南信州のりもの倶楽部♪

エンジンの製作やオーバーホールのご依頼は msworksjapan@yahoo.co.jp から無料見積もりからどうぞ。

6V、GクランクのエンジンにRクランクを組み込む その9

2009年01月23日 20時04分07秒 | 国産横型エンジン編
やぁ。今月は暇過ぎてさすがに危機感を感じている「のりもの倶楽部」南信州版ですよ。
もう今週に入って仕事らしい仕事全然してないです。
時期的には毎年暇なんだけど、もしこの状況がしばらく続くんのでは?なんて考えると、
恐ろしくて貯金額を増やそうかと思ってしまいますねぇ…
もしくは○菱自動車みたくアルバイト認めてもらうとか。
いや、労働意欲が下がるだけか。

ホント、恐ろしい時代になったと実感してしまいますが、
逆にテレビでは芸能界やスポーツ選手の話題、
クスッとも笑えないお笑い芸人しか出てませんな。
おまけに国会では総理大臣に漢字テスト出して肝心な事はそっちのけ。
もうこれ以上ガッカリさせないで、お願いだから。

さてと、くだらん話は置いといて今日の本題。
暇なのでなっと横型エンジンに手を付けはじめまして、
もうしばらく前に腰下は半完成してるので、今日から腰上のお話です。

まず上の写真ですが、見ての通りシリンダーです。
このシリンダーはこのエンジンの当初から装着されていた物で、
社外のアルミシリンダーが入っていたんですが、
内径を測ったら48ミリで、ストロークが41.1ミリなので、
計算してみると75ccのエンジンだったみたいです。
しかし今回はストックしてある52ミリのピストンを入れて88ccにしたいので、
シリンダーのボーリングをして対処する事になりました。

ボーリングはさすがに自分で出来ないので師匠が担当し、
仕事の片手間にやってもらうことになったんですが…









ここで問題になったのがスリーブの厚み。
この時点で3ミリほどしかないのにボーリングなんてしたら、
残りスリーブ厚が1ミリちょっとしかない事になってしまいます。

しかし市販されてるシリンダーも確かこんなもんだったはずなので、
とりあえずボーリングしてから考える事にしました。

そして出来上がったシリンダーが…









これが完成品。
スリーブが薄くなってるのが分かりますかねぇ?









こっちが下側になるんですが、
ボーリングして52ミリに広げてみても、スリーブはちゃんと残ってるように見えます。
しかし実際はそんな事無く、デジタルノギスで計測しても1ミリちょっとしか残ってませんでした。
これはボーリング後、スリーブの下部にC面を作らなかった(実際は作れない)からペラペラに見えないだけであって、
昔見たシリンダーはスリーブがペラペラに見えたもんです。
このシリンダーはピストンを入れる時、多少苦労しそうでしょうけど、
ピストンリングコンプレッサーの代わりにタイラップなど使えば良いだけなので、
「まぁ何とかなるでしょ♪」的な感じが分かってもらえますかね。

で、公差なんですが、
デジタルノギスで内径を簡単に測った結果、
0.02ミリマイナスほどの公差しか無いように見えました。
ピストンの方も52ミリよりは0.05ミリほど小さく作られてるので、
これなら圧縮漏れも無いだろうしOKのレベルではなかろうかと。
前に入ってたピストンなんて48ミリのはずなのに、
どう計測しても0.1ミリ小さかったし。
まぁ、使い込んだピストンであろう事は間違いないし、
マイクロメーターやシリンダーゲージを使って厳密に計測した訳ではないので、
ここでは偉そうな事少しも言えませんがね。

そんな訳でシリンダーボーリングは終ったので、
次はヘッドとピストンの事でも書きましょうかね。
また見て下さいな。



にほんブログ村 バイクブログ バイク カスタム・整備へ ← いつも応援ありがとうございます♪

この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 6V、GクランクのエンジンにR... | トップ | 6V、GクランクのエンジンにR... »
最新の画像もっと見る