
今日はまた他のエンジンをバラしていて上セル付きのLIFAN125で、
58ミリまでボアアップするんだが塗装の剥離をしたりケースボーリングなども行うためバラバラにしていく。
そして125ccとは書いたんだが実際の排気量は120ccで、
125ccの方は52.5×57ミリだから123ccなんだが、
このエンジンは52.5×55.5ミリだから120ccとなる。
つまりWIN120と同じボアストロークって事だね。
よって58ミリまでボアアップしても151ccにはならず147ccとなるんだが、
それでもかなりの排気量アップになる事は間違いない。
そしてクラッチカバーを見るとまるで2次側遠心クラッチのように見えてしまうが…

後ろ側のボルトはダミーでLIFANのロゴが入ったカバーを外すと1次側遠心クラッチだと偽装工作が簡単にバレてしまう。
よって勘違いしてエンジンを買わないようにね。
あとこのエンジンのミッションはカウンターシャフトが太いタイプだから、
カブのスプロケットが使えないんだがこのエンジン用のスプロケットのラインナップはあるみたいで、
ギア比は確かカブ100EXと同じだったと思ったから、
カウンター側の23丁ギアが下セル付きの物と同じならトップクロス化も可能となる。
あと下セル付きのミッションはシフトパターンがリターンだから4速からニュートラルには入らないんだけど、
このミッションはロータリーだからリターンより扱い易くはなっているが、
今は3,000円程の追加で下セルのリターンもロータリーに出来てしまうんだけど。
昔はロータリーのドラムなんて売ってなかったんだが今では安く買えるから、
上セルだろうが下セルだろうがあまり関係無くなりつつあるね。
ちなみにロータリー化した場合は普通のストップニュートラルの他に、
走行中にニュートラルに入ってしまうドライブニュートラルにも出来るから、
信号待ちの時に空走中にニュートラルに入れておきたい方はドライブニュートラルがお勧めなんだが人気は無いねぇ。
ちなみに私のFIカブのミッションはデヤンの4速をトップクロスにしてドライブニュートラル化してあるが、
幻の5速に入れようとした事はほとんど無いし、
そこまでスピードが出てる場合は直線だろうからトルクが抜けて危険って事は無いと思うし、
そもそも慌てずブリッピングしてニュートラルから4速に戻せば良いだけの話で、
コレに慣れると2度とストップニュートラルには戻れなくなるんだよなぁ。
ただ慣れているミッションが1番だから無理してドライブニュートラルにする必要は全く無いし、
平地しか走らないならトップクロスにわざわざ変更しなくても構わないよ。
このエンジンは腰上までバラしただけて終わってしまったが、
明日はバラバラにしてこの間バラしたカブ90のエンジンと一緒に剥離に出しに行くつもりで、
週末は出来ればGPXエンジンを作っていかないと春に間に合わなくなっちゃうよ…