今日は休日だったからゴリラに乗ってカムイさんに向かっていたら、
HISPECさんの家の前を通ったら丁度本人がいたから粉体から仕上がったクラッチカバーを返却して、
カムイさんではHISPECさんからベアリング交換を頼まれていたクランクを受け取り、また買い物もして帰ってきた。
写真のこれがその純正軽量クランクなんだけど今は程度の良いクランクが減ってしまったようで用意するのもなかなか大変みたいだ。
交換するベアリングは当然高速ベアリングなんだけど、
ベアリングの寿命よりクランクの大端部の方が早くお亡くなりになるからレーサーのクランクはかなりな消耗品。
部品代もなかなかの出費だからチーム監督は大変だねぇ…
同じタイミングでGPX125の初期オーバーホールと一緒にベアリングを高速ベアリングにして欲しいとの依頼が入り、
設定があるベアリングだけは高速ベアリングを買っておいたんだけど、
前にも書いたと思うがC3やL1C3などは暖気運転をして初めてそのパフォーマンスが発揮されるベアリングだから、
街乗りやツーリングにしか使わないって方には逆にお勧めはしていないし、
むしろ1番安い開放型のベアリングを推薦している。
C3ベアリングはワザとガタが作られていて熱膨張しないとそのガタが無くならないから、
暖気運転をしないのはエンジンにとっても悪く、
下手するとそのガタのせいで他の部品が偏摩耗してしまう。
だからウチでは開放型ベアリングを推薦しているんだけど、
ネガも十分説明してもベアリングはL1C3を入れて欲しいって事だから今回は高速ベアリングの設定のある物だけ交換する。
今日はミニモトさんから販売されているGPX125の初期オーバーホールが終わりやっと納品できた。
しかしミニモトさんのエンジンは未だにシルバー塗装されているから、
私の自費で塗装剥離をしてから組んでお返ししているんだけど、
塗装剥離するって事は本来外さなくても済む部品も全て外してバラバラにして、
剥離してからまた元通りにするから手間はかなりかかるんだが
完成後は見た目がガラっと変わるから仕事した感があるエンジンかもしれない。
今は剥離しなくても良いから昔に比べれば楽になったはずなんだけど、
でも全バラにするには変わりないんだけどねぇ。
次のエンジンはまたGPX125の初期オーバーホール。
今日はベースエンジンをバラすつもりだったんだが、
やる事があり過ぎてそんな暇無かったわ…