今日は昨日の続きのW190をバラしていたんだけど、
やはりミッションブローも無く正しく使っておられたみたいだったので、
腐食を取るために早速マストテクノさんに持って行った。
帰って来たらブラストする物はブラストして212ccにボアアップして組んで行く予定で、
このエンジンには関係無いが強化テンショナーもやっと再販されたからガンガン製作して出来るだけ土地代を稼がないといけないから、
会社の経営者になるってホント大変だわ。
次はヤフオクで最近販売が始まった1次側遠心クラッチの125ccエンジンなんだが、
剥離は終わっていたので早速組み立てて行った。
まず左側クランクケースなんだがいつもは6203のベアリングが使われている場所は6303と刻印のある大きなベアリングが入っていて、
多分だがクランクケースはバギー用のエンジンと共用だと思われる。
よってこの部品の外側のオイルシールも大きくなっているんだけど、
国産品でこのオイルシールが購入出来るかは不明で、
国内規格品でないと購入は難しいかもねぇ。
あとこのエンジンのミッションなんだが調べてみたらちゃんとロータリーにはなっているんだけど、
ドラムストッパーが無いため走行中に4速からニュートラルにスコーンと入ってしまうので初めての方は気を付けてもらいたいんだけど、
信号で停車する場合など空走中でもニュートラルに入れる事が出来るため、
ストッパーを外して欲しいって方もかなり多くて、
新聞配達で使うエンジンをオーバーホールする時は、
空走中にニュートラルに入った方がいちいち停車してニュートラルに入れなくてもよいので外して欲しいとよくお願いされるなかな。
よって4速からアップは可能なんだが幻の5速ではなくニュートラルに入っちゃっただけだから糠喜びしないように。
ちなみにミッションのギア比は以前聞いたように12Vの4速リターンミッションと同じだから、
調べてはないがカブの4速用トップクロスギアに交換は多分出来ないと思うし、
もしドグの形が合ったとしても1.043が1になり逆にオーバードライブ傾向となるから交換したいなんて方はいないと思うかな。
だからと言って4速を1.09にしたいと思ったとしても、
中華エンジンはドグの形状が大きめ作られれている場合がほとんどだから、
モンキーRの4速ギアが流用出来るかは不明だ。
このエンジンもヘッドはLIFAN125の1次側遠心クラッチと同じだからハイカムに交換は可能で、
ノーマルカムだとオーバーラップでバルブはほとんど閉じてるんだけど、
ハイカムだとご覧のように両方のバルブはかなり開いているし、
バルブのリフト量もかなり増えるためかなりパワーアップする。
と言うかノーマルはカムのプロフィールでパワーを抑えているようなもんだから、
ハイカム化はパワーアップと言うかただリミッターが外れただけと言っても良い気がする。
ただ車体が何も強化されていないカブにこのエンジンを載せてしまうと、
スピードはやたら出るけど止まらないから怖いと良く言われるかな。
今日は写真のように腰上まで組んでおいたが、
取り付け予定の強化テンショナーがまだ届かないし、
クラッチカバーとジェネレーターカバーは剥離したら型抜きの時に付いた研磨傷が酷いためブラストが必要なため、
完成はもうしばらく先になると思う。
ただブラストは出来れば晴れの日に行いたいんだが今週は雨の日が多くなりそうだねぇ。