南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

組み間違いではなく初歩的な確認不足

2023年11月29日 22時49分00秒 | GPX125 エンジン偏





皆さんこんにちは。南信州の人です。

たまに私が製作した中華エンジンがヤフオクに出る時があるんだが、
「製作したのは南信州の人です」みたいな描かれ方するんだけど、
それであればいっそのこと南信州のりもの倶楽部製作と書いて欲しいわw

話は変わるが今日は修理依頼のGPXを作っていた。

ここに来た時はボトムニュートラルミッションが入っていたんだけど、
リターンに戻してセミクロス化にする事になったから、
Bタイプもいれたいつもの仕様で組んでいく事にする。

どうやら前に組んだ方がちゃんと確認せず組んでしまい、
困った挙句ボトムニュートラルに交換したみたいなんだが、
ミッションが全然抜けて来ないのに気が付かないってかなり初歩的なミス。

ちなみにミッション不良の原因は何とカウンターシャフトのオイルシールで、
中のスプリングが飛び出たまま組んであったからシャフトに抵抗がかかり、
たったこれだけのミスでも走らなくなってしまうんだね。

ちなみに今回はクランクケース交換になったので、
長さが合っていなかったボルトは正規のサイズに交換させていただいた。

キャップスクリューは見た目は良いんだが機能性を無視した部品選択は絶対ダメで、
キャップスクリューと8ミリ工具のボルトが入り混じる事になるが、
中古だがホンダ純正ボルトだから組み立て強度は今までよりは上がってる、
と言うか元に戻っただけなんだけどね。













とりあえず腰下までは完成させておいた。

そう言えばオイルポンプのネジ山が完全にお亡くなりになっていたんだが何をしたんだろうか?

まぁ今回はケース交換になったから問題は解決となるが、
もしボルトが抜けて来たらオイルポンプギアがロックしてギアがナメて、
オイル循環が無くなりエンジンブローとなるんだけど、
多分だが分かっていて組んでいたはずだから同業者としては大変残念だ。

ただGPXエンジンって最初の段階からナットの締め過ぎとかは普通だし、
整備解説書に書かれてる締め付けトルクは完全無視だから、
あちこちに地雷が埋まっているエンジンに間違いは無いね。

私の経験だとオイルポンプのボルトはちゃんと締め付けられてるのもあれば、
簡単に緩んでしまう物も結構あるから、
GPXを買ったなら出来ればクラッチカバーを外して、
オイルポンプのボルトがちゃんと締まっているか確認はしていただきたい。

あとテンショナー系の強化は必須だから新品エンジンを買っても、
いきなりクラッチカバーとジェネレーターは外す事になるんだが構造は国産と同じだから、
お近くのホンダのバイク販売店で確認をしていただきたい。

そして中華エンジンだからと断られたら私にお任せ下さいな。

初期オーバーホールとは言ってるが内容は仕様変更がメインだから、
使い方に合わせてプランも色々あるし見積もりは無料だから、
ブログタイトル下のダイレクトメールに連絡下さい。

あと中華エンジンでのご相談はメールでは一切していないんだけど、
電話のみになっちゃうがちゃんと対応するので、
最初にメールをいただければ連絡先を返信します。

面白いトラブルがあったらどうにかしたいし、
私が必ずどうにかするし、そんなエンジンはワクワクしちゃうんだよねぇw







おまけ








今晩の晩酌の友はいつもの野菜サラダと栃尾揚げのハムとチーズのサンド。

栃尾とは新潟県長岡市の地名らしくお揚げはかなり厚いから、
油抜きしてサンド状にしたらハムとチーズをぶち込んでレンチンして、
マヨネーズやピザソースでいただく私の創作料理。

ちなみにコレはドラマ「晩酌の流儀」からインスピレーションを受けた物なんだが、
お揚げは厚いから味付けは濃いめで良いんだけど、
塩や砂糖が体内に大量に入って来る事になるから気を付けてね。

















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