
またタイガーエンジンの話。
このエンジンは上セルでジェネレーターカバーを付けないとトップが分からないから、
バルタイを出す前にジェネレーター側を組んでいく。
ワタクシのエンジンはセルを取っぱらっているためジェネレーター側はシンプル。
さらに、山ちゃんに昔旋盤で不必要な部分を削ってもらったから、
セルがある場合に比べて少し軽くなっている。
それでもセルのワンウェイクラッチはかなり重いから、
全部付いてたらもっと重いんだろうねぇ。

ジェネレーターカバーを付けたらバルタイを出してみる。
ホントは全円分度器かタイミングプレートを使うんだが、
いつも山ちゃんに借りているため今回はいつものオーバーラップ位置でピストントップに合わせてカムスプロケットを固定してやる。
ただ、バルブとピストンが近くて接触しそうな場合は、
やっぱりタイミングプレートを使わないとダメ。
ちなみにこのカムの場合バルタイはロブセンターで106度と山ちゃんに習いますた。


クラッチカバーに色々な部品を戻してアッと言う間に完成。
今回はオーバーホールって言っても腰下は開けてなく、
ただミッションが飛ぶ対策しかしてないけど、
ジェネレーターカバーとクラッチカバーの塗装を剥離して、
スチールウールで磨いただけてかなり印象が変わったかな。
そんな訳でタイガーエンジンはこれで終わり。
ホントは載せ換えたいんだけど他のエンジンの受注を受けたため、
次はそっちを作っていく。
ただこっちはちゃんとした売り物で、
かなり丁寧に作って喜んでもらえるエンジンにしないとだから、
作ってる過程をちゃんと写真に収めてアップしていきましょうかね。