MARU にひかれて ~ ある Violin 弾きの雑感

“まる” は、思い出をたくさん残してくれた駄犬の名です。

頭の体操 (8) 漢字クイズ 問題/解答 より

2009-04-13 00:00:01 | 音楽演奏・体の運動

04/13    頭の体操 (8) 漢字クイズ



 これまでの音楽演奏・体の運動』目録 です。




(に) 費追加後  (26) ピツィカート

 嫌なものですよね、後から追加請求が来るのは。 え、
「そんなものは、指先ではじいてしまえ」ですって?

 でも意外に難しいんです、ピツィカートで綺麗な音を出す
のは。 何でもかんでも「(右手の) 親指を指板に付けろ」と
いう教え方があるのは、まことに困ったものです。 "腕で"
はじく場合もありますし。 (触れるのは指先ですが。)

 それ以上に、弦のどの部分を (右手で) 奏するべきかに
ついても、指摘される機会が少ないようです。 弓を置く
場所とは根本的に違います。

 原理、原則は共通していても。




頭の体操 (8) 漢字クイズ 問題/解答

2009-04-13 00:00:00 | 頭の体操 漢字クイズ

04/13      頭の体操 (8) 漢字クイズ




        『これまでのカタカナ語句には、

        カタカナ部分のみ各回ごとに載っており、

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  もう一度ご自分で考えてみたい方のために、問題も載せて
みました。 解答は文末の左下コーナーをクリックしてください。





 03/10 ~03/ 24 に登場した外国語の人名、地名、用語が、
カタカナ表記で (1) ~ (33) に、登場した順に並んでいます。




 また、(あ) ~ (む) に並んでいるのは、それを漢字で表記
しようとしたものですが、どう読めばいいでしょうか?





(1) フェリックス・メンデルスゾーン  (2) リュイ・ブラース

(3) ホルン      (4) トランペット      (5) ユーゴー 

(6) サラ・ベルナール           (7) ジャン・マレエ

(8) ジャン・コクトオ        (9) ジョルジュ・オーリク

(10) ダニエル・ダリュー  (11) チューバ  (12) グリンカ

(13) ロココ    (14) サン=サーンス    (15) オーボエ

(16) ソロ      (17) コントラバス      (18) ヴォトカ

(19) クラリネット    (20) スパルタ    (21) シベリウス

(22) アンサンブル      (23) テンポ      (24) スラー

(25) シンコペーション  (26) ピツィカート  (27) ステージ

(28) パッセジ      (29) メッセジ      (30) フレーズ

(31) パターン   (32) アマチュア   (33) スケジュール




(あ) 破綻    (い) 天火    (う) 阻路    (え) 悪覚

(お) 駐馬    (か) 遊豪    (き) 彫雲     (く) 触絵図

(け) 女世辞  (こ) 破世事  (さ) 捨得耳   (し) 掏嗚呼

(す) 兄三振  (せ) 酸流多  (そ) 蔵裏網  (た) 歩渡河

(ち) 路此処       (つ) 虞鈴歌       (て) 邪魔霊

(と) 空家住売     (な) 吾待湯浴     (に) 費追加後

(ぬ) 私屁利薄    (ね) 困虎風呂    (の) 似餡黒糖

(は) 錆裸鈴鳴   (ひ) 寝子富得小   (ふ) 酢餡素杏子

(へ) 自織樹大陸 (ほ) 誰兄言得誰言 (ま) 虎無愛玩動物

(み) 留雨以降明日        (む) 増胃薬麺出流素圏





[解 き 方]


  ・ 漢字を読み、主にその音を用いて、原語での発音を表わそうと試みた
   ものです。

  ・ 音読み訓読みが混ざっています。 必要な場合は、濁点()、
   半濁点()、送り仮名を補ってください。

  ・  従来のカタカナ表記による読み方とは、必ずしも一致しない場合が
   あります。

  ・  音ではなく、単語の意味を外国語に置き換え、その発音を用いる
   こともあります。 「星 → スター」、「太陽 → サン」のようにです。
    今回は英語がか所あります。

  ・ 口語的俗語的にくだけた読み方をすることもあります。
    (今回はありません。)
   (例) 「汚 → きたねぇ」、「社長 → ボス」。

  ・ 漢文もどきに、順番を入れ替えて読む場合もあります。
    (今回はありません。)
   (例) 「不読 → よまず、よまん」。

  ・ 左の漢字の中には、“”、”” ともに含まれている場合もあります。 
   人名 (右) に加えて "first name" をご自分で補ってください。
    (今回はその必要はありません。)
   (例) 「ヨーゼフ・シュトラウス」。

  ・ 音や意味とは無関係で、漢字から連想しないと解けないものも!
    (今回はありません。)

  ・  厳密に見るといい加減なものもありますが、そこは冗談の世界。
   お見逃しくださいませ。



   解答

    ↓



(あ) 破綻  (31) パターン

 「昔は八反の農地があったのに、破綻して今じゃ畑無
その発端は…。」

 これではいつまで経っても話が終わりません。 端短
お願いしたいものです。




(い) 天火  (23) テンポ

 点補? 不正採点は駄目、公正にね。




(う) 阻路  (16) ソロ

 こればかりは、音を出す自分の責任。 粗賂で切り抜ける
なんて無理です。

 どうも退路を断たれたようですね。 誰かと思ったら、
鼠さん? 鼠路だって。




(え) 悪覚  (15) オーボエ

 大吠えは、ウチのまるの特技。 そう言えば昔の仲間に、
"遠吠え" というあだ名のオーボエ吹きがいました。 でも、
どういう意味だったのかな…。




(お) 駐馬  (11) チューバ

 なにやら西部劇のイメージです、カウボーイ映画の。
これが日本版の正義の味方なら、鋳刃誅刃になる
ところ。 忠馬宙馬に跨って。

 ところでお馬さん、入れ歯なの? 虫歯だから鋳歯
してもらったの、鍛冶屋さんに? なんだ、また聞いて
ないよ。 寝てる!

 酎馬なんだって…。




(か) 遊豪  (5) (ヴィクトル・) ユーゴー

 豪遊も結構だが、放蕩息子になっては困るからね、誰か
説教しに行かせてよ。 誰もいないの?

 じゃあ、お前だ、"You go !" (君行)




(き) 彫雲  (3) ホルン

 高村光雲を連想します。 あの光太郎の父の。

 ところでホルンは大変難しい楽器ですね。 音を外せばすぐ
バレるし。 名法螺吹き、間違い、名ホルン吹きだった友人
でさえ、「当たるも当たらぬもそのときの運」と言ってました。

 ホルンは "掘運" なんだって、本当に。




(く) 触絵図  (30) フレーズ

 今の掲示板は、昔の "お触れ"。 近代の博物館には、触る
だけで表示が出る、タッチ・パネル式の触絵図が。 かと思う
と、あっちには、手を "触不得!" と書いてあります。

 ちょっと待った。 私には何度さらっても弾けない "触不得"
が、あそこにもここにも…。





(け) 女世辞  (29) メッセジ

 こう書くと性差別になるのでしょうか。 じゃあ、男世辞 (おせじ)
でご勘弁を…。




(こ) 破世事  (28) パッセジ

 世事に疎いから常識破りで行くの? でも、相手を増長させず、
励ます意味でお世辞が必要な場合もあります。 あちこち、言葉
を尽くした "八世辞" で。




(さ) 捨得耳  (27) ステージ

 "耳" と言うと "音感" をすぐ連想します。 付け焼刃で得られる
ものではありません。 楽器は正直に自分の実力を反映します
ね、とくに本番のステージでは。 「あれは偶発的な失敗例さ」
などと "捨絵事" なる発言は禁句。 絵空事ではありません。




(し) 掏嗚呼  (24) スラー

 "スリ" はこう書くそうですね。 「嗚呼!」と気付いても、時遅し。
お互いに気をつけましょう。 最近はグループで役割を分担、
連繋するので注意しなくては。 芋蔓 (いもづる) 式の連続検挙が
望まれます。




(す) 兄三振  (22) アンサンブル

 無理して "兄古" と短く書けば、昔の青年のこと。
私もその一人です。

 "餡酢杏古" ? ちょっと怖いな、食べるのは、いくら
酢漬けでも。 古くなると、煮ても焼いても食えません。
私もその一人です。




(せ) 酸流多  (20) スパルタ

 ちょっと読み方に無理がありました。 じゃあ "巣張多" は?
あの蜘蛛さんですよね。 雨上がりの美しさと、造形の手順は
見事です。 誰に教わったのか。




(そ) 蔵裏網  (19) クラリネット

 これではまるで "泥棒よけ" ですね。 "草履モウ" とは
決して読まないでください、あの素敵な楽器の名誉の
ために! 私が吹くと確かに "ゾウリムシ" ですが。

 光り輝く、あの高音。 そして私たちを優しく包み込む、
魅惑の低音域。 まさに "暗輪網" です。




(た) 歩渡河  (18) ヴォトカ

 ヴォルガ、リェナ、オピ、イェ二セィ…。 ロシアの大河は
凍ってしまうので、こう書けそうです。 おっと、"不嘔吐可"
ですよ。

 ちなみに、ここでチ(ャ)ィコーフスキィにお詫びです。 いつも
"ヴォトカ、ヴォトカ" と書いてきたので…。 彼は決してお酒が
嫌いではありませんでしたが、克己勉励、誠実な音楽家でした。
しかし、書き残された以下の文面を読むと、この偉大な作曲家
が小さなグラスを手にしている情景を、私はどうしても思い浮か
べざるを得ないのです。 とりとめもなく思いを巡らしながら。

  (第4交響曲の) 第Ⅱ楽章は悲しみの一面です。 夕方、一人腰掛けて
 いると、仕事に疲れ、手にとった本が滑り落ちてしまうようなときに現れる、
 あのゆううつな感情です。 ああ、思い出が次々に浮かんでくる。 あんなに
 色々なことが起こり、そして過ぎ去ってしまったのが悲しい。 でも若い頃を
 思い出すのは楽しいものだ…。





(ち) 路此処  (13) ロココ

 本当に此処しか無いの? でも限定的な発言は危険。 その
人によって、ふさわしい道は異なります。 "路個々"。 特に
子供、生徒、部下に対しては。

 "露孤児" …? そんな現実を私たちはどれだけ減らせる
のでしょうか。 "賂個々"、"賂此処"、許せません。




(つ) 虞鈴歌  (12) グリンカ

 多くの珠玉の歌曲を残しています。




(て) 邪魔霊  (7) ジャン・マレエ

 善いものも悪いものも入るのが、容器ですね。 うつわとして
の私たちも同じ。 いつも "善いもの" に満たされていたいもの
です。 "酔いもの" はもちろんのこと、"佳いもの" も危険かも
しれませんから。




(と) 空家住売  (33) スケジュール

 "梳毛柔流"、美しい黒髪。 それはそれで素敵です。
すべてではありませんが…。




(な) 吾待湯浴  (32) アマチュア

 ご存じのとおり、"愛する (側の) 者" という意味です。
徹すれば、これ以上素晴らしいものはありません。




(に) 費追加後  (26) ピツィカート

 嫌なものですよね、後から追加請求が来るのは。 え、
「そんなものは、指先ではじいてしまえ」ですって?

 でも意外に難しいんです、ピツィカートで綺麗な音を出す
のは。 何でもかんでも「(右手の) 親指を指板に付けろ」と
いう教え方があるのは、まことに困ったものです。 "腕で"
はじく場合もありますし。 (触れるのは指先ですが。)

 それ以上に、弦のどの部分を (右手で) 奏するべきかに
ついても、指摘される機会が少ないようです。 弓を置く
場所とは根本的に違います。

 原理、原則は共通していても。




(ぬ) 私屁利薄  (21) シベリウス

 「俺のは儲からなかったよ、君のは?」なんて、ほーら、
また出てきてしまいましたよ、私のお得意な漢字が。

 少しは真面目に行きましょうか。 オホン、それでは、
"資減利薄"! ほーら、面白くないでしょ…?




(ね) 困虎風呂  (17) コントラバス

 "懇虎風呂"? その方が和やかですね。

 "金虎風呂" ? はいはい、黄金の虎さんね。

 "混虎風呂"、"婚虎風呂" !? 何だ、それは!!

 "混兎騾馬子"? そんなの、あるわけない。 いくら
遺伝子の研究が進んでも。 でも、クローンなのかな!
またの名を "重複馬子" というからな…。




(の) 似餡黒糖  (8) ジャン・コクトオ

 "自案刻苦十"? 努力賞ものですね、今後も頑張って
ください。 お父さんもコクトオなの? "調理父"、なるほど。

 私の場合は、いくら考えても "自暗酷頭" に終わります。
"子苦闘" させるばかりで。




(は) 錆裸鈴鳴  (6) サラ・ベルナール

 かつての名女優には申しわけないです。 "皿鈴鳴"?
待ってたよ、食事の合図! 一食、抜いちゃったんで。
あ、もう "まる" が食べちゃったのか、先に…。




(ひ) 寝子富得小  (25) シンコペーション

 普通は "ション" なんて読みませんよね、"特定の場合" 以外
には。 でも、まだマシですよ。 "申請屁消音" に比べたら。

 あ、また、使っちゃった…。




(ふ) 酢餡素杏子  (14) サン=サーンス

 先日お花見に行ったら、屋台が一杯! その中に、杏子飴
(あんずあめ) なる店がありました。 買いませんでしたが。

 ところでこの作曲家、いつも皮肉たっぷりの言葉で有名だった
そうです。 苦みと酸味に富んだ。 いくばくかの毒も。




(へ) 自織樹大陸  (9) ジョルジュ・オーリク

 フランス6人組の一人。 『自由を我等に』、『美女と野獣』
(ジャン・コクトオ監督)、『恐怖の報酬』 (イヴ・モンタン主演) などの
"白黒" 映画、『ローマの休日』、フランソワーズ・サガンの
悲しみよこんにちは』などの "天然色" 映画など、往年の
フランス名画の音楽担当として、今日では名が伝わっています。

 特に有名なのは、やはり『赤い風車(ムーラン・ルージュ)
(1952年) でしょうか。




(ほ) 誰兄言得誰言  (10) ダニエル・ダリュー

 これも同時代の名高い映画女優さんです。 "映画" の言葉の
持つ重み、芸術的内容が、今日とはだいぶ違うような気がします。

 "誰煮樽湯"? そんなこと言ってるから駄目なの…。
               (でも言ってますね…。)




(ま) 虎無愛玩動物  (4) トランペット

 最近は猛獣や、危険な爬虫類をこっそり飼育する輩 (やから)
おります。 いつの間にか脱走して "虎暗不檻居" (トランポリン)
なんて! 冗談じゃありません。 そんなチャランポランは。

 ところで、「不鳴愛玩動物 (鳴らんペット)不要愛玩動物
(いらんペット) の "邪魔だ" (山田) です」と言って自己紹介する、
謙虚な先輩が昔いたのを思い出します。




(み) 留雨以降明日  (2) リュイ ブラース

 "留意振明日"? お天気の話じゃないとしたら、何のことで
しょう。 はい、音を出さない音楽家も責任重大。 日進月歩の
成長を期待したいものです。

 "龍威舞裸子"? そこらのテレビにいそうですね…。
何とも言いようがありません。




(む) 増胃薬麺出流素圏  (1) フェリックス・メンデルスゾーン

 おなか一杯の流し素麺。 満ち足りました。 何て幸せなんで
しょう! …と思ったら、すべては夢でした。

 『(真) 夏の夜の夢』、正確には夏至の頃のお話らしいですね。
梅雨時は食当たりにも気をつけねば…。




 お疲れ様でした!