
年間3~4機の横型エンジンを弄っている「のりもの倶楽部」南信州版へようこそ。
プライベーターとしてはこのペース、なかなかの数字じゃないですかね。
さて、また新たに横置きエンジンが入荷いたしまして。
前に新聞配達用のカブのボアアップやクラッチ交換の事をチラッと書いたんだけど、
今回は「面倒だからエンジンまるごと交換しちゃえ」って事で、
早速用意したのが上の写真のエンジン。
これもよくヤフオクなどで安く売られている、
110ccの一時側クラッチのエンジン。
このエンジンも多くのユーザーがいるようだし、
150ccエンジン、125cc2次側クラッチ仕様や5速ミッションエンジンと同じく、
中華エンジンを代表するような1機ではないでしょうか。
ニューエンジンが入荷したって事はいつも通り腰上を分解して中を見たいところではありますが、
まずは外見からって事で観察していくと…
見た目はまんま国産の横型エンジンですねぇ。
シリンダーは黒い塗装がされているのでアルミではなく鉄シリンダーで、
クラッチも純正と同じく1次側のクラッチだし、
よく見なければ国産純正と見間違うかもしれないです。
それとヘッド上のカバー。
これは6Vエンジンと同じ縦フィンのみのカバーですね。
中華エンジンで12Vの十字フィンのタイプは見た事ありませんな。

これはエンジンの左側なんだけど、
まずヘッドのフィンが多い事に気が付きます。
もう少し大きければウルトラヘッドみたいに見えるんだけどなぁ。
それとローターは12Vが発電できる大容量の物で、
コイルは6ヶ所タイプの物でした。
一昔前は6Vポイント点火エンジンと同じようなジェネレータでしたが、
中華も日々進化していってますねぇ。
ローターが12Vタイプの物って事はクランクはRクランクで、
当然クランクケースもピックアップコイルが収まるよう12Vタイプと全く同じ、
クランクケースのネジも6Vと違って1本少ない12Vタイプです。
こんな感じで見た目は純正と同じなのですが、
気になるスタッドボルトのピッチもまんま純正と同じ。
純正のスタッドボルトピッチって事は、
シリンダー径は52ミリが限界なので、ストロークが純正のままだったら88cc。
しかし110ccって事なので残りはストロークアップして排気量を上げてると推測できます。
つまり50ミリストロークなら106cc、
51ミリなら108cc、こんな感じですかね。
なのでどちらの場合も四捨五入して110ccって事でしょうか。
ちなみにこのエンジン、当然4速リターンミッションなのですが、
新聞配達のカブに搭載するって事で、
最初から搭載されているロータリーミッションエンジンの遠心クラッチキットをそのまま移植し、
4速リターンの遠心クラッチエンジンを製作する予定。
当然シフトパターンはそのままなので、
N→1→2→3のパターンから、1→N→2→3→4のリターンになってしまうけど、
仕事中は常に2速発進なので1速は使わず、
もし1速を使ったとしても営農サンバーのエクストラローみたいな感じになるかと。
パワーが上がったから2速発進も余裕だし、
遠心クラッチは強化するので新聞配達に問題は無いでしょう。
次回は腰上を分解してヘッドやピストン、シリンダーを観察してみます。
また見て下さいな。

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さて、また新たに横置きエンジンが入荷いたしまして。
前に新聞配達用のカブのボアアップやクラッチ交換の事をチラッと書いたんだけど、
今回は「面倒だからエンジンまるごと交換しちゃえ」って事で、
早速用意したのが上の写真のエンジン。
これもよくヤフオクなどで安く売られている、
110ccの一時側クラッチのエンジン。
このエンジンも多くのユーザーがいるようだし、
150ccエンジン、125cc2次側クラッチ仕様や5速ミッションエンジンと同じく、
中華エンジンを代表するような1機ではないでしょうか。
ニューエンジンが入荷したって事はいつも通り腰上を分解して中を見たいところではありますが、
まずは外見からって事で観察していくと…
見た目はまんま国産の横型エンジンですねぇ。
シリンダーは黒い塗装がされているのでアルミではなく鉄シリンダーで、
クラッチも純正と同じく1次側のクラッチだし、
よく見なければ国産純正と見間違うかもしれないです。
それとヘッド上のカバー。
これは6Vエンジンと同じ縦フィンのみのカバーですね。
中華エンジンで12Vの十字フィンのタイプは見た事ありませんな。

これはエンジンの左側なんだけど、
まずヘッドのフィンが多い事に気が付きます。
もう少し大きければウルトラヘッドみたいに見えるんだけどなぁ。
それとローターは12Vが発電できる大容量の物で、
コイルは6ヶ所タイプの物でした。
一昔前は6Vポイント点火エンジンと同じようなジェネレータでしたが、
中華も日々進化していってますねぇ。
ローターが12Vタイプの物って事はクランクはRクランクで、
当然クランクケースもピックアップコイルが収まるよう12Vタイプと全く同じ、
クランクケースのネジも6Vと違って1本少ない12Vタイプです。
こんな感じで見た目は純正と同じなのですが、
気になるスタッドボルトのピッチもまんま純正と同じ。
純正のスタッドボルトピッチって事は、
シリンダー径は52ミリが限界なので、ストロークが純正のままだったら88cc。
しかし110ccって事なので残りはストロークアップして排気量を上げてると推測できます。
つまり50ミリストロークなら106cc、
51ミリなら108cc、こんな感じですかね。
なのでどちらの場合も四捨五入して110ccって事でしょうか。
ちなみにこのエンジン、当然4速リターンミッションなのですが、
新聞配達のカブに搭載するって事で、
最初から搭載されているロータリーミッションエンジンの遠心クラッチキットをそのまま移植し、
4速リターンの遠心クラッチエンジンを製作する予定。
当然シフトパターンはそのままなので、
N→1→2→3のパターンから、1→N→2→3→4のリターンになってしまうけど、
仕事中は常に2速発進なので1速は使わず、
もし1速を使ったとしても営農サンバーのエクストラローみたいな感じになるかと。
パワーが上がったから2速発進も余裕だし、
遠心クラッチは強化するので新聞配達に問題は無いでしょう。
次回は腰上を分解してヘッドやピストン、シリンダーを観察してみます。
また見て下さいな。

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