南信州のりもの倶楽部♪

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タイガーエンジンは今でも名機

2023年09月30日 21時46分00秒 | 輸入横型エンジン編





昨日と今日なんだがメールの返信や本業に買い物などあちこち行っていて、
またエンジンは作れなかったからまた別のお話でも。

現在ヤフオクで懐かしいタイガー125が出品されていて価格は34,800円で1件の入札が入っている。

昔はこのエンジンのファンで色々やって壊したりしたもんだが、
今でもその価値は下がっておらず中古でもこの金額なんだが欲しい気持ちは痛い程分かるのだ。

先ずヘッドはGPX125と同じビッグバルブヘッドでボア・ストロークは54ミリのスクエア。
クラッチは2次側マニュアルクラッチでミッションのギア比はカブ100と同じで扱い易くトップクロス化も可能で、
キックは最初からBタイプだから中華エンジン初心者の頃は始動に全く悩まなかった。

そして1番の利点と言えばピストンピンが13ミリではなく14ミリのため、
クランクケースのボーリングをすればモダンワークスさんの58ミリボアアップキットが比較的簡単に取り付けられ143ccにボアアップ出来る。

GPX125はクランク交換が必要なんだがタイガー125はその必要が無いからボアアップの敷居が低いのだ。

あとハイカム化は必須だからボアアップとハイカム化でかなりのパワーは出るし、
ミッションも私が使い倒していた時はやはりトップが離れ過ぎている印象だったから、
是非ともウチのトップクロスギアを入れていただきたい。


逆に私が気に入らなかった所はまずミッションのギア飛びが頻発と言うか毎回で、
3速からのシフトダウンで2速を飛ばしてニュートラルに入っちゃうんだけど、
中華エンジンのオーバーホール時に取り付けているギア飛び対策スプリングと、
Z50やAB27のマニュアルミッション用の星みたいな形をしたシフトドラムストッパーに交換するだけで改善されるから、
このエンジンを買った方は必ず行っていただきたい。

ちなみにどの部品もホンダ純正部品で購入可能でスプリング2つはFIカブの物で、
シフトドラムストッパーはモンキーの物だから、
これを交換しておかないと峠で結構危ない目に会うよ。

ちなみに中華エンジンのギア飛び対策セットは部品が3つで部品番号なんだが、
先ずシフトドラムストッパーは24411-GF6-020
チェンジアームの小さいスプリングは24641-061-000
シフトドラムストッパーアームのスプリングは24435-GF6-003

この3点セットはGPX125やロンシン125、LIFAN150などのマニュアルミッションに使えるから、
面倒な事になる前に交換しても良いし、
それでもダメなら私がフルオーバーホールすれば直しちゃうだけの話だ。

明日からもう10月でインボイスも始まるからかなり働かないと納税ができなくなるため、
明日は頑張ってエンジンを作りたいんだが、
でも血が騒いで遊びに出かけちゃったらゴメンね。


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