事考課者研修、アカウンティング・ファイナンス研修、マーケティング研修、CDP研修、
セルフイノベーション研修、ロジカルシンキング研修、ロジカルライティング研修、
ビジネスディベート研修、OJT研修、CS研修、アサーション・交渉術研修、タイムマネジメント研修、
マナー研修、会議進行術・ファシリテーション研修 など

 あくまでも、自社が必要であり、仕事の実地での指導や自己啓発で補えないものに集中して、集合研修を行うのが重要です。


5.行う教育の体系化
 OJT、自己啓発、OFF-J-Tで行う内容を体系化します。図示して、その内容を明確にして、会社と従業員と共有するためです。


6.集合研修を行う内容の優先順位付け
 自社の経営環境から考えて、緊急性と重要性の観点から、重要な研修から実施を検討します。その行動が他の社員に波及するマネージャー層の研修から実施するパターンが一般的です。また、その時点の経営戦略上の緊急性から、他のビジネススキル系の研修を優先する場合もあります(売上が落ちているので、セールスマン研修を行い、提案型営業力を強化するなど)。
 自社の経営環境から、どれを行うべきか考えるべきです。


7.研修実施にあたっての重要事項

(1) 講師力
 何といっても講師力が研修の効果に大きく影響します。企画力、レジュメ作成力も重要ですが、講師の発信力、人間力、その場の対応力が重要です。よい講師は世界的企業などでの研修実施経験も含め、幅広い活躍実績があります。特に、直近の活躍度合いが重要です。遠い過去の成功体験は今も通用するとは限りません。今よい講師は今まさに、活躍し、現在の顧客満足度調査の数値も高い評価を得ているはずです。それらの評判と実際にあって自社に合うのかを確かめて、よい講師を選びましょう。よい講師を選べばその時点で、研修の成功の確率は一気に高まります。

(2) 動機付け
 受講生がその研修に意味を持って取り組めるのかは非常に重要です。経営トップ、人事トップ、部門のトップ、上司からその意味合いをしっかりと解きましょう。そして、彼らが前向きな気持ちで研修に参加できるように配慮すべきです。

(3) 研修実施後のチェック
 研修が終了したら、受講生から顧客満足度の調査をして分析すべきです。研修の内容、講師、研修運営の仕方などについてヒアリングを行い、分析して次回に活かします。

 初めての研修が最も重要です。その効果を従業員皆が見ています。目先の視点だけでなく、
高い視点、広い視野で考え、計画的に実行しましょう。



■青木公司(あおきこうじ)
◎経営コンサルタント、中小企業診断士、一級販売士、東京都中小企業診断士協会中央支部ビジネス創造部部長、東京都中小企業診断士協会事業開発部副部長、東京支部マラソン同好会代表

◎専門業務(経営者と日本のビジネスマンを元気にする研修、コンサルを実施します!)
企業研修講師(講師登壇数年間214日)、二次合格率52%中小企業診断士受験講座二次合格スーパー本気道場主催講師、経営者向け講演、大手企業向け人事制度コンサルティング、中小企業顧問コンサティング(経営戦略策定、組織人事、売上向上、財務戦略、補助金獲得コンサルティング、ビジネスプラン策定など)
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