おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

夏の旅行はしんどい!

2011年09月02日 07時37分58秒 | 日記
2泊3日で入院している弟を見舞うために神戸に行ってきた。

退職して飛行機旅行は初めて、やっぱり空を飛ぶのは緊張の連続だった。



低廉なパック旅行なので「翼に乗って」じゃないが本当に翼の真横の座席。

神戸は何年ぶりだろうー震災の時にも行くことはなかった。

今回は弟が入院したので、その見舞いが目的。遊びの計画はない。

神戸大学付属病院。大倉山というところにある。JR神戸駅からすぐのところー

着いた日、宿に荷物を置いて、すぐ病院へ。

治療の甲斐があっていたって元気で再会。5つ下で今大手保険会社の企業戦士。「止めとけ、いのち張って仕事に打ち込むのは!」

自分の病歴を考えると、どうもストレスが体を壊したように思う。ストレスへのマネジメントがうまくできなければ、企業社会での競争を勝ち抜くことはできない。

健康を考えたらそういう路線から意思的に外れるしかない。それはある意味戦線離脱の裏切り行為かもしれないが、私は行き方の選択だと思う。大きな病院のなかにあるドトールコーヒーで長くそんな話をした。

二日目は病院へ行った後、合流した弟の嫁とその長男がどうしても夕食を一緒にというので甘えることにした。

三宮のイタメシを予約していた。

それは知る人ぞ知る有名な料理店で、イタリアのイケメンが料理を作って食べさせる場所だった。コース料理でイカスミのパスタ、マルガリータ、そう前菜もうまかった。さすが神戸、異国情緒たっぷりでしかも直伝のイタメシ、赤ワインもベーリーグッド

たらふく食べて、飲んで宿に帰った。テレビを見ると台風12号が接近しているという。「明日阿蘇に帰るのだが飛行機が飛ぶだろうか?」と心配になった。大型らしい。

最終日は早めに病院へー関西は関西弁という通行手形がある。その独特の言葉によそ者はしり込みをする。しかし黙っていても始まらないので乗ったタクシーの運転手に話しかけた。その方は釣りが趣味らしい。釣った魚の写真が飾ってあった。

「その写真は石鯛ですね。釣られたんでしょう?」と話しかけるとその撒き餌に乗った。それから自慢話が病院に着くまで延々と続いた。

「釣竿は高いものを持ってらっしゃるのでしょう?」

その答えはトンデモナイものだった。

「竹で作った竿やが300万円、今買(こ)うたら500万位するんやないかいなー」さらりと言ってのけた。

「もういい」と内心、うんざりしていたら追い討ちがかけられた。「わし、40cm以上の石鯛、もう300枚超えたわ」

こうなるとついていけない・・・

治療は先進医療を取り組んでいるこの病院の医者に任せて、「がんばるしかないぞ」と強く握手して別れた。

飛行機が心配だったので早めに伊丹空港へ向かった。天候はどんどん悪化してきたがまだ飛行スケジュールに影響は出ていないもたいだった。

空港内で3時間ぼけーっと過ごし、いざ熊本へ。



フライトは快適どころか想像通り、風に煽られてゆれる揺れる。妻も恐怖で顔が引き攣っていた。「もう旅行は飛行機は嫌よ。新幹線にしましょ!!」それは腹の底から発せられた怒りの一声だった。