おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

恐怖の集中豪雨

2011年06月13日 06時22分50秒 | 日記
梅雨といえよくぞ降ったものだ。

熊本市で6万人の避難勧告とはすごい。指定地区の中に妻の実家が入っていたので、とても心配した。

86歳と85歳の老夫婦だけの生活、いざという時を考えると妻は心配でならなかったろう。何度も電話をかけていた。

熊本市内といっても有明海に面し、目の前に雲仙普賢岳が見えるみかん農家。金峰山の麓でもある。宮本武蔵が篭って書いた「五輪書」で有名な霊巌洞がすぐ近くにある。

田舎はどこでも高齢化が進んでいて、後を継ぐ世代が寄り付かなくなっている。老人だけの世帯が多い中で緊急時の避難をどうするのか大きな課題だ。家の前には山から流れ落ちる幅2mほどの川が流れているし、海からも2,300m。過去土砂崩れが起こっている危険地帯でもある。幸い夜になって雨脚が弱まったので、避難することはなかったようだが、久しぶりに降った

南阿蘇でもたいへんな降りようで、畑は一時プールみたいになっていた。今夜のオカズのために合羽着て、畑に下りて豆を千切ったり、水菜やカブを抜いたりしたがついでに水の捌け口(水路)を作るためにスコップで溝を掘った。

ジャガイモも雨で現れて実を晒しているし、キュウリの苗も雨の跳ね返りで泥を被り地表に萎れている。畝の表土が激しい雨で表れ流されて、平らになってしまった。雨が止んだら土寄せしないと根が表面に出ているものも多い。可哀想に・・・

庭の楓が幹の途中からポッキリ折れてしまった。

折角作ったガーデンパーゴラも突風で倒された。根っこを穴を掘って、コンクリートで固めるところまでしていなかった。束石に土台を載せたままにしておいたのだが、まだバラも張っていないし風の抵抗にはならないと考えたのが浅はかだった。

11、12日の集中豪雨で恐らく350mmくらいの雨量はあっただろうと思う。まだ阿蘇地方、大雨濃霧注意報が出ている。

さて、これから畑に下りて泥の付いた野菜の葉っぱを一枚一枚水で洗ってやろうと思う。このままにしているときっと枯れるか病気の元。雨の後始末がたいへんだ。

仕方ない。自然の中で共生しているのだからー雨も長い目で見ると必要。この雨の中、半分しか出ていなかった山芋の芽が全部出ているのを発見。雨の力だろう。