やぁ。「のりもの倶楽部」南信州版です。
お久しぶりの更新ですな。
3月は繁忙期って事もあって目の回るような忙しさ。
しかし4月に入り少し暇になったので、久しぶりに真剣に書いてみたいと思います。
とは言っても忙しくてバイク弄ってなかったので、
作業記録でも何でもないんですけどね。
さて、上の写真は友人が所有するタイガーエンジン。
今は壊れて腰下だけ組んだ状態になっているんですが、
前に中華エンジンのオイルフィルターローターを軽量化したので、
いよいよタイガーの方もやってみたくなりましてね。
カバーを外して観察してみたんですよ。
このローターは前に簡単ですが軽量化したんだけど、
ローターの羽のような部分しか削っておらず、
この状態でも重さは1キロ近くあります。
本当はもっと軽量にしたかったんだけど、
それには難題があって…
まずローターに蓋がされていて、
その内部でオイルを遠心分離しているんだけど、
そこを無視して削ってしまうとオイルフィルターの役目は消えてしまうし、
蓋も出来なくなるのでクランクにオイルが行かなくなってしまう…
しかしここはいっそのことフィルターの機能を殺してでも軽くはしたいんだけど…
これはローターを取ってみたところの写真。
少し分かりにくいと思うんだけど、
クランクシャフトにプライマリーギアが被さるように組まれていて、
この状態ではクランクを固定してもプライマリーギアは自由に回転する事ができます。
…って事はローターをもし外してしまうと、
クランクは回転できてもその力はクラッチに伝わらず、
ただエンジンがかかるだけで走らない事になってしまうと言う事です。
何でこんなややこしい構造になってるかって言うと、
僕が思うにこのエンジンのクラッチの構造はタイホンダのカブ100EXで、
1次側のクラッチの構造とクランクはカブ100EXと同じ。
タイガーエンジンは遠心クラッチのラインナップもあって、
こうした方が最小限の部品でどちらのエンジンも作れるからだと思います。
ちなみにこのクラッチの構造はKSR110も同じ。
KSRをマニュアルクラッチにして1次側のクラッチを外すキットが出てますが、
さすがにタイカブをマニュアルクラッチにするようなキットは出ていないため、
一番いいのはそれと同じような物を作っちゃえば良いだけ。
と、言うのは簡単だけどプライマリギアを作るのと同じなので素人の僕らには無理そうです…
これはもう少し上から撮影した写真。
この長いクランクシャフトとプライマリギアを何とか繋げれれば良いだけなんだけどなぁ。
それが出来ればこんなに悩みません。
それでもいくつか案を出してみると、
その1、
まずは純正のローターを極限まで削ってプライマリギアといつも通りドッキングする案。
この場合オイルフィルターの役目は消えてしまいますが、
一番お手軽な方法かと思います。
その2、
純正のローターをもっと削ってからプライマリギアの羽のような部分も大幅にカット。
そしてローターとプライマリギアに穴を空け直してからボルトでドッキングする案。
この場合はその1より大幅な加工が要るものの、
結局ボルト分の重さが加わるため大きな効果は期待できなさそう…
その3、
写真で見ると分かるけどクランクにはスプラインが設けられてますが、
このスプライン、実はCD90のオイルフィルターローターの中のスプラインとピッタリ同じ。
なので中華エンジンから取ったローターの柄の部分だけを使い、
それをプライマリギアとTIGで溶接してしまう案。
この場合、クランクのオイルが通る穴をうまく塞げる事ができれば、
遠心力は弱まるけど遠心分離も出来そうな感じです。
実際作った訳じゃないし文では伝わりにくいなぁ…
オイルがどう流れるかも知っていないと理解は出来ないと思いますが、
うまくいけばオイルフィルターの役目を殺す事無く軽量化する事も可能。
ただもの凄く上手は溶接の技術と大幅な金属加工が要ると思いますが…
そんな訳で考えは及ぶものの実行には結構な手間が要ると思うので、
簡単に手が出せない始末。
やっぱタイガーエンジンを弄るのは大変です。
次回はこのエンジンから離れて遠心クラッチのタイガーエンジンに話を戻します。
また見て下さいな。
にほんブログ村 毎日多くの応援ありがとうございます♪
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3月は繁忙期って事もあって目の回るような忙しさ。
しかし4月に入り少し暇になったので、久しぶりに真剣に書いてみたいと思います。
とは言っても忙しくてバイク弄ってなかったので、
作業記録でも何でもないんですけどね。
さて、上の写真は友人が所有するタイガーエンジン。
今は壊れて腰下だけ組んだ状態になっているんですが、
前に中華エンジンのオイルフィルターローターを軽量化したので、
いよいよタイガーの方もやってみたくなりましてね。
カバーを外して観察してみたんですよ。
このローターは前に簡単ですが軽量化したんだけど、
ローターの羽のような部分しか削っておらず、
この状態でも重さは1キロ近くあります。
本当はもっと軽量にしたかったんだけど、
それには難題があって…
まずローターに蓋がされていて、
その内部でオイルを遠心分離しているんだけど、
そこを無視して削ってしまうとオイルフィルターの役目は消えてしまうし、
蓋も出来なくなるのでクランクにオイルが行かなくなってしまう…
しかしここはいっそのことフィルターの機能を殺してでも軽くはしたいんだけど…
これはローターを取ってみたところの写真。
少し分かりにくいと思うんだけど、
クランクシャフトにプライマリーギアが被さるように組まれていて、
この状態ではクランクを固定してもプライマリーギアは自由に回転する事ができます。
…って事はローターをもし外してしまうと、
クランクは回転できてもその力はクラッチに伝わらず、
ただエンジンがかかるだけで走らない事になってしまうと言う事です。
何でこんなややこしい構造になってるかって言うと、
僕が思うにこのエンジンのクラッチの構造はタイホンダのカブ100EXで、
1次側のクラッチの構造とクランクはカブ100EXと同じ。
タイガーエンジンは遠心クラッチのラインナップもあって、
こうした方が最小限の部品でどちらのエンジンも作れるからだと思います。
ちなみにこのクラッチの構造はKSR110も同じ。
KSRをマニュアルクラッチにして1次側のクラッチを外すキットが出てますが、
さすがにタイカブをマニュアルクラッチにするようなキットは出ていないため、
一番いいのはそれと同じような物を作っちゃえば良いだけ。
と、言うのは簡単だけどプライマリギアを作るのと同じなので素人の僕らには無理そうです…
これはもう少し上から撮影した写真。
この長いクランクシャフトとプライマリギアを何とか繋げれれば良いだけなんだけどなぁ。
それが出来ればこんなに悩みません。
それでもいくつか案を出してみると、
その1、
まずは純正のローターを極限まで削ってプライマリギアといつも通りドッキングする案。
この場合オイルフィルターの役目は消えてしまいますが、
一番お手軽な方法かと思います。
その2、
純正のローターをもっと削ってからプライマリギアの羽のような部分も大幅にカット。
そしてローターとプライマリギアに穴を空け直してからボルトでドッキングする案。
この場合はその1より大幅な加工が要るものの、
結局ボルト分の重さが加わるため大きな効果は期待できなさそう…
その3、
写真で見ると分かるけどクランクにはスプラインが設けられてますが、
このスプライン、実はCD90のオイルフィルターローターの中のスプラインとピッタリ同じ。
なので中華エンジンから取ったローターの柄の部分だけを使い、
それをプライマリギアとTIGで溶接してしまう案。
この場合、クランクのオイルが通る穴をうまく塞げる事ができれば、
遠心力は弱まるけど遠心分離も出来そうな感じです。
実際作った訳じゃないし文では伝わりにくいなぁ…
オイルがどう流れるかも知っていないと理解は出来ないと思いますが、
うまくいけばオイルフィルターの役目を殺す事無く軽量化する事も可能。
ただもの凄く上手は溶接の技術と大幅な金属加工が要ると思いますが…
そんな訳で考えは及ぶものの実行には結構な手間が要ると思うので、
簡単に手が出せない始末。
やっぱタイガーエンジンを弄るのは大変です。
次回はこのエンジンから離れて遠心クラッチのタイガーエンジンに話を戻します。
また見て下さいな。
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色々考えてますよね
マサさんのアップする画像見てて、僕のはやはり中華エンジンのような、タイガーのような・・?
僕も研究材料にもう一つ予備エンジンが欲しいなー
重量が半分になるだけでも違うのですが。
しばらく更新を休んでどうしようか考えていたら、
オイルフィルターの機能を生かしつつの軽量化を思いつきまして。
ただ今製作中であります。
youさんのブログを拝見しましたが、
確かにクラッチはCD90タイプとそっくりですね。
これなら強化スプリングを入れれば強化できますし、
パーツに困らないので逆に羨ましいですよ。
ただクランクはタイガーで間違い無さそうなので、
ローターの軽量化には苦労しますよ~。
僕が持ってる1P56FMIって言うエンジンなら、
排気量は125ccだしビッグバルブだし安いのでオススメですよ♪